石川県観光公式サイト

能登町は、石川県の能登半島に位置していて、豊かな自然に恵まれた地域です。美しい海岸線や、のどかな里山の風景が広がっていて、四季折々の景色が楽しめます。また、地元の新鮮な海の幸や山の幸を活かしたグルメも豊富で、特に海産物は絶品です。さらに、歴史的な名所や伝統文化も残っていて、観光とグルメの両方が楽しめる魅力的なエリアです。

震災後の能登町で復興の息吹を感じるランチスポットを厳選してご紹介いたします。まずは位置情報を。地図は取材で回った順に番号をつけました。

創業から31年。趣味が高じて公務員から蕎麦屋へ転身した店主が打つ、気持ちのこもった手打ちそばが魅力のお店です。

本来はおそばを食べるつもりでしたが、人気メニューの「まるごと能登牛丼」に惹かれ、贅沢に能登牛まで味わってきました。能登牛を、店自慢のそば出汁にくぐらせてから卵をつけ、ご飯の上にのせ、さらに好みの量の出汁をかけていただく“自分仕上げスタイル”が特徴です。A5ランクのプレミアム牛は、口に入れた瞬間にとろけるような味わいで、思わず言葉を失ってしまいます。のどごしの良いそばも、麺とつゆがよく絡み、能登牛丼との相性は抜群です！

古民家の趣をそのまま残した店内には、立派な木製のテーブルや、ゆったりと足を伸ばせる広々としたお座敷もあり、落ち着いた時間を過ごせます。さらに、色とりどりの生花が美しく飾られており、訪れるたびに心が和む空間となっています。

「ふるさとづくり大賞」を受賞した店主について詳しく紹介しているリンクは、こちらをご覧ください。

軽食のカツサンドから、しっかり満足できる定食、喫茶メニューまで、バラエティ豊かに揃った使い勝手抜群のお店です。気軽に立ち寄れる雰囲気で、観光客にも地元の方にも親しまれています。

料理には能登産のお米や、地元で採れた野菜・魚介をふんだんに使用。ソースもすべて手作りで、手ごねのハンバーグには海洋深層水を使用したお水が使われるなど、シェフの「食を通じて健康を支えたい」という優しさがあふれています。中でも人気のやわらかい能登豚は、定食・カレー・カツサンドと、さまざまなスタイルで楽しめます。

13時以降は、ホットケーキや3種類のアイスクリームも提供されており、カフェとしての利用にもぴったり。地元の方々の憩いの場としても愛されている理由がよく分かります。

店内はウッド調の落ち着いたインテリアで統一されており、2階席からは自然の景色を眺めながらゆったりと過ごせます。運が良ければ、キジが姿を見せることもあるそう。自然と共にある時間を楽しめるのも魅力のひとつです。

また、お店の人気メニュー「イカそぼろ」は、能登産のいかをほぼ丸ごと使ったレトルト商品としても販売されています。甘辛いタレで煮込まれており、ごはんやパスタにのせるだけで、簡単にごちそうに早変わり。イカの駅つくモールでも購入可能です。使用方法などの詳細は、下記リンクからご確認いただけます。

観光客で賑わう「イカの駅つくモール」に、2025年7月に誕生した注目の新店です。

シンボルである“イカキング”を間近に望むレストランでは、新鮮なイカをふんだんに使った「イカ尽くし」メニューが楽しめます。イカ好きにはたまらないラインナップで、訪れる人々を魅了する料理と観光スポットの両方を満喫できます。

中でも名物は、小木漁港の特産「船凍イカ入りの天丼」。海老や野菜の天ぷらも乗ったボリューム満点の一品で、サクサクの衣を楽しめるよう、タレは少なめで提供されますが、「たっぷりかけたい」という希望にも柔軟に対応してくれます。日替わりの小鉢も付くのが嬉しいポイントです。

イカのひき肉がたっぷりと入ったミンチカツ定食も人気があるようです。イカの醤油「いしり」を使ったラーメンもあり、もちろんイカが乗っています。

駅つくモール内でお買い上げいただいた商品に限り、レストランに持ち込んでの飲食もOKだとか（フリーwifiあり）。観光のついでに立ち寄りやすい立地も魅力ですね。

創業から70年、2代にわたって愛されてきた、心温まる食堂。総合病院のすぐ目の前に位置しており、お見舞い帰りの方々にも立ち寄りやすい、地域に根ざした存在です。

カレー、うどん、そば、ラーメンのほか、ご飯ものや一品料理まで、バラエティ豊かなメニューが揃い、毎日通う常連客もいるほどの人気ぶり。どのメニューも飽きが来ず、価格も手ごろ。「何を食べてもハズレがない」と地元で愛されています。

私がいただいたのは焼き飯セット。ラーメンとの組み合わせでボリューム満点、お腹も心も大満足でした。素朴な味わいの焼き飯は、どこか懐かしさを感じさせてくれて、まさに“自分の中の理想の味”と感じられる一品でした。

