石川県観光公式サイト

今回おすすめするお店をマップにまとめました。各店の位置関係や周辺スポットを確認して、お出かけの参考にしてくださいね。

金沢駅周辺には、観光客にも地元民にも人気のアクセス抜群な定食屋が集まっています。
駅近の金沢クロスゲートにある老舗おでん屋「あまつぼ」と、駅構内で郷土料理を味わえる「黒百合」。
旅の始まりや締めくくりに立ち寄りたい、注目の2軒をご紹介します。

一番人気の金澤おでん定食。旅の始まりにふさわしい老舗の味

 お椀から立ちのぼる湯気とともに漂う、澄み切った出汁のたまらない香りにうっとり。
創業61年を誇る老舗おでん屋「あまつぼ」では、醤油を使わず、昆布とかつお・酒・塩だけで毎日仕込む出汁が自慢です。ひと口含めば、しみじみと優しいのに奥深い旨味。大根は箸がすっと入るやわらかさ、揚げからはじゅわっと旨味があふれ、思わず目を閉じて噛みしめたくなる美味しさです、これぞ金沢の奥ゆかしさ‥。

そんな金沢おでんがメインの「金澤おでん定食」はお店の看板メニューであり一番人気！香ばしい茶飯が、澄んだおでん出汁と相性抜群で、最後のひと口まで箸があっという間。

「金沢おでん老舗50年会」だけで食べられる金時草のはんぺんは、見た目も可愛らしく、旅の記憶に残る一品です。

欲張り派には、金澤おでんとミニ海鮮丼のセットがおすすめ！ぷりぷりの甘えび、輝くいくら、ふわっとした蟹身が必ずのる贅沢な丼と一緒にいただけば、金沢の海と郷土の味を一度に堪能できますよ。

※刺身の内容10種類は仕入れの状況によって変わることがあります。

※メニューも変更する場合があります。

金沢駅から徒歩1分、クロスゲート金沢の中にあるので、観光や出張の合間にも立ち寄りやすい好立地。駅直結の商業施設内なので、雨や雪の日でも濡れずに行けるのも嬉しいポイントです。

木の温もりを感じる暖簾と「金澤おでん あまつぼ」の看板が迎えてくれる入口は、気取らず入りやすい雰囲気。観光客だけでなく、仕事帰りの地元民がふらっと寄れる気軽さがあります。

店内はカウンター席とテーブル席があり、ひとりでもグループでも利用しやすい造り。温かみのある落ち着いた雰囲気で、のんびりおでんを味わえる空間です。

厨房の様子も見えるため、職人さんがおでんを仕上げる姿を眺めながら食事を楽しめるのも魅力。

駅ナカで郷土の味を一度に。観光にも日常にも寄り添う老舗定食処

金沢駅の中にあり、電車の待ち時間や旅の合間にも立ち寄れる便利さが魅力の「黒百合」。観光客や地元客でいつもにぎわい、金沢らしい雰囲気に包まれています。ここでいただける金沢おでんは、50年以上守り続けてきた秘伝の出汁を受け継いだ味わいで、まさに“金沢の味”そのもの。

黒百合の店内は、古き良き金沢らしい落ち着いた和の設え。

広々としたコの字型カウンターを中心に、職人さんが目の前でおでんを取り分けてくれるライブ感も記憶に残ります。常にお客さんでにぎわい、あちこちから「これお願い！」と声が飛び交う活気あふれる空気は、まるで金沢の食文化を体感しているかのよう。

おでん鍋を囲むように座れるため、初めて訪れる観光客でも自然と雰囲気に溶け込めるのが魅力です。

地元客と観光客が同じカウンターで肩を並べ、名物おでんや郷土料理を楽しむ姿はまさに金沢駅ならでは。にぎやかさの中にも、温かさと一体感を感じられる空間です。

映え写真も撮りたいし、味はちゃんと美味しくて、しかも満腹で幸せ気分になりたい♡ ― 

そんなわがまま全部かなえちゃう“かがやき定食”が金沢にあるんです！見た瞬間「これ食べたい！」って恋しちゃう、女子必食の “推し定食” です♡

• 金沢らしいもてなしを、和の美学が織りなす御膳でいただく

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二段重ねの御膳をそっと開ければ、そこに広がるのは繊細で丁寧に仕立てられた料理の数々。小鉢一つひとつに違う味わいが込められ、和食ならではの奥深さと豊かなバリエーションを心ゆくまで堪能できます。

