松任谷由実さん観光PR動画コラボ!「小松・加賀エリア聖地巡礼 現地レポート」

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2024年の北陸新幹線県内全線開業を見据え、2023年11月に公開した、石川県の観光PR動画。石川県観光ブランドプロデューサーの松任谷由実さんが出演し、新たな開業エリアである「小松・加賀」の魅力を、ご自身の思い出とともに存分に語っています。


新しい新幹線駅の「小松駅」「加賀温泉駅」それぞれの発車メロディも、松任谷さんが手がけたオリジナル曲。動画に登場したたくさんのスポットにも、メロディの原風景があるのかもしれません。そんな風に想いを馳せながら巡礼してきた南加賀エリアのスポットを、現地レポートします!

松任谷由実さん観光PR動画コラボ!「小松・加賀エリア聖地巡礼 現地レポート」

松任谷由実さんが新幹線小松駅・加賀温泉駅の発車メロディを作曲

日本を代表するアーティスト松任谷由実さん。石川県の観光をプロデュースしているのをご存知でしょうか?

2015年、北陸新幹線金沢開業時に「石川県観光ブランドプロデューサー」に就任され、それ以来さまざまな活動を行っています。


そんな松任谷由実さんが、2024年の北陸新幹線全線開業にあたり、小松駅と加賀温泉駅の発車メロディを手掛けています。

小松駅は、小松空港のイメージから「駅に下り立ったときに、思わず空を見上げたくなるような、元気が出るマーチ」に、加賀温泉駅は、雪の思い出と温泉情緒から「雅や秘めやかな情緒感」を表現したそうです。


新人の頃に、石川県のMROラジオに出演したことで、その縁が現在までつながっている松任谷由実さん。実際のメロディは、プロモーション動画でも紹介されています。小松・加賀の風景とともに語られる、ご本人の想いも一緒にご覧ください。

松任谷由実さんが訪れた観光スポットを紹介 ─ 小松エリア編 ─

小松市は、石川県の西南部に位置する、いわば南加賀の入口。産業都市として発展し、南加賀の中核を担っています。


広大な加賀平野やそこから望む白山などの豊かな自然だけでなく、江戸時代から受け継がれてきた伝統芸能「曳山子供歌舞伎」や、歌舞伎「勧進帳」の舞台となった安宅の関など、歴史と文化も色濃く残り、「歌舞伎のまち」として発展している街です。

PR動画内に登場した小松の観光スポットのマップはこちら!

  • 新幹線小松駅
  • こまつの杜
  • こまつ曳山交流館みよっさ
  • 那谷寺
  • こまつドーム
  • 木場潟公園
  • 九谷セラミック・ラボラトリー

Google Mapの読み込みが1日の上限回数を超えた場合、正しく表示されない場合がございますので、ご了承ください

新幹線小松駅 ─ 雄大な白山と歌舞伎ルーツの市松模様

松任谷由実さんと新幹線小松駅(石川県観光PR動画より)


いよいよ2024年に開業する、北陸新幹線の「新幹線小松駅」。

小松空港から加賀や金沢方面へのターミナルとして、南加賀の中心となる駅です。

  • 新幹線小松駅

外観は、石川県の霊峰「白山」の雄大さを表現した、どことなく幾何学的な模様が波打ったようなデザインに、歌舞伎役者「佐野川市松」からその呼び名がついた市松模様のモチーフ。歌舞伎の町ならではの個性が表現されています。


こちらの正面は、駅の東口。逆の西口には、古くからの商店街や町家が立ち並ぶ風情ある街並みも。散策しながらその風情を楽しめます。

  • みやげ店・小松土産店(内観)
  • 小松でおすすめのお土産がたくさん(みやげ店・小松土産店)
  • みやげ店・小松土産店
  • 曳山子供歌舞伎の曳山(模型)

駅舎の中には、フードエリア、お土産&カフェエリア、ギャラリー&イベントエリア、コワーキングエリアからなる新しいスポット「Komatsu 九(コマツナイン)」が登場。着々と、県内外からのゲストを迎える準備が整っています。


