【能登ドライブ】かほく〜七尾の建築とアート巡り。西田幾多郎記念哲学館・七尾美術館・能登食祭市場
金沢から日帰りで楽しめる、かほく市〜七尾市の能登ドライブへ出かけませんか。かほく市では、西田幾多郎記念哲学館で安藤忠雄建築の空間を体感し、カジファクトリーパークで現代アートとものづくりに触れます。さらに七尾市では、石川県七尾美術館で長谷川等伯ゆかりの文化に出会い、帰りに「道の駅 能登食祭市場」で海の幸やお土産探しも楽しめます。この記事では、金沢から日帰りで訪れやすい、かほく〜七尾の建築とアートスポットを厳選して紹介します。
今回ご紹介するスポットの地図はこちら
本記事で紹介するスポットを、地図上にまとめました。ドライブ中に「次はどこへ行こう?」と迷ったときや、立ち寄り順を入れ替えたいときに便利です。各スポットの位置関係や移動距離の目安を確認しながら、自分のペースでルートを組んでみてください。駐車場の有無や周辺の立ち寄り先も合わせてチェックすると、旅がさらにスムーズになります!
- JR金沢駅 (鼓門・もてなしドーム)
- 石川県西田幾多郎記念哲学館
- KAJI FACTORY PARK
- 石川県七尾美術館
- 道の駅 能登食祭市場
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10:00 金沢駅を出発
まずは金沢駅から口能登エリアへ向けて出発します。金沢駅周辺にはレンタカー店やカーシェアサービスが多く、車を持たない観光客でも気軽にドライブを楽しめます。
金沢駅から「のと里山海道」を目指し、道中では海や田園風景を眺めながらドライブを楽しみましょう。
10:30 石川県西田幾多郎記念哲学館(かほく市)
最初に向かったのは、かほく市が生んだ日本を代表する哲学者・西田幾多郎(にしだ きたろう)の思想に触れられる場所。日本で唯一の哲学博物館です。しかし、ここは単なる「歴史資料館」ではありません。世界的建築家の安藤忠雄氏が、西田哲学の「思索」という行為そのものを空間として設計した、まさに体験型の建築作品です。
駐車場から見上げる丘の上に、凛として佇むコンクリートの造形。階段を上る間、広大なかほくの景色を想像しながら、振り返りたい衝動をグッとがまんします。
階段を上り切ったところで振り返ると、眼下にはすばらしい眺望が広がっています。ここからは、西田幾多郎を生んだかほく市を見渡すことができ、横に貫き走る北陸新幹線、そして奥には美しい山並みが広がります。
かほく市を一望する絶景
天気に恵まれれば、東に富山県の立山連峰まで見渡すことができます。この日は、南の方角に白く輝く白山も見えました。
眺望のすばらしさはこれだけではありません。日本海の夕焼けや、その光を受けて赤く染まる立山連峰が見られるほか、雨上がりには大きな虹が架かることもあるそうです。見られるかどうかは運次第ですが、さまざまな表情に出会えるこの場所は、まさに絶景です。
エントランス
清々しい空気の中で深呼吸をしたあと、館内に一歩踏み入れると、そこはもう安藤建築の世界。打ち放しコンクリートの無彩色に差し込む柔らかな光が、やさしく迎えてくれます。
建物は、「展示棟」と「研修棟」からなり、研修棟は観覧料不要で入ることができます。「考えること」をテーマに設計されたこの建物には、あちこちに“思索と対話”のスペースが設けられています。瞑想の空間「ホワイエ」もそのひとつ。
瞑想の空間「ホワイエ」
地下から1階までを貫くすり鉢状の空間「ホワイエ」には、天井から柔らかな光が筋状に差し込みます。底に立って見上げると、まるで空から収束する自分の存在を感じることができます。しばらく空を仰いでいると、「収束しているのか、いや自分が発散し空につながっているのか…」と、空間の中にいる自分を強く感じ、まさに「思索と対話」にふさわしい空間であることを実感できます。
光と余白の空間
ホワイエの外には、半螺旋状の階段と、天井のスリットから差し込む光が壁に落ちる広い空間があります。ここでの主役は、意図的に設計された「光と余白」。季節や時間によって表情は刻一刻と変化し、違った光景が現れます。
写真は冬の午前中の光景。二度と同じものは見られない、光のアートです。