ふっくらと炊きあがった白米や色鮮やかな副菜とともにいただけば、まるで高級料亭にいるかのような満足感。それでいて2,000円という手頃さには驚かされます。

メイン料理は、能登豚のヒレカツ、刺身、天ぷら、海老フライからお好みで選べる贅沢さ。特にヒレカツはサクッと軽やかな衣と柔らかな肉の旨みが絶妙に調和し、上品さと食べ応えを兼ね備えています。

料理を手がけるのは、加賀山代温泉「かんぽの宿」で料理長を務めた経験をもつ職人。日本海の新鮮な魚介や加賀野菜など地元食材をふんだんに用い、伝統を受け継ぐ一皿一皿におもてなしの心を込めています。

華美ではなく、細部にまで丁寧さを宿す“金沢のおもてなし”。旅の途中に立ち寄れば、心に残る特別なひとときを約束してくれる御膳です。

そして「とのまち」を特別にしているのは、料理だけではありません。
木の温もりあふれるテーブル、障子越しに差し込むやわらかな光、そして坪庭をのぞむ窓辺。店内には、都会の喧騒を忘れさせる静けさと上質さが漂います。
まるで平安の雅を思わせるような涼やかな空気に包まれ、どこからか醸し出される“金沢のおもてなし”の心。料理だけでなく、空間そのものが特別なひとときを演出してくれます。

ここに座っていると、日常から切り離された“特別な私”に出会える――そんな静かで上質な時間が流れます。

映えも味も心地よさも。すべてが揃う、感性を満たす定食

金沢のランチシーンの中でも、ひときわ異彩を放つ存在が zuiun dining。
盛り付けのセンス、色彩のバランス、味わいの奥行き……その一皿はまるでアートのよう。体にやさしい雑穀米を選べるのも嬉しい！

木のぬくもりを感じる洗練空間は、食事を超えた豊かな時間…家具やインテリアのセレクトにもこだわり抜かれたダイニングは、ただ食べる場所ではなく“暮らしそのものを提案する空間”です。 

「美味しい」だけでは終わらない、感性に響く特別なランチ。ここで過ごすひとときが、あなたの毎日を少し贅沢に、そして豊かに彩ってくれます。

 店内は洗練された家具やアートに囲まれ、ただ食事をするだけでなく「豊かな暮らし」を感じられる特別な時間に。 

女子会やデートはもちろん、ひとりで読書や仕事を楽しむカフェ利用にもぴったり。さらに、少し大きくなったお子さんと一緒なら、気づけば会話がはずんで「こんなこと話すんだ」と新しい一面に出会えるかもしれませんね。 

暮らしを彩るハイセンスな空間で、心まで満たされるランチ体験を。

日常のあらゆるシーンまでもを設計する、金沢でも別格のダイニングです。

金沢には、ボリュームもおいしさも妥協しない満足度抜群の定食屋があります。サクッと揚がった極厚とんかつ定食に、驚くほど立派な地物の焼き魚定食――見た瞬間に圧倒されるボリューム感ながら、味わいも確か。しっかり食べたい人はもちろん、クオリティも大事にしたい人にこそおすすめしたい、満腹必至の定食屋をご紹介します！見たらお腹すいてきちゃうよ～

極厚とんかつ×かまど炊きご飯の最強コンビ

がっつり行きたい時はとんかつですよね？圧巻の極厚とんかつは、肉の旨みをダイレクトに楽しむなら「クイーンポーク」、脂の甘みを存分に味わうなら「やまと豚」がおすすめ！やまと豚の脂身の甘旨さは他ではちょっと味わえないここだけの美味しさ！どちらも衣はサクサク、中はジュワッとジューシーで、食べ比べすればみんなで幸せな笑顔になっちゃうよ！

