山中温泉 ゆげ街道でスイーツ・グルメの食べ歩きを楽しもう

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今回は、加賀エリアの山中温泉で、「ゆげ街道 食べ歩きグルメ」を体験してきました!

山中温泉 ゆげ街道でスイーツ・グルメの食べ歩きを楽しもう

開湯1300年の歴史!芭蕉も詠んだ「山中温泉」

石川県の最南端、加賀市の山奥に位置する山中温泉
山代、片山津、粟津とあわせて「加賀温泉郷」と呼ばれる歴史ある温泉です。
温泉郷の中でも、温泉だけでなく、豊かな自然、伝統文化、食と、さまざまな魅力を持つのが山中温泉です。

山中温泉の歴史は古く、今から1300年前に奈良時代の高僧・行基が発見したと伝えられています。
その後、多くの人が山中を訪ね、この湯で病と疲れを癒したとされます。

かの松尾芭蕉も奥の細道の道中立ち寄り、温泉につかり、風光明媚な景色を心から楽しんだとそうです。
芭蕉は山中の湯を、有馬・草津と並ぶ「扶桑の三名湯」と讃え、「山中や 菊は手折らじ 湯の匂ひ」の句を詠みました。

山中温泉のシンボル「総湯 菊の湯」

その芭蕉の句「山中や 菊は手折らじ 湯の匂ひ」から命名されたのが総湯・菊の湯
開湯以来1300年変わらぬ場所で、多くの人たちに親しまれています。

実はこの山中温泉、「山中の温泉は身体の芯までしみわたり、身も心もうるおす」と芭蕉が称賛した日本三大名湯のひとつ
そんな歴史あるお湯も、ゆっくり楽しみたいスポットのひとつです。 


  • 〈泉質・泉温〉
    カルシウム・ナトリウム一硫酸塩泉、48.3度

    〈主な効能〉
    神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、打ち身、慢性消化器病、痔病、冷え性、病後回復・疲労回復・健康増進、動脈硬化症、切り傷、やけど、慢性皮膚病、運動麻痺

    〈飲泉〉
    可能 (胆石、慢性便秘症、肥満、糖尿病、痛風)

気軽に浸かれる足湯も

温泉につからなくても、菊の湯の前には足湯もあり、足だけでも十分お湯を楽しめます。
この日も、たくさんの人が入れ替わりで足湯に浸かり楽しんでいました。
お湯の周りには、真っ白な湯の花がこんなに!本物の証です。

源泉と菊の花びら入り「菊の湯アイスキャンディー」

  • 菊の湯アイスキャンディー 200円

温泉を楽しんだあとは、菊の湯アイスキャンディーがおすすめ。

「菊の湯」にちなんで、菊の花びら入りです。それだけでなく、袋裏の原材料名には「山中温泉 源泉」の文字が。


温泉そのものが入った、ほんのり甘く、スッキリとしたアイスキャンディーです。

見た目のかわいさだけでも、思い出にぜひどうぞ。

菊の湯となりの山中座にある、冷凍庫で販売されています。

 

さて、ここ菊の湯からつながる「ゆげ街道」が、今回の食べ歩きグルメスポット!

ではさっそく、行ってみよー! 

基本情報

山中温泉総湯「菊の湯」

【住所】〒922-0124 石川県加賀市山中温泉湯の出町レ1
【電話番号】0761-78-4026(菊の湯)
【営業時間】6:45~22:00
【入浴料】大人(12歳以上)490円、中人(6歳以上12歳未満)130円、小人(3歳以上6歳未満)50円
     ※2014年8月26日より毎月「風呂の日」は小人(3歳以上6歳未満)の入浴料が無料
【定休日】第2・4火曜日(祝日の場合は翌日休み)
【駐車場】19台(菊の湯駐車場)

街道まるごと食べ歩き!山中温泉「ゆげ街道」

加賀・山中温泉の祖、長谷部神社を中心に広がる「ゆげ街道」。
温泉の湯気と匂いが漂うなか、飲食店やカフェのほか、軽食やスイーツ、ドリンクなどを食べ歩きできる山中温泉のメインストリートでもあります。 

ゆげ街道は、山中温泉全体の中心に位置しています。
街全体のシンボルでもある「菊の湯」「山中座」を起点に、食べ歩きグルメ散策にぴったり。
菊の湯から、グルメ食べ歩きをスタート!

