石川県観光公式サイト

道の駅「すずなり」のすぐ隣にある「すずなり食堂」。被災前は珠洲市内で飲食店を営んでいたスタッフの皆さんが、炊き出しや避難所へのお弁当提供を経て、この食堂をオープンさせました。

観光案内所から徒歩すぐの場所にあるので、珠洲に到着してすぐに美味しい食事を楽しめます。ここは、地元の人たちにも観光客にも愛される、あたたかい雰囲気のお店です。地域の温かさが伝わってくる、愛情たっぷりの「おふくろの味」が楽しめるお店です。

店内は広々としていて席数もたっぷり。券売機で食券を購入するスタイルなので、スムーズに注文できるのも嬉しいポイントです。

平日は近くで働く工事業者の方、土日は珠洲観光を楽しむ旅行者で賑わっています。

柔らかい能登タコに感動！人気の「タコカツ丼」

今回いただいたのは、お店のスタッフさんイチオシの「タコカツ丼」（1,430円）です。小鉢や吸い物、漬物が付いていて、定食のような充実した内容にびっくり！

能登で獲れたタコは、想像をはるかに超える柔らかさ！サクサクの衣をまとったタコカツは、噛むほどに旨みがじゅわっと広がります。ご飯の量は並盛から大盛まで選べるので、お腹の空き具合に合わせて調整できるのも嬉しいですね。

ボリューム満点！栄養バランスも◎な「本日のきまぐれランチ」

もう一つご紹介したいのが「本日のきまぐれランチ」（1,200円）です。この日は「鶏キムチ丼」でした。キムチというと豚肉が定番ですが、鶏肉のおかげでさっぱりと食べやすく、でも辛さはしっかり！小鉢と吸い物、漬物も付いていて、ボリューム満点なのに栄養バランスもばっちりです。

 珠洲の美味しいおふくろの味をぜひ堪能してみてください！

女性グループやカップルに人気の「イタリアンカフェこだま」。

周囲は被災地の爪痕がうかがえるものの、一歩店内に足を踏み入れると、そこは穏やかで落ち着いた空間が広がっています。実はこのお店、能登半島地震で自慢の窯が破損してしまったのですが、早くに水道が復旧したこともあり、修理を経て再オープンにこぎつけたそうです。今では本格的な窯で焼いたピザをいただくことができます。

濃厚ソースがたまらない！一番人気のカルボナーラ

一番人気のパスタは「自家製ベーコンの濃厚カルボナーラ」（1,210円）。濃厚なソースがパスタによく絡み、たっぷりのチーズがさらに食欲をそそります。一口食べれば、口の中に広がるチーズとベーコンの香りに、幸せな気持ちになること間違いなしです！

意外な組み合わせが絶妙な「能登こだまピッツァ」

季節の素材を使った「能登こだまピッツァ」（1,518円）は、この日は「ハーブウィンナーとブルーベリーソースのピッツァ」でした。窯で焼かれたピザは炭火の芳しい香りがたまりません。 意外な組み合わせに感じるかもしれませんが、ブルーベリーソースのさっぱりとした甘みがチーズと絶妙にマッチして、後を引く美味しさでした。冷めても炭火の香りが残り、最後まで美味しくいただける逸品です。

肉厚ジューシー！「のと115の和風きのこパスタ」

肉厚でジューシーなブランド椎茸「のと115」を贅沢に使った「のと115の和風きのこパスタ」（1,210円）もおすすめです。一口噛むごとに椎茸の旨みがじゅわ～っと広がり、和風の味付けと相性抜群です。

珠洲の食材を活かした本格イタリアンをぜひ味わってみてくださいね。

旧歴史博物館であった「喜兵衛どん」の跡地にできた「かふぇれすとらん きへえどん」。

施設長の坂井さんが作る、手作りにこだわった美味しいメニューが評判のお店です。モーニングからランチ、カフェまで幅広い時間帯で利用できるのが嬉しいポイント。

現在、素泊まりが多い珠洲では、朝食を食べることができる場所として重宝されています。店内には22席のテーブル席とカウンター席、さらに個室もあり、ゆったりと過ごせます。

忘れられない美味しさ！秘伝のハヤシライス

人気メニューは「秘伝のレシピ大人のハヤシライス」（1,100円）。金沢の名店から伝授された秘伝のレシピで作るハヤシライスは、口の中にいつまでも美味しさが残る、忘れられない一品です。セットはサラダと味噌汁付きで、さらにコーヒーとプチデザートを付けても1,300円とコスパも抜群！