また、小松市の伝統芸能「曳山子供歌舞伎」の曳山が展示された一角も。子供たちが歌舞伎を演じる曳山のスモールスケール版ですが、このサイズでも、その煌びやかさはひときわ通る人の目を引きます。本物は町ごとに曳山があり町名が入っていますが、こちらは「小松市」と書かれた提灯が下がっていました。小松市民の誇りを感じますね。


新幹線開業を控え、この日にはまだ目隠しされていた新幹線の改札も。たくさんの人の笑顔でにぎわい、松任谷由実さん作曲の発車メロディが聴ける日も、もうすぐです。

  • 小松市イメージキャラクター「カブッキー」

この日、駅前には小松市の公式キャラクター「カブッキー」がいました。新幹線開業のPR活動をしているとのことですが、地元の高校生にも、写真を撮る列ができるほどの人気ぶり。さすが、ゆるキャラグランプリ(2014年)で北信越1位、全国で15位を獲得した実力者です。


そんな愛されキャラのカブッキーは、小松市を歩けばあらゆるスポットで見かけることができますが、運がよければ本物にも会えるかも!?

こまつの杜 ─ 大人も楽しめる!建設・鉱山機械メーカー「コマツ」の体験施設

  • 超大型鉱山機械(右:930E/左:PC4000)

小松駅の東口を出てすぐにある「こまつの杜」。小松市がルーツの建設・鉱山機械の大手メーカー「コマツ」が運営する体験型施設です。


まず小松駅を出てすぐに目に入るのが、世界最大級の鉱山機械。日本に1台しかない超大型ダンプトラック930Eと、超大型油圧ショベルPC4000です。その存在感とあまりの大きさに、思わず見上げずにはいられません。

  • 超大型ダンプトラック「930E」
  • 930Eのタイヤくぐり
  • 930Eの運転席搭乗体験
  • 930Eの運転席

人と比べるとこんなに大きい!930Eの手前にはフォトスポットがありますが、カメラマンはかなり後ろに下がらないと全部入り切らないほど。


930Eの車体下は通路になっていて、歩いて通ることができます。近づいて見ると、改めてタイヤの大きさにもびっくり。高さ3.8mで4.8トンもの重さがあり、このタイヤ1本で、象14頭分もの重さ(80トン)を支えることができるそうです。 


さらに、この2台は運転席搭乗体験ができます。搭乗時間は下記の通り。階段を上ると、まるでそこは展望台。車体の大きさゆえに小さく見える運転席にも座ることができます。


ハンドルの「KOMATSU」ロゴに一面の計器は、子供だけでなく、メカが好きな人にはたまらない眺めのはず。この巨体を動かす運転手になりきって、写真を撮ってみてはいかが?

体験前にこちらをチェック!

「930E」「PC4000」運転席搭乗 詳細

【開催日】

毎週 火曜~土曜日(第5土曜日をのぞく)

[4月∼11月]10:00∼11:00 / 15:00∼16:00

[12月∼3月]10:00∼10:30 / 15:00∼15:30


※予約は不要です。

※混雑状況により受付は終了時刻より前に締め切る場合がございます。

※雨天等の悪天候、整備、点検時は搭乗中止となります。


▼「こまつの杜」公式サイト

https://komatsunomori.jp/event/680/

  • 「ここほれ!PC4000」体験中
  • 「PC4000」シミュレーター運転席

実物の大きさに圧倒されたあとは、超大型油圧ショベル「PC4000」のシミュレーターで、岩積みゲームを体験してみて。


「未来館」の中一番奥にある「PC4000」のシミュレーター。左右のレバーを操作して岩を積んで点数を稼ぐ「ここほれ!PC4000」というゲームです。見るだけでなく、運転操作ができるなんて!迷わず、並んでみました。


120秒の時間制限内に、どれだけ岩を積み込めるか?の1回勝負!大きい岩が3点、小さい岩が1点と点数が違うため、大きい岩を狙って「ここほれ!」スタート!