温泉にドボン!「菊の湯」で手作り温泉たまごを体験

菊の湯では、温泉たまごの手作り体験ができます。
散策の合間に、温泉に浸けておくだけで、できたての温泉たまごが食べられるんです。
これがおいしくて、気分も上がるのでおすすめ!

場所は、菊の湯(おとこ湯)の前!
建物が別館になっている、小さい方の建物です。 

菊の湯(おとこ湯)の前に、温泉があります。ここで温泉たまごが作れます。 

ここが「菊の湯たまご ゆで処」!おとこ湯の前に、温泉たまご手作り体験の案内があります。
ゆで時間の目安と、大きな時計までついているのがとても親切!
ゆで時間は、基本的に40分以上ということですが、半熟具合のお好みによって、ゆで時間を調整するしくみ。
案内によると、下記のとおり。


  • 40分間:黄身がとろ〜〜り
  • 60分間:黄身がしっと〜〜り
  • 90分間:黄身がしっか〜〜り


手作り体験には、券売機でチケットを購入して、たまごと引き換えます。
おとこ湯の暖簾をくぐり、扉を開けてすぐ左にある券売機で購入できます。

たまごと引き換えに、札をもらいます。年季の入った札に、これまでの歩みと人気ぶりがうかがえます。
私は「7番」でした。やった、なんとなくラッキー!

購入したたまごは、かごに入れて渡されます。おとこ湯の目の前にある温泉に自分で入れるのですが、ふたを開けるときは熱い湯気が立ち上るので、十分に気をつけて。
開けたとたん、湯気とともに立つお湯のいい香りで、気分も上がります。

かごを温泉の中にドボン!けっこう深さがあり、最後は手を放すと、ゆっくり沈んでいきました。
あとは、アツアツのお湯が、じっくりたまごを温めてくれるのを待つだけ!

「とろ~~り半熟」が好きな私は、たまごたちと40分間のしばしのお別れ。
ドボンした後は、きちんとふたを閉めましょう。
「菊の湯たまご」のできあがりを待つ間に、ゆげ街道食べ歩き、行ってみよー!

基本情報

手作り温泉たまご体験

【住所】〒922-0124 石川県加賀市山中温泉湯の出町レ1
【電話番号】0761-78-4026(菊の湯)
【温泉たまごつくり体験時間】7:00~20:00
【料金】3個入り:300円、5個入り:500円
【定休日】第2・4火曜日(祝日の場合は翌日休み)
【駐車場】19台(菊の湯駐車場)

肉汁をほおばる!元シェフが作る「コロッケ」─ 肉のいずみや

ゆげ街道の中でも、いつも行列ができているほどの人気店「肉のいずみや」
街道をどんどん進んだ、奥の方にあります。
菊の湯から歩いて4分。赤い大きな「肉」看板のお店に到着! 

店内の冷蔵ケースには、鮮やかな色のお肉がずらり。
観光地にありながらも、地元のみなさんに愛されている地域のお肉屋さんです。
そんな、プロの目利きが厳選したお肉を使ったコロッケとは!?その味に期待が膨らみます。

お目当てのコロッケ以外にも、お肉屋さんならではのメニューがこんなに。
せっかくなので、お肉屋さんのミンチカツも食べたい!ということで、両方オーダーしました。
お店の前に休憩スペースがあるので、座って揚げたてを待ちます。