まっすぐ歩けない!?光の回廊
この空間とホワイエの間には短い回廊があります。
すり鉢状の形に沿って壁が斜めになっているからか、回廊の中に立つと少し感覚がずれるような浮遊感があります。不思議な感覚に包まれながら、ゆっくりと中を歩きました。
絶景の展望ラウンジと図書室
研修棟の5階には、ガラス張りの「展望ラウンジ」があります。エレベーターで上がり、扉が開くと、そこは絶景の癒し空間。
ここからは、かほく市を一望するすばらしい眺めが広がります。2階にある喫茶室でドリンクをテイクアウトして持ち込めば、最高のカフェタイムになりそうです。
※喫茶室のドリンクのみ持ち込み可能です。それ以外の飲食物は持ち込めません。
また、2階には図書室があり、西田哲学のみならず哲学・思想に関する本が並びます。利用カードを作れば貸出も可能ですが(※)、貸出対象外の方でも閲覧は自由にできます。他の図書館では見つからないような、哲学・思想の専門書を探してみてはいかがでしょうか。
※かほく市内に在住・在勤・在学の方のほか、石川県内に在住・在学の方も、哲学館図書室の蔵書に限り貸出が可能です。
いざ哲学の世界へ
哲学の入り口を体験できたら、ぜひ哲学そのものに触れてみてください。西田幾多郎の貴重な資料と詳細な解説で、哲学をより深く知ることができます。館内にも洗練された設計が随所にあり、安藤建築ならではの打ち放しコンクリートと光のリズムが、あちこちに見られます。
展示棟には3つの展示室があり、それぞれ「哲学へのいざない」「西田幾多郎の世界」「西田幾多郎の書」をテーマに、貴重な資料が展示されています。
文字による解説だけでなく、展示のあちこちに哲学をよりわかりやすく知るためのしかけが用意されており、哲学に詳しくなくても十分に楽しめます。奥へ進むと、西田幾多郎の生涯を解説した動画(複数本で合計約10分)を上映する展示もあり、西田哲学のルーツを知ることができます。
展示には西田幾多郎が残した言葉が随所に見られ、展示室の吹き抜けにも、その中の一文が大きく掲げられています。いくつかの言葉は「ワードカード」として置いてあり、こちらは自由に持ち帰ることができます。
空の庭
展示棟の地下、「西田幾多郎の書」の展示奥に設けられた「空(くう)の庭」。
屋外に通じるドアから短い通路を抜けると、そこにあるのは何もない石畳の空間です。立ち止まり、頭上を仰ぐと、そこには切り取られた四角の空。この日は雲ひとつない晴天で、少しひんやりとした清々しい空気を感じられましたが、訪れるたびに違う色や表情に出会えそうです。どこまでも高く遠い空を眺め、しばし瞑想のひとときを過ごしてみてください。
基本情報・アクセス
石川県西田幾多郎記念哲学館
所在地:石川県かほく市内日角井1
電話番号:076-283-6600
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:
・月曜日(祝日の場合は翌平日)
・年末年始(12月29日~1月3日)、展示品の入替期間、メンテナンス期間
※詳細は公式サイトよりご確認ください。
観覧料:
・一般:300円(20人以上は団体料金250円)
・高齢者(65歳以上):200円
・高校生以下:無料
・障害者手帳をお持ちの方及びその介助者(1人):無料
駐車場:普通車100台
交通アクセス
<車>
・北陸自動車道[金沢東I.C] - 国道159号線(約20分)
・のと里山海道[白尾I.C](約3分)
<公共交通機関>
・JR金沢駅 - 七尾線(25分) - 宇野気駅 - 徒歩20分
12:00 カジファクトリーパーク(かほく市)
哲学館で思索に浸った後は、車で約3分ほどの距離にある「カジファクトリーパーク」へ。ここは、超軽量ナイロン生地などで世界中のスポーツブランドやハイメゾンを支える「カジグループ」の拠点です。
「日本の繊維を元気にしたい」という想いを形にする場として2025年にオープンした施設ですが、どこを見ても工場とは思えないほど洗練された建物です。駐車場から子供たちが遊べる「WELCOME GARDEN」を抜けて、建物に向かう階段を上がります。
繊維の現代アートがお出迎え