今回は、スタッフに教えてもらいながら操作しました。操作方法はモニターや掲示物でも確認できるので、誰でもすぐに覚えられます。しかし、ゲーム慣れしていない私は、モタモタしている間にタイムオーバー。32点で撃沈でした。きっと仕事が丁寧すぎたのでしょう!


リアルな操作感と映像に、大人も楽しめるシミュレーションゲーム。体験者が少ないときはリピート体験もできるかも!?

体験前にこちらをチェック!

「ここほれ!PC4000」体験可能日時

【開催日】

毎週 火曜~土曜日(第5土曜日をのぞく)

[平日]

9:00∼16:00(15:30受付終了)

対象者:どなたでも

[混雑期(土・祝日・夏春休み等)]

9:00∼12:00(11:30受付終了)

対象者:小学生まで


※予約は不要です。

※混雑状況により受付は終了時刻より前に締め切る場合がございます。

※未就学児は大人の膝上にて体験可。

  • 「歴史館」展示室の入口
  • コマツ100年の歴史年表
  • 「歴史館」外観

「歴史館」では、コマツの創業から100年間の歴史を見ることができます。1921年の創業から現在に至るまでの、さまざまなエピソードが紹介されています。


興味のある方は、1世紀前に想いを馳せながら、じっくり歴史に浸るのもおすすめ!



  • 「げんき里山」
  • 「げんき里山」に咲くあじさい
  • 「げんき里山」に咲くひまわり

重々しい鉱山機械がどっしりと構える傍ら、駅のすぐ隣という立地に、なんと南加賀の自然を再現した里山エリアがあります。ここも、こまつの杜の施設のひとつ。


「げんき里山」と名付けられたエリアは、まさに木や草花など緑いっぱいの、散策にはピッタリの場所。季節ごとにさまざまな花が咲くだけでなく、なんと、田んぼや畑、きのこ栽培など、里山の営みがギュッと詰まったエリアになっています。


子供たちが参加する里山自然教室の現場にもなっていて、まさに地域と共に在る施設になっています。

基本情報

こまつの杜

住所 〒923-8666 石川県小松市こまつの杜1
電話番号:0761-24-2154
FAX番号:0761-24-2164
営業時間:【屋内施設】9時00分〜16時30分(入館は16時00まで)【げんき里山】9時00分〜17時00分
休館日:毎週日・月曜日・第5土曜日※祝日についてはイベントカレンダーをご確認ください。
休園日:年末年始
入館料:無料
駐車場:来園者専用 北側駐車場31台、南側駐車場24台
※小型バス(マイクロバス)1台可、中型・大型バス不可
利用時間:9時00分~17時00分※17時00分を過ぎると出入口は施錠されます。
利用料金:無料

こまつ曳山交流館みよっさ ─「 歌舞伎のまちこまつ」の歴史と伝統がまるわかり!

「みよっさ」で解説を聞く松任谷由実さん(石川県PR動画より)


小松市は、イメージキャラクター「カブッキー」に象徴されるように、江戸時代から受け継がれてきた伝統芸能、曳山子供歌舞伎や、歌舞伎「勧進帳」の舞台となった安宅の関など歴史と文化が色濃く残る「歌舞伎のまち」です。


その歴史や実物を深く見知ることができるのが、小松駅から歩いて5分のところにある「こまつ曳山交流館みよっさ」です。


松任谷由実さんもここに立ち寄って解説を聞き、歌舞伎役者になりきりポーズをとった、お茶目なシーンが動画内にあります。

  • 煌びやかな2基の曳山
  • 天井に描かれる鮮やかな龍
  • 見送りの彫刻
  • 迫力の曳山
  • 展示コーナー
  • 十八番舞台
  • カブッキーと曳山2基
  • みよっさ外観

250年以上の歴史をもつ、子供歌舞伎の舞台である絢爛豪華な曳山。現存する8基のうち、2基が常設展示されていて、それらを間近で見ることができます。


ふらっと立ち寄っても、スタッフがとても丁寧に解説してくれます。パンフレットや動画の解説に加え、歴史や地元ならではの話も飛び出し、ここでないと聞けない話ばかり。


1本の釘も使わず、都度組み立てられる曳山は、町によってその特徴が実にさまざま。天井に描かれる絵や、柱、屋根、見送り(背面)の彫刻・細工や刺繍など、どれ一つとっても同じものがなく、見事なまでの完成度に匠の技術力の高さと粋がうかがえます。


