石川のドライブコース、海側の王道で遊ぶ
石川県のドライブで、山の王道が白山白川郷ホワイトロードなら、海の王道はのと里山海道から千里浜なぎさドライブウェイを通り、能登島を目指すコース。車を降りて立ち寄れば、ゆっくり遊べる定番中の定番ですが、今回はドライブが目的。時間配分を考えながら、日帰りで車の旅を楽しんでみてはいかがでしょう。西田幾多郎記念哲学館
石川が誇る世界的な哲学者として知られる西田幾多郎博士の記念館です。哲学と言っても難しく構えなくて大丈夫。館内には訪れる人が自然と自ら考え、何かを作り上げるように、さまざまな仕掛けが設けられています。タブレットで哲学者と仮想対談し、迷路のような館内を彷徨い、河北潟、日本海、白山連峰まで見渡す展望ラウンジでパノラマの眺望を楽しむ。それだけで心の中の何かが変わるかもしれません。
千里浜なぎさドライブウェイ
日本ではここだけ。世界的にも珍しい車で砂浜を走行できる全長8キロのドライブウエイです。能登のドライブなら爽快な潮風を浴びる午前中の海岸線と、水平線に日が沈み波が黄金色にさざめく日没時、行き帰りに走って時間帯で表情を変える渚を眺めるのもおすすめです。ただしその際は、時間配分に注意が必要。のと里山海道を行きは今浜IC、帰りは千里浜ICで降りてなぎさドライブウェイに入ります。
いい道の駅 のと千里浜
2017年7月にオープンした「いい道の駅 のと千里浜」には、能登の「いい」がたくさん集まっています。奥能登の生乳と羽咋米を使ったジェラートや羽咋米クリームチーズは、イタリアのコンクールで世界一を獲ったジェラート職人の手によるここだけの逸品。レストランでは能登のイノシシのパスタ「のとししミート」や、地元野菜を使った「クーリーランチ」が人気です。源泉掛け流しの足湯「だいこん足の湯」は、特産品の大根にちなんだネーミングだそうです。
辻口博啓美術館ル ミュゼ ドゥ アッシュ
能登の赤ワインを使ったイチジクのコンポートとショウガのビスキュイや、能登の旨みたっぷりの「のとミルク」と栄養バランスに優れた「セイアグリー健康卵」を使用した「セゾン・ド・ガトー」など、能登の恵みをふんだんに使用したスィーツを堪能いただけます。
能登島大橋
能登島と七尾市石崎町を結ぶ、全長1,050メートルの石川県で一番長い橋です。
石崎町側には公園があり、海と島が織りなす優美な風景を楽しむことができます。
石崎町側には公園があり、海と島が織りなす優美な風景を楽しむことができます。
のとじま水族館
能登半島近海に生息する魚介類を中心に、約500種類4万点の海の生き物が飼育展示されています。トップスターは日本海側ではここでしか見られないジンベエザメ。2017年12月、新しい雄のジンベエザメの名前が「トトベエ」に決まり、新たな人気者の仲間入りをしました。他にもイルカ・アシカショーや餌やり体験、マダイの音と光の世界など、楽しいもの、幻想的なものなどイベントスケジュールは盛りだくさんです。
石川県能登島ガラス美術館
七尾湾を見渡す丘の上に建つ独創的な建物は、建築家毛綱毅曠によるデザイン。ここにピカソ、シャガール、ジャン・コクトーなど、20世紀を代表する作家たちが発案してヴェネチアのガラス工房で作られたガラス作品や、中国清朝時代のガラス工芸品、サルバドール・ダリがフランスのドーム社と共同製作した造形物など、世界中から集めた一流のガラス作品が収蔵されています。