またこの食堂では、自然素材にもこだわりがあります。国産小麦100％の麺や石川産のお米、さらには海洋深層水を使用するなど、食材の選定にも気を配っています。できる限り化学調味料を使わず、素材本来の旨みを引き出す調理法で、体にもやさしい料理を提供。安心して楽しめる一皿一皿が、この食堂の最大の魅力です。

創業45年。「もう一度足を運んでいただきたい」——そんな想いを込めて、丁寧な接客と、こだわりのシャリとネタを提供し続ける、アットホームなお寿司屋さんです。

地元の魚を使った寿司や丼メニューが豊富で、ランチも手頃な価格。観光客の方にも人気があるそうです。

今回いただいたのは「おまかせ握り（14貫）2,900円」。7種類のネタが2貫ずつ提供されますが、1貫ずつに変更も可能で、その場合は料金も半額に。
この日は、イカ、トロ、アジ、キンメダイ、アカガレイ、紅ズワイガニ、自家製うなぎの7種類。シャリはやや大きめで、地元ならではの新鮮な魚介の美味しさをしっかり堪能できます。

なかでも特筆すべきはうなぎ。大将が自らさばき、白焼きにして提供。わさび醤油でいただくことで、うなぎ本来の旨みや香ばしさが際立ち、忘れられない一貫となりました。

そのほか、ネタ9種がのった海鮮丼（2,400円）も人気メニューのひとつです。

店内にはカウンター席のほか、小上がりのお座敷もあるため、お子様連れの方でも安心して食事を楽しめるのも嬉しいポイントです。

せっかく能登町を訪れたなら、ランチのあとはそのまま観光にも出かけてみませんか？
美しい海や里山の風景に囲まれたこの町には、食後の立ち寄りスポットや、旅の思い出づくりにぴったりな場所が点在しています。
ここでは、ドライブの途中にふらりと立ち寄れるスポットから、家族連れにも人気の体験施設まで、ランチと一緒に楽しみたいおすすめの観光地をご紹介します。

日本百景のひとつ「九十九湾」のほとりにある観光交流センター。ここ「イカの駅つくモール」では、能登町の特産品である能登小木の船凍イカをはじめ、能登ならではの海の幸を活かした料理が楽しめるレストランや、イカの加工品を中心とした物産販売コーナー、さらにはイカ漁の歴史や漁具を紹介する展示コーナーなど、奥能登の魅力がぎゅっと詰まった施設です。

敷地内にはマリンレジャー関連施設も併設されており、シーカヤック、SUP、ダイビングなどの体験も可能。さらに、海中がのぞける観光遊覧船「イカす丸」も運航しており、透明度の高い九十九湾を海上から堪能できます。

また、SNSでも話題の全長13メートルの巨大イカのモニュメント「イカキング」**は必見。口の中に入ったり、触腕に巻きつかれたりと、ユニークな写真が撮れることから観光客に大人気のフォトスポットとなっています。

能登半島を代表する景勝地・九十九湾の湾口に位置する、海と自然の魅力を体感できる交流施設です。

施設内には、九十九湾をはじめとする海の生態を紹介する展示室や、臨場感たっぷりの3Dシアター、そして磯の生き物たちと触れ合えるタッチプールを備えており、子どもから大人まで楽しめる内容になっています。

さらに、施設周辺には磯の観察路が整備されており、海藻や生き物の観察体験、夏季にはスノーケル講習会などの海の学び体験も実施されています。春夏秋冬で表情を変える海藻や磯の生き物たちが織りなす海中景観は、訪れる人に自然の美しさと命の躍動を直接感じさせてくれるでしょう。

1494年（明応3年）、町野川水系における最古級の真宗道場として建立された由緒ある寺院です。

本堂は創建からおよそ500年間、風雪に耐えながらその姿を保ち続けており、また庫裏も約300年にわたり使われてきた建造物。いずれも当時の建築様式や装飾を今に伝えており、歴史的価値の高い文化財となっています。

この寺院は、漆器「合鹿椀（ごうろくわん）」を作る木地師たちの信仰を集めていたことでも知られ、合鹿椀ゆかりの寺として多くの人に親しまれています。

本堂や庫裏のほか、合鹿椀展示室の拝観も可能で、地域の伝統工芸と信仰のつながりを感じられる貴重なスポットです。

広さ約5万坪の敷地を誇る、自然とアクティビティが融合した総合レジャーパーク。
芝生広場をはじめ、グラウンドゴルフ場やパットゴルフ場など、老若男女が楽しめる施設が充実しています。

春には桜、初夏にはのとキリシマツツジ、梅雨時には花菖蒲など、四季折々の花々が園内を彩り、自然散策にもぴったり。家族でのお出かけや、のんびりとした時間を過ごしたい方にもおすすめのスポットです。

能登町の自然豊かな風景や、人情味あふれるあたたかな雰囲気にふれながら、心もお腹も満たされるランチ旅となりました。

震災の影響により、一部の道路では片側通行となっている区間もありますので、お出かけの際は時間に余裕を持って、安全運転でお越しくださいね。