その迫力と煌びやかさと、息づく歴史の重みは、実際に見て聞いて、全身で感じる以外に勝るものはありません。実際の子供歌舞伎が上演されるのは、毎年5月に同市で開催される「お旅まつり」。その時には、各町8基の曳山が勢揃いする「曳山八基曳揃え」も見られます。


曳山子供歌舞伎250年の節目に作られた「曳山八基祝い唄」に唄われるように、8基それぞれの強烈な個性を、ぜひ実際に見て体験してみてください。

基本情報

こまつ曳山交流館みよっさ

住所 〒923-0925 石川県小松市八日市町72-3
電話番号:0761-23-3413

FAX番号:0761-58-2114
営業時間:【一般見学】10時~17時
休業日:12月~3月:毎週水曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月30日~1月1日)
料金:見学無料(体験は一部有料)
駐車場:あり(専用駐車場 4台、おもいやり駐車場 4台)

那谷寺 ─ ミシュランガイド1つ星にも選ばれた名所だらけの寺

那谷寺を歩く松任谷由実さん(石川県PR動画より)


那谷寺は、717年に泰澄によって開創された開創1300年の寺です。白山を崇拝し、自然に敬意をはらう「自然智」の教えを今に伝えています。  


「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」でも1つ星の認定を受けた那谷寺。その広い境内には、国の名勝にも指定された「奇岩遊仙境」をはじめ、数多くの重要文化財があり、それらを巡るだけでもかなり見ごたえがあります。


とくに、秋にはすばらしい紅葉が見られ、赤や黄色に色づく景観を、その風情とともに楽しむことができます。

  • 那谷寺
  • 国の名勝 奇岩遊仙境
  • 那谷寺の紅葉
  • 那谷寺の紅葉
  • 那谷寺の紅葉

基本情報

那谷寺

住所〒923-0336 石川県小松市那谷町ユ122

電話番号:0761-65-2111 

FAX番号:0761-65-1626
営業時間:9時15分~16時00分
休業日:年中無休
料金:▼一般拝観

   ・大 人(中学生以上)1,000円(1名料金)、900円(30名以上)、800円(100名以上)
   ・小学生 300円(1名料金)、200円(30名以上)、200円(100名以上)
   ・幼児 無料
   ・障がい者手帳提示、付き添いの方1名限り 500円(1名料金)、400円(30名以上)、300円(100名以上)
   ▼特別拝観
   ・新庭園(琉美園・三尊石・茶室了了庵)※書院・名勝指定園は文化財保全のため非公開となります
   一般拝観料+200円(幼児・小学生無料)
   ※特別拝観は令和5年11月1日から令和5年12月31日迄の間無料開放とさせていただきます。ただし、冬季積雪時は特別拝観は閉鎖となります。
駐車場:あり(バス40台、小型車200台 )

ここもおすすめ!小松市の魅力スポット

こまつドーム
小松市にあるドーム球場で、野球、サッカー、テニスなどスポーツの他、コンサートなどのイベントにも広く使用されています。その形の特徴から、愛称は「ゆめたまご」。
こまつドーム
こまつドーム
木場潟公園
白山を望み、田園風景と調和した「木場潟」の水郷公園です。中央園地・北園地・西園地・南園地の4つの園地からなり、1周6.4kmの園路を周遊することができます。この周遊園路は「美しい日本の歩きたくなる道」500選のひとつに選ばれています。
木場潟公園
木場潟公園
九谷セラミック・ラボラトリー
九谷焼の”美”と”技”を体感し、”石文化“の可能性を探求するラボラトリー。磁器土を製造する製土工場が施設内にて稼働しており、花坂陶石の粉砕から陶土が完成するまでの、九谷焼づくりの工程を、間近で見学することができます。
九谷セラミック・ラボラトリー
九谷セラミック・ラボラトリー

松任谷由実さんが訪れた観光スポットを紹介! ─加賀エリア編─

小松市から南へ向かうこと30分、加賀エリアのスポットをご紹介します。

加賀市は、福井県と接する石川県最南端の市。白山が見下ろす広大な加賀平野に、田園風景と、片山津・山代・山中・粟津の4つの温泉からなる加賀温泉郷や、九谷焼・山中漆器などの伝統工芸が息づく街です。

PR動画内に登場した加賀の観光スポットのマップはこちら!

