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今回は、加賀百撰街のスタッフさんにご案内いただきながら、「売れ筋7選」を選出しました。
加賀百撰街は、加賀温泉駅からのアクセスも良く、品揃え豊富なお土産店として、観光客はもちろん地元の方にも親しまれています。

生まれも育ちも加賀というスタッフさんは、「橋立漁港で獲れたての海の幸が、山中塗の漆器や九谷焼の器に盛られて食卓に並ぶのが日常だった」と語ります。
観光客と接する中で、地元の恵みのありがたさに改めて気づかされることも多いそうです。そんな地元愛が詰まった加賀の名品たちをご紹介していきましょう。

今回ご紹介する商品は、JR加賀温泉駅から徒歩で約5分の場所にある「加賀百撰街（かがひゃくせんがい）」で購入することができます。

加賀温泉駅からのアクセスも良好で、売り場面積は約1,300㎡。広々とした店内にはブースごとに商品が並び、手荷物の多い観光客でもゆったりと買い物が楽しめるつくりになっています。

さらに、その場で発送手配もできるため、まとめ買いをしても安心。地元ならではのお土産を一度に揃えたい方には、まさに必見のスポットです。

たくさんの方にお土産を配りたいときに外せないのが、ご当地のお菓子ですよね。
ばらまき用にも便利で、地元の方にも愛される定番銘菓や、日持ちする魚介系のお土産、そして温泉たまご…ならぬ、山代温泉発祥の“〇〇〇たまご”まで！

まずは、加賀ならではの味が楽しめる食べ物系お土産3選をご紹介します。

松尾芭蕉をはじめ、多くの文人に愛された山中温泉。その温泉街に店を構える「山中石川屋」の名物が、娘娘（にゃあにゃあ）まんじゅうです。

加賀の上品な娘をイメージして作られたとされるこのおまんじゅうは、見た目もころんと可愛らしく、黒糖の優しい甘みと地元味噌のコク深さが絶妙にマッチ。まろやかな口当たりと風味で、100年以上にわたり地元の方に愛され続けています。

甘すぎず、何個でも食べたくなる美味しさ。私は少し温めていただくのもお気に入りです。

加賀百撰街では、3個入りから18個入りまで取り扱っており、なかでも3個入りが一番人気だとか。ちょっとした手土産にもぴったりです。

商品情報

• 商品名：娘娘まんじゅう
• 内容量：3個入／6個入／9個入／12個入／18個入
• 価格：486円～3,240円（税込）
• 賞味期限：15日間
• 販売元：山中石川屋（加賀市山中温泉）

魚介系のお土産で「日持ちする」と聞くと、ちょっと意外に思いませんか？
実はここ加賀には、地元橋立漁港で水揚げされた“甘えび”を干物にした人気商品があるんです。その名も「干し甘えび」。獲れたての甘えびを、その日のうちに独自製法で干し上げるというこだわりの逸品。

1尾あたりがかなり大きく、そのままおつまみにするも良し、お味噌汁・煮物・お出汁に使うも良しと万能。しかも原材料は甘えびのみ。余計なものは一切入っていません。

コロナ禍では一時入荷困難になったほど人気で、販売再開を地元の方々も心待ちにしていたそうです。今では、観光客の若い世代にもファンが広がっています。

商品情報

商品名：干し甘えび

内容量：30g

価格：648円（税込）

賞味期限：約3か月

加工者：つじはる商店（加賀市橋立町）

※オンライン販売は行っていません。現地で見かけたら、迷わず“まとめ買い”がおすすめです！

温泉旅館に泊まったら、朝ごはんで温泉玉子を食べるのが楽しみ…という方も多いのでは？
加賀・山代温泉には、その名も「ゆせん玉子」という、ちょっと特別な温泉玉子があります。

名前の由来は、63℃の温泉に8時間浸けてじっくり火を入れる独自の製法から。低温調理で仕上げることで、白身はぷるぷる、黄身は濃厚でねっとり。絶妙な食感に仕上がっています。

ひと口食べれば、普段食べる温泉玉子との違いがはっきり分かるはず。シンプルにお出汁やお塩で食べるのも美味しいですが、地元流はちょっと違います。
なんと、「アツアツの牛丼に冷たいゆせん玉子をのせる」のが、加賀スタイルなんだとか！

• 商品情報
• 商品名：ゆせん玉子
• 内容量：4個入／10個入／20個入
• 価格：432円～972円（税込）
• 賞味期限：約3週間
• 販売元：ゆせん玉子本舗（加賀市山代温泉）

加賀といえば、美酒の宝庫！
霊峰・白山を源とする清らかな水、そして風光明媚な加賀平野で育まれた酒米から生まれる日本酒は、まさに“土地の恵み”そのものです。

クセが少なく、すっきりとした飲み口が魅力の加賀の地酒は、お酒好きの方へのお土産にぴったり。旅の余韻にひたりながら、加賀の味わいをもう一度楽しんでみてはいかがでしょうか？

