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金沢駅から西側は、まだまだ知られていない穴場がたくさんあります。

中央市場からスタートし、金石港へ向かって金沢を探検してみましょう。

金沢市中央卸売市場は金沢駅から車で約5分、1966年の開場以来、北陸の食を支えてきました。

新鮮な魚を使った定食に加え、ガッツリ系のお肉料理や老舗ラーメンなど多彩な名店が並び、地元民にも愛されています。

駐車は各店舗前が基本ですが、混雑時はスタッフに尋ねると臨時スペースを案内してくれることも。アクセスは晴れた日はレンタルバイク、雨の日はタクシーが便利です。

金沢で知らない人は少ない「魚がし食堂 中央市場店」。
東力店の開店をきっかけに誕生し、その後瞬く間に人気を集め、寿司や海鮮料理を気軽に楽しめる食堂として定着しました。

お刺身はもちろん、海鮮丼や煮魚定食などメニューはとても豊富。
多店舗経営による大量仕入れを活かし、新鮮な魚をリーズナブルに味わえるのが魅力です。

人気メニューは、その日に入荷した鮮魚を使った「定食」や「海鮮丼」。
売り切れ必至のため、迷わず注文しておきましょう。

また、毎年9月頃から底引き漁が始まり、ガスエビなどこの時期しか食べられない旬の食材を使ったメニューも登場します。

市場ならではの四季折々の味覚を楽しめるのも魅力です。

連日オープン前から行列ができるため、訪れるならできるだけ早めに向かうのがベター。

閉店の１時間前には受付が終了する場合もあるので、時間には余裕を持って訪れてみてください。

辻屋商店食堂は、約10年前に「大衆食堂」として中央市場に誕生しました。
地元の常連客だけでなく観光客からも注目を浴び、今では開店早々に「限定ランチ定食」が完売してしまうほどの人気っぷり。

市場直送の魚を使った「アジフライ定食」も、海鮮部門で不動の一番人気。
仕入れ直後の鮮度抜群のアジを丁寧にさばき、ホクホク＆サクサクに揚げた一皿です。

そしてお肉派から圧倒的な支持を集めるのは「とんばら定食」。
８種類の野菜とフルーツでじっくり煮込んだ甘めの特製ダレがクセになる逸品で、贅沢にも温玉付き。リピーターが後を絶たない人気メニューです。

その他、冬季限定のブリ料理やカキフライなども見逃せません。
夜の営業もありますが、品切れが多いため、狙うならランチタイムの11時（少し前）に訪れるのがおすすめです。

創業30年以上の老舗である「寿司ぽん太」は、手頃な価格で本格的な寿司が味わえるとあって、多くの常連客に愛され続けている名店です。
人気の理由は、市場直送の新鮮な食材に加え、若いスタッフのサービス精神と心配りにありました。

ランチタイムには限定メニューが登場し、あら汁も無料でついてくるため、行列必至の人気ぶり。
店長おすすめは「サーモン三昧」ですが、日によっては「旬の魚の煮付け（小鉢）」といった隠れメニューが登場することもあります。

これらは店内の壁に心を込めた手書きの張り紙で案内されるため、席に着いたらぜひ見回してみてください。

若いスタッフが中心となり、金沢の飲食業界を盛り上げようと日々挑戦する姿は、訪れる人の心を打ちます。

進化を続ける「廻る寿司ぽん太」で、その魅力をぜひ体感してみてください。

こちらの肉食堂を運営する「天とてん」グループは、もともとステーキ店として事業をスタートしました。
そのため高品質な肉の扱いに長けており、店内で提供される料理はどれも絶品。

ボリューム満点で味もしっかりしているため、「また食べたい」とリピートするお客様が多いそうです。

特に人気なのが「肉食堂ステーキ丼」。

月に2,000杯も出るという看板メニューで、初めて訪れる際にはぜひ味わっていただきたい逸品です。

この肉丼に合わせる特製ダレは、二代目社長が自ら開発したもの。

何度も試行錯誤を重ねて完成させた秘伝のタレは、玉ねぎと醤油の旨味たっぷり。贅沢に絡めて堪能してみましょう。

さらに毎月29日には限定メニューが登場し、多くの常連客が楽しみにしています。ぜひこの機会もお見逃しなく。

こちらのお店では、旨味あふれる厳選牛たんやステーキを、目の前の鉄板で仕上げてくれるライブ感たっぷりの食堂です。

メニューが豊富なため、初めて訪れる方は「どのお肉を選ぶか」「どのグラムがちょうどいいか」で迷ってしまうかもしれません。

そんな時におすすめしたいのが「牛たん食べ尽くし定食」。
女性ファンも多く、ご飯の量も大・中・小から選べるため、ちょっぴり贅沢なランチにぴったりです。

平日のランチタイムはオープン前から行列ができるほどの人気ですが、夜は比較的ゆったり。
落ち着いた雰囲気で味わいたい方には、ディナーでの利用もおすすめです。

店名「神仙」は、“他には真似できない存在”“朽ちることのない存在”という中国の思想から名付けられました。
その名の通り、2003年のオープン以来、金沢のラーメン業界に旋風を巻き起こし、平日でも行列が絶えない人気店となっています。

看板の濃厚豚骨スープは、選ばれた職人たちによって生み出され、多くのファンを魅了してきました。
さらに麺にも強いこだわりがあり、オリジナル小麦「風神仙」を使用。深みのある国産小麦と、コシのある外国産小麦を絶妙に調合し、一から作り上げた特製麺を提供しています。

その他、ご飯ものやサイドメニュー、卓上に置かれたキャベツキムチに至るまで、代表の想いが詰まった一品ばかり。

曜日ごとにトッピング無料や替え玉無料といったサービスも実施されているので、店舗情報もぜひチェックしてみてください。

黄色い看板が目を引く老舗ラーメン店・亀次郎。
1970年の創業以来、現在は二代目店主が暖簾を守り続けています。

「子どものお小遣いでも食べに来られるように」という先代の想いを受け継ぎ、今も“安くて美味しい”を大切にするお店です。

朝8時から営業しているため、朝食にラーメンを楽しむ人や、夜勤明けに立ち寄る地元の常連さんの姿も多く見られます。

自慢のスープは鶏ガラと豚骨をベースにしたあっさり醤油味。透き通るように美しいスープが特徴で、シンプルながらも深みのある味わいです。

そして数あるメニューの中でも特に人気なのが「カレーラーメン」。
このスープにご飯を入れて食べるというスタイルは、昔からの常連客の提案がきっかけで広まり、今では“裏メニュー的な楽しみ方”として定番になったのだとか。

一度食べたら定期的に恋しくなる、そんな味と店主の人柄を体感しに行ってみてください。

金沢を訪れたなら、市場直結ならではの中央市場食堂は外せません。お店が軒並み並んでいて最初は迷いやすいので、事前に“行きたいお店の位置”をチェックしておくのがおすすめです。

もしランチタイムに入れなかった時は、夜の営業にチャレンジするのも良いですね。

食事を楽しんだ後は、そのまま金石街道を進んで金沢港クルーズターミナルへ寄り道し、帰りには大野港の名物「醤油ソフト」をデザートに。

市場の賑わいから海辺の開放感まで、金沢ならではの味覚と景色を満喫してみましょう。

金沢中央市場の食堂には、地元民も太鼓判を押す自慢のグルメが並びます。活気あふれる市場の雰囲気に触れながら味わう一皿は、元気と笑顔を届けてくれる特別な思い出になるでしょう。

一度きりの観光で終わるのではなく、金沢を訪れる度にぜひ何度でも立ち寄ってくださいね。