「コロッケとミンチの方ー!」元気な店員さんが呼ぶ声が聞こえ、揚げたてを受け取りました。

コロッケはまん丸のフォルムがかわいい!持っただけで中身がギュッと詰まっているのがわかります。
今にもはじけそうなコロッケをほおばると、ホックホクを通り越して、ジューシー!
ここまでジューシーなじゃがいものコロッケは、初めて食べました。


店主の井筒さんによると、シーズン中には平均で1日に1000個、一番多いときで2000個も売れたことがあるというこのコロッケ。
ソースも何もいらない、おいもそのもののおいしさを堪能できる、まさにじゃがいもが主役のコロッケです。

ミンチカツは、衣はサクサク、中身がフワッと柔らかい!
一口ほおばると、玉ねぎと肉の甘みが口いっぱいに広がり、上質の肉を使っているのがわかります。
噛むというより、サックサクの衣に包まれた肉汁を飲んでいるよう。
コロッケとダブルで注文しても、そのおいしさにおかわりしたくなるほどでした。


実はこのコロッケとミンチカツ、もともと洋食のシェフをしていた息子さんが作っているそうで、その味の奥深さに納得。
お肉たっぷりで甘めの味付けがこだわりとのこと。息子さんの手腕が、キラリと光る逸品でした!

もう一つ、実は隠れた人気メニューのチキンカツ。
「うちのは大きいからね、みんなビックリするよ」との言葉通り、大人の手のひらくらいあるビッグサイズ。
小顔さんなら顔サイズはありそうです!
むね肉なのに、湯気とともにジュワっと肉汁がにじむジューシーさで、あっという間におなかの中へ。 

基本情報

肉のいづみや

【住所】〒922-0129 石川県加賀市山中温泉南町16-2
【電話番号】0761-78-0144
【営業時間】9:00~18:00
【定休日】不定休
【駐車場】4台

女子力&幸せアップ!その場で作る「生ジュース」─ 加賀野菜なかまさ

肉のいづみやさんでコロッケをほおばったあとは、向かいにある「加賀野菜・果物 なかまさ」さんへ。
地元の旬野菜や加賀野菜を扱う、八百屋さんです。

店内に入るとすぐ、手書きの店内メニューが目を引きます。
「女子力UPジュース」「美男子(イケメン)ジュース」「アンチエイジングジュース」…。これ、全部ジュースのメニューです。


お店の中野さんに聞くと、どれも、メニュー考案の際に、お客様のために一生懸命考えた結果のネーミングだそうです。
「このジュースは、誰が一番喜んでくれるか?」ということを、毎回とことん考えて、さらにその時のトレンドも取り入れるとか。
その思いやりだけで、女子力が伝播してきそうですね! 選んだ「女子力UPジュース」には、りんご、キウイ、オレンジ、レモンの、ビタミンを含むフルーツがたっぷり。オーダーを受けてから、その場で新鮮なフルーツをカットし、そのままジューサーで絞ってくれます。まさに、フルーツだけの水分と甘み、栄養とおいしさが丸ごと入ったジュース!
いや、フルーツしか入っていないジュースのできあがり!! 


女子力アップジュース」と、そのネーミングからどうしても飲みたくなってしまった「幸せジュース」。
こちらは、バナナと牛乳をベースに、黒ごまきなこが入っています。
どうして「幸せ」なんですか?と聞くと、「いつも、作ると少し多めにできてしまって、カップからあふれる分ができるの。そのはみ出たカップの分は、お客さんが幸せでしょ!?」と笑顔でお答えいただきました。

まさにあふれるほどの幸せと女子力、残らずいただきました!