細やかな気遣いが嬉しい！こだわりのかき氷も

食後のアイスコーヒーを頼むと、氷までコーヒーで作られているという心遣い！時間が経っても薄くならないように、というお店の配慮なのだとか。 

夏に訪れたなら、ぜひ期間限定の「宇治抹茶かき氷」（900円）も試してみてはいかがでしょうか。「頭が痛くならないかき氷」という坂井さんのおすすめ通り、口に入れるとスッと溶けていく氷は、まるでシルクのよう。金沢から取り寄せた良い氷と、茶筅で点てた宇治抹茶、珠洲産の能登大納言のあんこが織りなす、贅沢な味わいを堪能できますよ。

能登半島地震後、珠洲で働く工事業者の方々が困ったのが、食事処の少なさ。「それなら自分たちで作ろう！」と、工事業者が民家を改装して立ち上げたのがこの「ホルモンKAWARA」。まさに、男気あふれるお店です！

夜は予約制の焼肉店ですが、ランチタイムは空いていれば予約なしでも入店OK。醤油ラーメンや油そば、丼ものなど、がっつり系メニューが揃っていて、食べ応え抜群です。

ボリューム満点！満足度◎な人気セット

お店の一番人気は「醤油ラーメン＋ミニホルモン丼」（1,350円）。

このボリュームでこの価格はコスパ最強です！食べ応えのあるホルモンは、八丁味噌とコチュジャンベースでとろとろに煮込まれていて、ご飯が進みます。

がっつり食べたい男性客はもちろん、女性グループも多く訪れるそうですよ。

味変も楽しい！東京の人気店の「油そば」

もう一つのおすすめは、東京の人気店「つじ田」と提携した「油そばクラシック」（900円）です。能登ではなかなか食べられない味で、味のついた麺に、途中でニンニク酢や特製ラー油などを加えて味変を楽しむことができます。一杯で何度も美味しい、満足度の高いメニューです。

能登半島地震で被災し、一度は閉店を余儀なくされたお店が、強い想いを胸に、古民家を改装して再開した「あわあわもちもち」。

昼は12時から15時、夜は17時から22時まで営業しており、ランチだけでなく夜も頼りになる一軒です。店名は、店主の友人の息子さん兄弟の愛称に由来しているそう。その友人の生き方に感銘を受けて、この店名を付けたのだとか。温かい心遣いが感じられる、アットホームな雰囲気のお店です。

珠洲の恵みを堪能！ボリューム満点の「珠洲定食」

ランチのおすすめは「珠洲定食」（2,200円）。珠洲市の飲食店が能登半島地震前から企画していた「珠洲定食」を、現在も提供しています。珠洲定食とは、珠洲の「タコ」「海藻」を使った定食と定義されているそうです。こちらでは、タコ、エビ、牡蠣、野菜がたっぷり入ったバター焼きに、小鉢や海藻のお味噌汁まで付いてくる豪華な内容です。珠洲の海の幸と山の幸を一度に堪能できる、栄養バランスもとれた一品です。

お店の入り口では、店主の妹さんが作るかわいいロゴ入りの焼き菓子も販売されており、お土産にもぴったりですよ。

美味しいランチを楽しんだ後は、珠洲市の観光も満喫しませんか？旅の思い出をさらに豊かにしてくれる、おすすめの観光スポットをいくつかご紹介します。

■ 見附島（みつけじま）

珠洲のシンボルとして知られる巨大な奇岩。
2024年の能登半島地震の影響で一部が崩落しましたが、その存在感は今も変わらず、訪れる人の心に残ります。

■ 奥能登芸術祭作品「Something Else is Possible（なにか他にできる）」／旧蛸島駅付近

廃線となった旧蛸島駅に設置された、グラデーションが美しい大型オブジェ。
どこか懐かしさを感じる駅跡の風景と相まって、“映える”スポットとして今も人気を集めています。

■ 奥能登芸術祭作品「うつしみ」／旧上戸駅

かつての駅舎が、まるで銀河鉄道のような幻想的な空間に。
夜になるとライトアップされ、珠洲の星空と一体になったような、幻想的なアート体験が楽しめます。

珠洲市には、地元の人々に愛され、観光客も温かく迎え入れてくれる、素敵なランチスポットがたくさんあります。

海鮮や里山の幸を活かした料理から、本格イタリアン、がっつり系までジャンルも幅広く、旅の合間にぴったりのお店がきっと見つかるはずです。

珠洲市でのランチは、ただお腹を満たすだけでなく、旅の思い出に彩りを添えてくれる大切な時間になることでしょう。ぜひ皆さんも、珠洲の美味しいグルメを心ゆくまでお楽しみください！