ご飯は店内のかまどで炊き上げられ、香りと甘みが格別。このご時世におかわり自由だなんてありがたい…！待っている間には、ソース用のゴマをすりながらワイワイ盛り上がれるのも楽しいひととき。

さらに、自家製豚ハムがのった特製サラダがお客さんにサービスされるという太っ腹ぶり。店長の心意気に思わず感動して大満足でうるうるしちゃう時もあるくらい。

※数量限定なので提供されない場合もあります。

本家とんとん亭には、家族で食卓を囲んだ古き良き昭和のような温かい団らんもあり、同時に「食都・金沢」が誇る新しい美味しさとおもてなしも感じられます。豪快さとやさしさ、両方を味わえる名店です。

古き良き昭和のぬくもりをそのまま残した店内は、どこかジブリ映画に迷い込んだようなノスタルジックな雰囲気。木の温もりと柔らかな灯りに包まれ、かまどの存在だけでご飯の美味しさを想像してしまうほど。 

使い込まれた椅子からも伝わってくるのは、積み重ねられた優しさと人々の笑顔の記憶。そこに腰を下ろせば、まるで「ただいま」と言いたくなるような安心感が広がります。 

とんとん亭のみなさんの笑顔がつくり上げたあたたかい空間には、懐かしさと居心地の良さ、そして温かな団らんが詰まっています。 

――ここは、帰ってきたくなる“おいしい我が家”です。

• 大ぶりの魚をふっくら香ばしく！究極の焼き魚定食

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地元の常連さんに長年愛され続ける「食堂だるまや」。ここで外せないのは、なんといっても焼き魚定食です。

皮はパリッと香ばしく、身はふっくらとジューシー。絶妙な焼き加減が生み出す香りと食感は、職人技そのもの。見た目も美しく、食卓に並んだ瞬間に感動を呼びますよ。これほど大ぶりで上質な魚を、この価格でいただけるのは奇跡のよう。

旬のお魚はもちろん、事前に電話予約すれば、のどぐろや甘鯛といった高級魚も特別に用意してもらえます。※漁の状況や季節によります。

魚の旨みを存分に引き出し、盛り付けの美しさまで計算された一皿は、まさに「焼き魚定食なら、だるまやをおいて他にない」と断言できる逸品です。

また、焼き魚だけでなく、鹿児島鶏の唐揚げや和牛入り自家製ハンバーグなど、若い世代やファミリー層に人気のメニューも充実。ボリューム満点の定食が揃い、幅広い世代から支持されています。

店内に足を踏み入れると、やさしく包み込むような温かな雰囲気にほっとします。
木の質感を活かしたテーブルやカウンター、心配りのあるインテリアが穏やかな時間をつくり出しています。

小上がり席では靴を脱いでゆったりと腰を下ろせるので、家族連れや常連さんがほっと一息けるのが「だるまや」の魅力。

観光客が足を運ぶ“特別な食事処”というより、地元の日常に根ざした“ほっと落ち着ける食堂”。

忙しい日々の中で、ふと立ち寄りたくなる安らぎの空間です。

地元グルメ好きが通う実力派のお店

 観光客だけでなく、地元の人が並んででも食べたいお店が金沢にはたくさんあります。新鮮な素材、ボリューム、味、雰囲気…どれをとっても大満足！金沢の“うまうま通”たちから絶大な信頼を集める名店を３店ご紹介します。普段使いから特別な日のごはんまで、金沢民が愛してやまない“間違いない定食”をご紹介します！

美しすぎて旨すぎる、多幸感あふれる「おひつごはん」

「くりの樹」は、金沢でも知る人ぞ知る名店。フレンチ出身のシェフが腕を振るう料理は、和の優しさに洋のエッセンスを忍ばせた“旨すぎる”逸品ばかりです。

木の香り漂うおひつに盛られたつやぷる炊き立てごはんと、艶やかに輝く小鉢の数々。その彩りと盛り付けはまさに美しすぎる和食アート。

新鮮地物野菜の滋味、魚の旨み、肉料理の深いコクに加え、フレンチの経験を活かしたソースの妙や、野菜の彩りを生かした盛り付けが加わります。ひとつひとつがまるで違うベクトルの美味しさを放ちながら、見栄えも味もそろって完成度の高い一膳に仕上がっているのです。食べ進めるほどに胸いっぱいの多幸感に包まれて笑顔がこぼれます。 