ジュースができあがるのを待つ間に、たくさんお話をしてくださった中野さん。
店内に資格証が提示してあるのですが、野菜ソムリエの資格をお持ちです。

「おいしいものを、おいしく提供するには、やっぱりちゃんとしておいた方がいいと思って」とのこと。

野菜やフルーツに真摯に向き合う姿にも、安心していただけるジュースです。ぜひ立ち寄ってみてください。

基本情報

加賀野菜・果物 なかまさ

【住所】〒922-0129 石川県加賀市山中温泉南町ロ-76-3
【電話番号】0761-78-1112
【営業時間】10:00~17:00
【定休日】水曜日
【駐車場】3台

銘酒「菊姫」のフルーティーな香り!一度は味わいたい「大吟醸ソフト」─ お酒倶楽部くぼで

ゆげ街道を散策していると、目に留まる大きなソフトクリームに「大吟醸ソフト」の文字。
ここは「お酒倶楽部くぼで」さん。地酒を買うならぜひ立ち寄りたいお店です。 

ここでぜひ味わいたいのが、お天気がいい日の食べ歩きにピッタリな、ソフトクリーム。
地酒「菊姫」を使った、ここにしかないスイーツです。 

「地酒」の文字にも映える真っ白な大吟醸ソフト。実は商品になるまでには、そう簡単ではなかったようです。
数ある「菊姫」ブランドのお酒を、ソフトクリームに配合して試作を重ね、一番お酒のおいしさが活かされ良い味になったのが「大吟醸」だったということです。

まさに、大吟醸のフルーティーな風味がそのまま活かされていて、口に入れた瞬間、フワッと鼻に抜ける上品な香り
それでいて、後味はスッと甘みが引き、次の一口がなかなか止まりません。
食べ歩いた後でも、別腹にすっぽり収まるソフトクリームです。

ちなみに、アルコールは入っていないの?という心配は不要。
加熱殺菌する際に、アルコール分は飛んでしまうので、お子様でも安心して食べられます
また、日本酒が苦手な方も、これなら日本酒の良いところだけがほんのり感じられ、素直においしいと思えるはず。
手軽に「菊姫」の大吟醸を味わってみてくださいね。

お酒の専門店なので、店内の品揃えも圧巻。
お酒好きの方は、こちらもぜひ楽しみに立ち寄るのがおすすめです。

基本情報

お酒倶楽部くぼで

【住所】〒922-0129 石川県加賀市山中温泉南町1
【電話番号】0761-78-0069
【営業時間】10:00~19:00
【定休日】不定休
【駐車場】2台

手作りできた!とろ~~り半熟の「菊の湯たまご」

さあ、ゆげ街道を往復して菊の湯に戻ると、そこで待っているのは!
いい具合にできあがった「菊の湯たまご」。

引き換え札を、おとこ湯の受付に渡すと、引き上げる道具をもらえます。 

温泉に浸かっているたまごを慎重に引き上げます。 

受付に持って行くと、たまごカッターで上部を割ってくれました。小さなカップに入れて渡されます。 

プルプルの白身が見え、絶対おいしい菊の湯たまご。そのままできたてを「いただきます!」

黄身も、ちょうどいい半熟具合でした。
待ちきれずそのままスプーンで口に入れると、温かい!
何もつけていないのに、たまご自体の旨みがダイレクトにおいしく感じられます。
とろとろの卵って、どうしてこんなに人を幸せにしてくれるんでしょう?

私は何もつけずに食べましたが、菊の湯おんな湯の隣「山中座」の中では、塩やしょうゆをかけられるコーナーが設置してあります。
味つけをして食べたい方は、そちらに持ち込むのがおすすめ!

ちょっと足をのばして「アイスクリーム通り」方面

時間に余裕のある方は、ゆげ街道からちょっと足をのばして、菊の湯を挟んで反対側の散策はいかが?