入口の手前で迎えてくれるのは、白い繊維をモチーフにした現代アート。金沢市出身の陶芸家であり建築家でもある奈良祐希氏の作品「filament」です。
「航空機や宇宙スペースシャトルに使用されている炭素繊維複合材料(CFRP)を極細化し、社員数と同じ331本配置してパブリックアートを創出。1本ずつ慎重にデザインされた方向に5度ずつ傾けることで個性的なモアレ現象の幻を現出させ、「原糸」の抽象化を意図しています。」(奈良祐希氏のInstagramより)
モアレ現象とは、規則的な模様が重なり合ったときに、全体が縞模様のようにもやもやと見える現象だそうです。「キレイ!」と思って見ていただけでしたが、細部まで計算し尽くされた奥深いアートでした。当時の社員数と同じ本数、というところに、カジグループの温かい社風を感じますね。中に入ると、さらに楽しい体験が待っていました。
中に入ると、目の前に現れる「クリール(糸掛けスタンド)」と「ビーム(糸を巻いた部材)」。工場内にあるものと同じ仕様で、その数と迫力に圧倒されます。同時に、2階まで吹き抜けた大空間が、心を開放してくれます。左手のカフェレストランに目をやりつつ、クリールの壁に沿って右奥へ進みます。
奥へ進むと、緩やかな階段が現れます。クリールに囲まれた階段を上り切ると、風で優雅に舞い上がり、ゆったりとたなびく美しい布のモチーフが展示されています。「79」は金の原子番号で、希少性や高い価値になぞらえた数字。合成繊維で新たな価値を生み出し、その価値をさらに高めていくカジグループの挑戦を表しているそうです。
その挑戦がよくわかる、工場見学スタートです!
繊維のことをより身近に感じる展示
2階を奥へ進むと、さまざまな生地と解説の展示があります。カジグループが開発したテキスタイルブランド「KAJIF」の生地に実際に触れながら、繊維について学べます。また、生地が使われているウェアも展示されていて、よく見ると有名なアウトドアブランド名がずらり。私が普段お世話になっているブランドのウェアもあり、地元企業が世界に貢献していることを知って、驚きと感謝の気持ちまで湧いてきました。
最後の扉を抜けると、ガシャガシャという規則正しい音とともに、実際に稼働している工場の上に出ます。織機が整然と並び、一律のリズムで動いているのを眺めているだけで、時間を忘れて見入ってしまう空間。どこまで続くのだろうと思うくらい広い工場で、約160台もの織機があるとのことです。どこを切り取っても、工場の概念を覆す美しい空間。ものづくりの熱気と、アーティスティックなデザインが見事に調和しています。
製品を手に取れるショップ
ファクトリー内にはショップが併設されており、カジブランドの洋服や鞄などのグッズを購入できます。製品にかける想いやストーリーを体感したあとに手に取る繊維製品は、自然と納得が深まるはず。どれも軽くて丈夫で、しかもおしゃれです。生地を使った製品のほか、工芸品や食器、食品まで、石川県が誇る素材や技術を生かしたアイテムも豊富にそろっています。ぜひお気に入りを探してみてください。
ワークショップも毎日開催!
生地で作るワークショップも開催されています。生地の端切れを再利用して作る作品は、どれもカラフルでポップ。当日申し込みで体験できますが、実施時間が決まっているため、事前に時間を確認して予定を組むのがよさそうです。また、日によって作れる作品の種類が変わるので、公式サイトで確認してみてください。
地産地消がコンセプトのレストラン「79 KITCHEN」
併設されたカフェレストランでは、外を眺めながら地元の食材を使ったランチをいただけます。地産地消がコンセプトで、料理には石川県や北陸地方の生産者から直送された新鮮な食材を使用しているそうです。店内はとても広く、ゆったりとした時間を過ごせます。
窓の外は、オリーブの木がシンボリックな「OLIVE GARDEN」になっています。オリーブの木は2本あり、それぞれ樹齢約1000年と500年以上だそう。たしかに、やさしいおじいさんのような風格の木に見守られながら、カフェラテをいただいたのでした。天気が良ければ、テラスから外に出てブランコに乗れます。この日は遠くに立山連峰まで望め、とても気持ちの良い時間でした。
次は、さらに足を延ばして、能登の入口、七尾へGO!