炊き立てごはんの香り、フレンチ仕込みならではの奥行きのある味わい…すべてがそろって「ここでしか食べられない」と思わせてくれる特別な体験に。

金沢で「こんなおひつごはん、初めて！」と思わせてくれる、唯一無二の存在です。

「くりの樹」の舞台は、築100年近い町家を改装した趣ある空間。和室にテーブル席が用意されているのもありがたく、どの世代でも心地よく過ごせます。

店内は木の温もりとやさしい光に包まれた落ち着いた空間。
奥さまはホテルでコンシェルジュを務め、ご主人はシェフとして腕を磨いてきた方。ふたりの経験と感性が重なり合って、この町家に温かな場所を生み出しました。

料理と空間、そしておふたりの人柄までもが調和し、訪れる人を幸せな気持ちで満たしてくれるお店です。

想いを紡いできた町家で、庭園を眺めながら味わうひととき。旅の記憶に重なり、特別な時間を刻んでくれますよ。

常連気分でのれんをくぐれば、旬の鮨が待っている

金沢駅から車で約25分、野々市にある「鮨海鮮 気楽」は、その名のとおり敷居の高さを感じさせない気軽さが魅力。初めてでも入りやすく、値段も手ごろで、思わず「この価格でこの寿司が!?」と感動してしまうほどです。

ネタはどれも新鮮そのもの！大将の確かな目利きで選び抜かれた魚は、どれを口にしても「間違いない」と頷ける質の高さ。光沢のある刺身は旨みが濃く、寿司はシャリとの一体感が絶妙です。定番ネタから贅沢なウニ・イクラまでそろい、丼ぶりや定食も充実。しかもこのクオリティで手ごろな価格というのが感動ポイント！ シンプルな握りはもちろん、旬の食材を使った逸品料理も豊富で、お腹も心も満たされます。

肩ひじ張らずに本格寿司を楽しみたいなら、まさにここ！「気楽」という名前の裏に隠された大将の本気を、ぜひ味わってみてください。

木の温もりに包まれた店内は、和の趣を感じさせる落ち着いた空間。

カウンターに座れば、気さくで笑顔の絶えない大将と会話を楽しみながら、目の前で繰り広げられる職人技を間近に堪能できます。
しっかり者の息子さんが握る寿司も堂々たるもの。女将さんは柔らかな物腰とかわいらしい笑顔で迎えてくれて、居心地の良さはまるで親戚の家に遊びに来たかのよう。

テーブル席もあり、家族や友人とゆったり過ごすのにもぴったり。肩肘張らずに本格寿司が楽しめる――そんな「気楽」らしさが隅々まで行き渡っています。

ひと口ごとに旅気分、金沢を堪能する和ダイニング

温泉旅館で腕を磨いた店主が紡ぐ「しろべえ」の和食は、旬の素材の命を逃さない丁寧さが光る一皿ばかり。

おすすめの金沢の新名物として評判なぶりステーキ丼は、甘辛ダレにほんのりバターを効かせ、ぶりのふっくら感と大根のシャキシャキ感が絶妙に絡み合う。そしてそのタレが染み込んだごはんがまた、食べるたびに「この味だ」と心に刻まれる、まさに金沢の感動グルメ！

また季節の刺身定食は、仕入れ状態に応じて厳選される鮮魚がマグロ、甘エビ、鯛、カンパチ、炙りなど多彩に並び、切り付け・厚み・盛り付けの繊細さが旅館仕込みの技を感じさせます。

さらに、頭からがぶりといける甘エビの唐揚げは、香ばしさと旨みが一気に広がる絶品の一品。

金沢のおいしさが、旅の思い出になる和食処――それが「しろべえ」です。

木の温もりが広がる店内は、テーブル間もゆったりと配置され、観光の合間はもちろん、金沢の夜をのんびり楽しむ時間にもぴったり。奥のテーブルはカーテンを閉めれば半個室風にも使えるので、友人や家族とのプライベートな時間を過ごすのにもおすすめです。