  • 加賀市観光情報センター KAGA旅・まちネット
  • 山中節と温泉の館 山中座
  • 我戸幹男商店
  • 山中温泉総湯「菊の湯」
  • 栢野の大杉
  • 栢野大杉茶屋
  • 山代温泉 古総湯
  • 片山津温泉総湯
  • 柴山潟

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加賀温泉駅 ─ 漆格子戸の風情

松任谷由実さんと加賀温泉駅(石川県PR動画より)


加賀市の玄関口、加賀温泉駅。松任谷由実さんは、「雪が降る、真っ白いこの駅に降り立った瞬間を忘れられない」との思い出を、動画の中で語っています。


漆の格子戸をイメージしたこの外観は、雅そのもの。新しい発車メロディと同様に、秘めやかな情緒感あふれる、加賀温泉郷をそのまま表現しているようです。これからたくさんの人が加賀の地に降り立ち、情緒豊かな旅を楽しむことでしょう。

  • 加賀温泉駅 全景

加賀温泉駅の改札を出て、すぐ左手にある「加賀市観光情報センター」。関西方面から来られる方が4割ほどを占め、リピーターが多いのが特徴的とのこと。

  • 加賀市観光情報センター 外観
  • 山﨑颯一郎さんのグッズ
  • 加賀楓さんのグッズ

一見、ごく一般的な観光情報センターに見えますが、ちょっと足を止めて近づいて見てみてください。正面の壁一面に、加賀市山代温泉出身のオリックス・バファローズ山﨑颯一郎選手、加賀温泉郷観光大使の元モーニング娘。メンバー「かえでぃー」こと加賀楓さんのサインやグッズがずらり。


さらにはハロー!プロジェクトのグループ「OCHA NORMA」(オチャ ノーマ)中山夏月姫さんのサインやキーホルダーも!中山さんは、加賀市出身で2023年5月に加賀温泉郷観光大使に任命されました。加賀市に縁のあるスターたちの品々で、壁一面が埋め尽くされていて、それらの存在感は肝心の当所看板を上回るほど。


聞くと、全国のファンが持ってきてくれたり、遠方からわざわざ送ってくれたりと、グッズがどんどん増えているそうです。新聞社の方からも、紙面が送られてくるほどの親密ぶり。ここは、ただの観光情報センターではありませんでした。


とてもフレンドリーで丁寧なスタッフの助言も、間違いなく旅の助けになってくれることでしょう。加賀温泉駅に降り立った際は、ぜひ立ち寄ってみてください。

基本情報

加賀市観光情報センター KAGA旅・まちネット

住所〒922-0423 石川県加賀市作見町ヲ6-2 JR加賀温泉駅構内 

お問い合わせ先:KAGA旅・まちネット 

電話番号:0761-72-6678 

FAX番号:0761-72-6679
営業時間:8時45分~17時30分
休業日:年中無休
駐車場:あり(バス40台、小型車200台 )

山中温泉・鶴仙渓 ─ 自然豊かな奥ゆかしい風情と3つの個性的な橋巡り

松任谷由実さんとこおろぎ橋(石川県PR動画より)


加賀温泉郷のひとつ、山中温泉。4つの温泉郷の中で、一番山あいに位置する温泉です。数々の温泉宿に囲まれるように位置する渓谷「鶴仙渓」は、北陸随一の渓谷美とも言われており、散策にもおすすめのスポットです。