基本情報・アクセス
KAJI FACTORY PARK
住所:石川県かほく市大崎ヲ102-1
電話番号:076-255-6111
開館時間:11:00〜18:00
休館日:不定休・レストランのランチのみ水曜休み
入館料:無料
駐車場:無料駐車場あり・82台
15:00 石川県七尾美術館(七尾市)
かほく市を後にし、のと里山海道を北上して七尾市へ。日本海を見ながら約1時間ほどのドライブです。海から少し離れた高台に建つ「石川県七尾美術館」は、学校や武道館などの文化施設が並ぶエリアにあります。
能登の経済・文化の中心地である七尾市は、桃山時代の画聖ともいわれる長谷川等伯を生んだ地でもあります。その文化的素地から、規模は大きくないものの地域に根付いた特色のある美術館として、1995年に開館した能登で唯一の総合美術館です。展示室のほか、アートホール、市民ギャラリーがあり、市民に開かれた能登の文化拠点となっています。
3つのモニュメントがお出迎え
美術館の入口や芝生広場にある小山の上には、見ごたえのあるアート作品が点在しています。光を浴びて輝く鉄のオブジェは、七尾市出身の吉田隆氏の作品「アルパ 97’」。吉田氏は、竪琴(たてごと)をモチーフとした作品を多く手がける彫刻家です。呼応するように設置された円錐形のモニュメントにも、思わず目が留まります。どれも円と直線の組み合わせで、知らず知らずのうちに癒しを与えてくれます。
池に架かる橋もアート!
屋外展示場と芝生広場の間には、池とそこにかかる橋があります。この橋にも円をモチーフにした装飾が施され、ひとつの大きなアートになっています。現在は水が抜かれ、復旧まではもう少し時間がかかりそうですが、上から眺めたり遊歩道を回ったりすると、小山の裏手から園路の入口へ出ることができます。大きな円の前は、フォトスポットとしてもおすすめです。
館内の様子
中に入ると、ドーム型の屋根の内側にはライトが埋め込まれ、こちらもやさしい光を落としています。七尾美術館は、実業家・池田文夫氏が収集した「池田コレクション」や能登ゆかりの作品を所蔵し、長谷川等伯に関するシリーズ展を継続的に開催しています。また、秋には親子で楽しめる「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」も行われます。
地域に開かれたこの美術館には市民ギャラリーもあり、この日は地元の小中学生による水墨画作品が展示されていました。長谷川等伯の作品をお手本に、個性豊かな水墨画が並び、家族や地元の方が途切れることなく出入りしていました。
長谷川等伯を動画で知るハイビジョンコーナー
館内では、長谷川等伯の生涯と作品を解説した動画が視聴できるハイビジョンコーナーがあります。「能登の時代」から始まり、京都へ上洛し「等伯」と改名してからの「桃山美への到達」、そして晩年の「衰えることなき探求」まで、いくつかの動画に分かれています。それぞれ10分程度なので気軽に視聴できる長さですが、作品の見どころなどを詳しく知ることができ、とても見ごたえがありました。
また、長谷川等伯(信春)の作品の複製も展示されています。重要文化財に指定されている4作品の複製を順番に展示しており、間近でそのすばらしさを鑑賞できます。丁寧な解説もあるので、より理解が深まります。
アートに心癒された後は、近隣を散策するもよし、お土産を買いに市場に立ち寄るもよし。七尾の風景や海からの風を感じながら、のんびりと過ごしてみてください。
併せて以下の記事もご覧ください!