菊の湯を逆に進むと、すぐに見えてくる「アイスクリーム通り」の看板。
アイスの1世帯あたりの年間消費量が全国トップクラスの、アイス県石川ならではのストリートなのではないでしょうか?
それぞれのお店で独自のアイスクリームを販売しているので、暑い季節には、アイスクリーム巡りもおすすめです。

ここを、ちょっとオシャレなカフェを目指して5分ほど歩きます。

テイクアウトで食べ歩きも「フルーツサンドと焼き菓子」─ カフェ 山中PORTAL

「非日常で、でも普段着でふらっと立ち寄れるお店」というコンセプトの山中PORTAL
お店は、とてもフレンドリーな姉妹で運営されています。

山中温泉には、温泉は言うまでもなく、鶴仙渓をはじめとした自然の豊かさと、伝統工芸や食など、あらゆるポテンシャルの高さを実感したことが、お店を開いたきっかけだとか。 

この日は、食べ歩きの休憩を兼ねて、店内でスイーツとコーヒーをいただきました。

豆乳ときび砂糖を使った、シンプルな固めプリン「ザ・プディング」は、ほろ苦いカラメルと好相性。
バニラアイスも、食べ進めるごとに溶けてなじみ、絶妙な味のバランスに仕上がりました。

コーヒーは中浅炒りで、甘さ控えめのスイーツと合うように考えられたもの。
その通り、お互いがその味を邪魔しない、むしろ引き立て合う品の良い味わいでした。
平日はランチも提供しているそうです。
※ランチの提供は11:30~13:30 

この山中PORTAL、テイクアウトのスイーツが充実していて、フルーツサンドと焼き菓子がおいしい人気店。
テイクアウトのショーケースには、カラフルで上品なスイーツが並び、とても1つには決められないほどです。 

スイーツは、季節ごとに使用するフルーツやフレーバーが変わり!
たとえば秋のフルーツサンドは、柿、梨、ぶどう、みかんなどが主役になります。
焼き菓子は、マフィンやブラウニー、バナナブレッドなど、とにかく種類が豊富!
お店の焼き印が押された、あんバターサンドも絶品です。

店内は、運営されているご姉妹の雰囲気と同じく、とても落ち着いた雰囲気で静かな時間が流れています。

歩き疲れたら、ゆげ街道のにぎやかさから少し離れ、休憩に立ち寄りほっと一息つくのも、良い時間の過ごし方かもしれません。

基本情報

山中PORTAL

【住所】〒922-0122 石川県加賀市山中温泉湯の本町ク27
【営業時間】平日11:00~17:00(L.O.16:30)、週末10:00~17:00(L.O.16:30)
【定休日】火・水曜日
【駐車場】店舗公式Instagramをご確認ください。

「かわいい」がいっぱい!職人の手仕事が光る老舗和菓子─ 山海堂

山中PORTALから菊の湯に戻る途中、右手にあるのが「山海堂」。
明治38年創業の、地元屈指の老舗和菓子店です。さまざまなお菓子が並び、山中温泉のおみやげにはピッタリです。 

店内に入ると、すでに「かわいい」がいっぱい!
とくに目を引くのが、最中の中に小さな干菓子(ひがし)を詰め込んだ「そっとひらくと」
二度見して目が離せなくなるほどのクオリティの高さです。

お話をしてくれたのは、5代目の黒田麻実さん。
先代のお父様が、娘さんである麻実さんに受け継ぐ際に、「せっかくだから、何か新しい商品を」と、このお菓子を考案したそう。

普段、お茶席のものと捉えられている干菓子を、もっと日常的に楽しんでもらいたいと、季節をそのまま最中に詰めたこのお菓子。
そっとひらいたその瞬間の、驚きと楽しさを、そのまま商品名に込めたそうです。
何とも言えないやさしい語感の「そっとひらくと」には、そんな親子の秘話とともに、それを味わう方への愛情も感じられます。 

その名の通り、そっとひらくと、かわいい「秋」がいっぱいでした!
干菓子には、縁起の良い言葉が添えられていて、あれこれ解釈したり比べたりしながら、会話も弾みそうです。
単なるかわいいお菓子ということではなく、実直に和菓子に向き合ってきた、職人の手仕事が商品から透けて見えるお菓子。
大切な人に贈るのは言うまでもなく、自分用に、帰ってから眺めて味わうのも、すばらしい旅の余韻になるはず。 