種類が豊富すぎて、どれを選べばいいか迷ってしまう… そんな方におすすめなのがこちら、「常きげん 加賀紀行 金沢3本セット」です。

飲み比べが楽しめる300mlのボトルが3本入っていて、サイズも程よく、お酒好きへの贈り物としてもぴったり。
いただく方にも喜ばれること間違いなしの人気商品です。

「常きげん」は、数々の酒類コンクールで受賞歴のある加賀の銘酒。私も日本酒好きとして、自信を持っておすすめできる一本です。

持ち運びやすい手提げ付きの箱は、しっかりした作りで高級感もあり、石川県らしいデザインも好印象。贈る側もワクワクするようなパッケージになっています。

• 商品情報
• 商品名：常きげん 加賀紀行 金沢3本セット
• 内容量：300ml × 3本
• 価格：2,035円（税込）
• 蔵元：鹿野酒造（加賀市動橋町）

洋酒のような美しいボトルデザインに目を奪われ、思わず手に取ってしまったこちらは番外編としてご紹介。
その名も「KISS of FIRE（キス オブ ファイア） 純米大吟醸」。

一見すると日本酒とは思えない斬新なネーミングとスタイリッシュなパッケージですが、中身は正真正銘の純米大吟醸酒。華やかな吟醸香とフルーティーな味わいが特徴です。

なんと、ルイ・ヴィトンのオープニングセレモニーでも使用された実績があるそうで、ラグジュアリーなシーンにもふさわしい一本。
外国人観光客や日本酒初心者の方にも飲みやすく、特別な日のギフトとしてもおすすめです。

• 商品情報
• 商品名：KISS of FIRE 純米大吟醸
• 内容量：750ml
• 価格：4,400円（税込）
• 蔵元：鹿野酒造（加賀市動橋町）

お茶好きには外せない、石川を代表する逸品。
明治時代から親しまれている「加賀棒茶」は、今も変わらずダントツの人気を誇ります。

茶葉の茎を焙煎して作られることから“棒茶”と呼ばれるようになりました。
茎にはカテキンやアミノ酸が豊富に含まれており、しっかりとした味わいの中にも品の良さがあり、飲むと穏やかな気分にさせてくれます。

パッケージの缶に書かれた筆文字も「カッコイイ！」と評判。まだ一度も飲んだことがない方でも、ひと口で芳ばしい香りの虜になってしまうはずです。

• 商品情報

• 商品名：加賀棒茶

• 内容量：60g缶入／60g袋入／ティーバッグ（3g×12袋入）

• 価格：756円～1,458円（税込）

• 販売元：丸八製茶場（加賀市動橋町）

石川ブランドとして全国的にも名高い「九谷焼」と、洗練された職人技が光る「山中塗」。どちらも華やかさと実用性を兼ね備え、日常使いにも贈り物にも人気のお土産です。

加賀温泉を訪れたこの機会に、ぜひ暮らしに取り入れてみてはいかがでしょうか。ここではおすすめの2品をご紹介します。

「九谷焼」とは、色絵のついた陶磁器のこと。繊細な色付けは美術品としても高く評価され、世界中にコレクターがいるほど人気です。

お土産用としておすすめなのが、持ち帰りやすいサイズ感で評判の箸置きセット。自分用はもちろん、来客用に取り入れれば食卓のアクセントとしても華やか。高級感も漂う、価値ある一品です。

絵柄は「古九谷」「吉田屋」「木米」「赤絵」「永楽」の5種類。九谷焼を代表する色絵を転写紙焼成で仕上げてあり、気軽に楽しめるのも魅力です。

• 商品情報
• 商品名：九谷焼 箸置き 5個セット
• 内容量：5個入（各 約直径4.5cm×高さ1cm／重さ約40g）
• 価格：4,180円（税込）
• 製造元：九谷焼窯元（加賀市内）

自然な木目と蒔絵の美しさが際立つ「山中塗」。加賀市・山中温泉の地で400年以上受け継がれてきた技術は、木地の仕上げの美しさに特に定評があり、地元の人々からも長く愛されています。

職人がひとつひとつ丁寧に作り上げた山中漆器は、使う人も自然と大切に扱いたくなる品。まさに加賀の暮らしの美意識が息づいているといえるでしょう。

こちらのお茶器は、お手頃な価格帯で人気の商品。お茶入れとしてはもちろん、アクセサリーや小物入れとして購入する方も多いそうです。黒塗りと赤塗り、どちらも繊細で美しく、手元に置くだけで気分が高まります。

• 商品情報

• 商品名：山中塗 茶器

• 内容量：1個（直径約6.9cm × 高さ約7.3cm）

• 価格：2,233円（税込）

• 製造元：山中漆器工房（加賀市山中温泉）

味覚から歴史、そして職人技まで――加賀の魅力を凝縮した7選をご紹介しました。どれも旅の思い出と一緒に持ち帰れば、きっと喜ばれること間違いなしです。

今回取り上げた商品以外にも、温泉地ごとの名物や、季節限定の商品など見どころはまだまだ豊富。ぜひ次回も新しい発見を楽しみに、何度でも加賀温泉を訪れてみてくださいね。
その他、石川県のお土産については以下の記事もご覧ください！