基本情報・アクセス
石川県七尾美術館
所在地:石川県七尾市小丸山台1-1
電話番号:0767-53-1500
営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:展覧会によって休館日が異なります(展示替え期間、年末年始)
観覧料:
大人1000(900)円以内、大学生350(300)円以内 ※展覧会によって観覧料が異なります。
高校生以下無料(高校生の方の学生証のご提示をお願いします)
※( )内は20名以上の団体料金
駐車場:普通車62台、大型車4台(無料)
交通アクセス
<車>
・能越自動車道[七尾城山]または[七尾IC]から(約10分)
・のと里山海道[徳田大津JCT]から(約15分)
<公共交通機関>
JR七尾駅より約徒歩20分
市内循環バスまりん号・・・JR七尾駅前「ミナ.クル」ビルバス停から「七尾美術館前」下車(順回り約8分、逆回り約14分、1日各8便)
16:30 七尾のお土産どころといえば「道の駅 能登食祭市場」
感性を満たした後は、お土産を買いに立ち寄りたい場所があります。美術館から車ですぐの「道の駅 能登食祭市場」は、地元の人も訪れるお土産や海産物の宝庫です。旬の時期には色鮮やかなカニや牡蠣、地元の鮮魚が並ぶ市場です。活気ある雰囲気は、静かな建築巡りとはまた違った楽しさ。新鮮な海産物や能登の銘菓、お酒、工芸品などを買って、ぜひ自宅でも旅の続きを味わってください。
少し足をのばして和倉温泉へ
七尾市街地から車で約15分。せっかくなので「和倉温泉」まで足を伸ばしてみませんか?和倉温泉は、開湯1200年の歴史を誇る、全国有数の温泉街です。七尾湾内浦に面し、穏やかな海を望む旅館が立ち並ぶエリア。
能登半島地震で大きな被害を受け、温泉旅館も休業が相次ぎましたが、現在は新たな旅館もオープンし賑わいが少しずつ戻りつつあります。
街の中心には、気軽に誰でも利用できる「総湯(共同浴場)」が、そして日帰り入浴が可能な宿もあります。ドライブ旅の締めくくりに疲れを癒やすのも、大人旅の醍醐味です。
冬の能登半島をドライブする際の注意!
冬道にはスタッドレスタイヤが必須!
能登方面のドライブは、初めて訪れる方には少し注意が必要です。雪が積もっていてもそうでなくても、気温が低くなる季節は路面の凍結に注意が必要です。冬の能登路を運転するには、冬タイヤは必須です。レンタカーを借りる際でも、必ずスタッドレス装着車を選んでください。運転に自信のない方には、観光タクシーの利用をおすすめします。
能登半島は広い!その距離感を知ろう
もうひとつ、準備として知っておいていただきたいのがその圧倒的なスケール感です。また能登半島は広く、半島の先端から和倉温泉までは、道のりで約100kmもあります。「ちょっとそこまで」のつもりが、移動だけで半日終わってしまった……なんてことにならないよう、目的地までの所要時間は事前にしっかりとチェックしておきましょう。
【金沢エリア|建築 × アート × 景観】
旅の参考に、金沢と能登のアートスポットをピックアップしました。金沢は、伝統工芸や歴史ある街並みに、現代建築やアートが自然に溶け込むのが魅力。短い滞在でも回りやすく、雨の日でも楽しめる施設が多いので、ドライブ旅の前後に組み込みやすいエリアです。
【能登エリア|建築 × アート × 景観】
能登エリアの「建築 × アート × 景観」を楽しめるスポットをピックアップしました。能登は、海と里山の風景そのものが大きな魅力で、そこに美術館や建築、パブリックアートが点在することで、移動の時間まで含めて“作品を巡る旅”になります。!
旅のまとめ
今回は、かほく市からスタートし、アートにどっぷり浸った七尾市までの能登ドライブでした。締めくくりは、現代建築と歴史を超えた日本絵画の美が融合する、とてもあたたかい美術館。空間も、迎えてくれる人も地域に根付いていて、取材に応じていただいた学芸員やスタッフの方々のやさしさにも、心がほどける1日でした。
帰り道は、再びのと里山海道に乗り、少し傾き始めた太陽に照らされる日本海を眺めながらゆっくりとドライブ。日没時間と重なれば、美しい夕焼けも見られるドライブコースです。美しい景色に心も満たされる、おすすめの旅です。