料理を手がける店主・服部さんは、温泉旅館で腕を磨いた経験を持ち、その丁寧な仕事ぶりと誠実な人柄が料理にも表れています。さらに、朗らかなお母さんの接客が加わり、初めて訪れた人でもどこか「ただいま」と言いたくなるような安心感に包まれます。

広さと居心地の良さ、そして人の温かさが重なって、「また来たい」と思わせる空間です。

金沢の夜は、居酒屋や寿司が中心になりがち。
でも「定食をしっかり食べたい」と思った時に開いているお店って、実は意外と少ないんです。
今回は金沢市中心部で、お馴染みのソウルフードと、同じくソウルフードの新店舗の２店をご紹介します。

宇宙イっちゃいましょ！金沢ど真ん中ソウルフード

 金沢のソウルフードといえば、やっぱり「宇宙軒」のとんバラ定食。創業50年の老舗食堂で、昼夜問わず客足が絶えない名物です。

大きな鉄板でこんがり焼き上げた豚バラ肉は、香ばしさとジューシーさが同居する絶妙の火加減。そこに絡めるのは、にんにくの効いた特製ダレ。ご飯が止まらなくなるこの“中毒性”こそが、宇宙軒が半世紀もの間、金沢っ子に愛され続けてきた理由です。

シンプルながらも王道、まさに金沢の胃袋を支えてきたソウルフード！

宇宙軒は片町スクランブルからすぐ、半地下に潜り込むように現れる老舗食堂。

カウンターだけの店内に入ると、まず目に飛び込んでくるのは年季の入った大きな黒い鉄板。その上で豚バラが次々と焼かれ、香ばしい匂いと音が広がっていきます。鉄板は何十年も継ぎ足されてきた“味の歴史”そのもの。

サラリーマンや学生が肩を並べて定食をかき込む光景は、金沢のソウルフードの原風景といえるでしょう。

 残念ながら店内は撮影NGなので写真ではお見せできません。だからこそ行って「宇宙」を味わってね！

伝統の旨みと、新しい一皿。金沢の夜に「とり白菜鍋」を

石川のソウルフード「とり白菜鍋」を味わうなら「さぶろうべい」。

名物の「親とり白菜鍋」は、シャキシャキの白菜と噛むほど旨みが広がる親鶏を鶏油がやさしくまとめ、能登のいしるを使用した秘伝のたれ と辛味油が奥深さを添えます。

長年愛される「とりかわ」は、煮込んでとろけるような食感が魅力。一方、新登場の「とりかわカリポリ揚げ」は、カリッと香ばしくスパイスが効いたあと引く旨さで、お酒がつい進む逸品。

伝統の味を大切にしながら、新しい楽しみ方も提案する「さぶろうべい」。石川のソウルフードを旅の夜に楽しむなら、外せない一軒です。

2025年6月に尾山町にオープンした「さぶろうべい」は、2棟の町家を贅沢につなげたリノベーション空間。黒塗りの外観から一歩入ると、木の温もりと現代的な設えが調和した居心地のよい店内が広がります。

カウンター席では目の前で調理の様子を眺めながら食事を楽しめ、2階は町家の梁を活かした開放感ある空間に。広々としたテーブル席が並び、家族やグループ利用にもぴったりです。

さらに2階席には、4カ国語対応のモバイルオーダーを導入。海外からの観光客も気軽に利用できる工夫が施されていて、「金沢のソウルフード」を世界に広げる新たな拠点になっています。

金沢には美味しい定食屋さんがありすぎて、11軒に絞るなんて──どこを紹介しようか、本当に迷いました。（できれば全部に足を運んでもらいたいくらいです。）

だって金沢の定食は、ただお腹を満たすだけの食事ではなく、土地の空気や人の温かさまで一緒に味わえる“あたたかい時間”。観光で訪れる方には「金沢の暮らし」を感じてもらいたいし、地元の方には「ああ、やっぱり金沢のごはんっていいな」としあわせをかみしめてほしい。

そんな想いで選んだ11店です。良き店との出会いは人生を豊かにしてくれるもの。金沢でのひとときが、心の片隅をそっと灯し、笑顔へとつながりますように。