干菓子の木型は今では約100種類。
スニーカーやニット帽子などの身近なモチーフもあり、子供でも気軽に和菓子に親しめる、まさに日常的で身近なものとして商品棚を彩っていました。
「そっとひらくと」作りの体験も店舗で行っています(じゃらん経由での予約が必要)。

オリジナル最中「そっとひらくと」作りの体験の詳細はこちら


もう一つおすすめしたいのが、こちらも人気商品「花こおり」
お花に見たてて器に詰めた、一年中食べられるくず饅頭です。

作ってすぐ冷凍したもので、2~3時間自然解凍して食べられます。

「解凍しきる前の半解凍の状態も、シャリシャリとした食感でおいしいですよ」と黒田さん。

なるほど、冷凍にすることで日持ちするだけでなく、味わいも二度楽しめますね!

こちらは、持ち帰ってから解凍して食べました。
ぷるんとした触感に、中にはちょうどよい上品な甘さのこしあん。
何度も食べたくなる、とても丁寧な作りの和菓子です。 

山海堂の和菓子を、お土産におすすめする理由の一つが、デザイナー仕様の紙袋
地元加賀市出身のデザイナーが手掛けたもので、何とも言えない味わいのある柄。

聞くと、色を塗った紙を手でちぎり、それを並べて柄に仕上げたそうです。
カラフルな水玉模様は、それぞれが四季とその移ろいをイメージした色で、この作品もお菓子と一緒に持ち帰ってほしい逸品です。(有料)

基本情報

御菓子調進所 山海堂

【住所】〒922-0122 石川県加賀市山中温泉湯の本町ク8
【電話番号】0761-78-1188
【営業時間】9:00~17:00※木・日曜日 09:00~13:00
【定休日】火曜日
【駐車場】近隣の観光客無料駐車場をご利用下さい。

隠れ〇〇を探せ!クイズに答えて!楽しみ方いっぱいのゆげ街道

山中温泉ゆげ街道での食べ歩き、いかがでしたか?
食べ歩きを楽しみながら、足元や電柱にも注目!石畳の間には、隠れハートやクローバーが。
この写真は赤いポストがヒントですが、ほかにもあるかも!?ぜひ見つけてみてください。 

また、アイスストリートには、山中温泉にちなんだクイズが出題されています。
散策や食べ歩きをしながら、回答を考えたり探したりしてみるのも、楽しみ方のひとつです。
まだまだ紹介しきれない魅力がいっぱいですが、自然の中で風を感じながら歩く街道は格別です。
ぜひ足を運んでみてください。

山中温泉の駐車場情報

車でお越しの方には、菊の湯、山中座の近隣に観光駐車場があります。菊の湯近くのコンビニ(ファミリーマート)の奥にある、観光駐車場が広くて使いやすくておすすめです。

山中温泉への行き方はこちら!

山中温泉へのアクセス

山中温泉へのアクセスは以下の通り。

▼電車(JR・加賀温泉駅まで)
金沢駅から加賀温泉駅までは特急で約25分
東京から 【北陸新幹線/かがやき】東京駅-金沢駅・・・2時間28分
大阪から 【北陸本線/サンダーバード】 湖西線経由・・・約2時間20分
名古屋から 【東海道・北陸本線/しらさぎ】 米原経由・・・約2時間20分
博多から 【山陽新幹線~新大阪経由~北陸本線】・・・約5時間

▼飛行機(小松空港まで)
羽田から 1時間(10往復)
成田から 1時間15分(1往復)
福岡から 1時間30分(4往復)
札幌から 1時間30分(1往復)
仙台から 1時間(1往復)
那覇から 2時間40分(1往復)

▼自動車(北陸自動車道 加賀I.Cまで)
東京から 加賀ICまで約6時間(東名→名神→北陸)
小松ICまで約5時間40分(関越→上越→北陸)
大阪から 約3時間(名神→北陸)
名古屋から 約2時間30分(東名→名神→北陸)

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