夏は渓流のせせらぎを聞きながら楽しめる川床、秋には、その流れを感じながら見上げる紅葉が見事。温泉だけではない楽しみ方もたくさんあります。

  • 鶴仙渓から見上げるこおろぎ橋
  • 鶴仙渓から見上げるあやとり橋
  • 鶴仙渓の遊歩道
  • こおろぎ橋から眺める紅葉の鶴仙渓
  • 鶴仙渓の遊歩道

鶴仙渓は、上流のこおろぎ橋から黒谷橋までの約1kmの区間で、山中温泉を代表する名勝地です。渓谷沿いには、遊歩道が整備されていて、散策しながら四季折々の景観と立ち並ぶ奇岩怪石、橋めぐりを楽しむことができます。

  • こおろぎ橋
  • こおろぎ橋
  • あやとりはし
  • あやとりはし
  • 黒谷橋
  • 黒谷橋
  • 黒谷橋

鶴仙渓には3つの橋がかかっており、上流から「こおろぎ橋」「あやとりはし」「黒谷橋」と、それぞれ個性が全く違う風情があります。

鶴仙渓の遊歩道を歩きながら見上げるのも、渡って橋の上から流れや草木を眺めるのも、どちらもフォトスポットとしても人気のある場所です。

基本情報

鶴仙渓

住所〒922-0127 石川県加賀市山中温泉東町1丁目~こおろぎ町  

お問い合わせ先:(一社)山中温泉観光協会 

電話番号:0761-78-0330  

FAX番号:0761-78-0332
駐車場:あり(こおろぎ橋駐車広場 乗用車22台 大型車2台、あやとりはし駐車場 乗用車12台  )

山中座 ─ 山中漆器の粋が圧巻!伝統芸能「山中節」も鑑賞できる

  • 山中座 全景
  • 山中座 入口

山中温泉総湯 菊の湯(おんな湯)に隣接する「山中座」。山中温泉観光の拠点にもなっており、観光案内も充実しています。

松任谷由実さんは、ここにも立ち寄っています。

  • 山中座ホール
  • ロビー天井の蒔絵「わらべたちのまつり」
  • 廊下の内装展示
  • 山中節名人とゆかりの人たち展示

山中座には180人を収容できるホールがあり、伝統芸能にふさわしい檜舞台と松羽目を備え、山中漆器の技を極めた格調高い造りになっています。


広々としたロビーには、漆塗りの柱や格子戸風の壁面と、見上げる天井には、蒔絵の研ぎだし技法による金・銀と色漆で仕上げた格天井「わらべたちのまつり」があり、目の休まる暇がないほど。奥の廊下には、古くからのホール内装の作品展示があり、内装を通じて、山中座や文化の歴史の変遷を垣間見ることができます。


また、元禄時代に、北前船の船頭衆が湯に浸かりながら唄ったと言われる「山中節」の、初代名人の展示も、ここでしか見られない貴重な資料です。毎週土・日・祝日には、「山中節 四季の舞」が定期上演もされているので、山中伝統の芸能も味わってみてはいかがでしょうか?


まさに、館そのものが芸術作品の贅沢な空間「山中座」、一見の価値ありです。

山中温泉の見どころ3選

山中温泉には、ほかにも見どころがいっぱい。

温泉の湯気と匂いが漂うなか、飲食店やカフェのほか、軽食やスイーツなどを食べ歩きできる山中温泉のメインストリート「ゆげ街道」を歩くもよし、少しだけ足をのばして、パワースポット「栢野の大杉」で心を満たすもよし。温泉だけじゃない魅力がいっぱいです。

我戸幹男商店
挽物木地において、全国でも他の追随を許さぬ完成度を誇る「山中漆器」。1908年に創業し、伝統の技を受け継いできた我戸幹男商店ですが、伝統をふまえ、木地師が丁寧に挽き上げた木地はどれも逸品。豪快かつ美しい木目に、実用性と芸術性を追求した、洗練された漆器が並びます。
我戸幹男商店
我戸幹男商店
山中温泉総湯「菊の湯」
開湯から1300年。かの松尾芭蕉も奥の細道の道中立ち寄り、その際に詠んだとされる句「山中や 菊は手折らじ 湯の匂ひ」から命名された総湯・菊の湯。今も変わらず、多くの人たちに親しまれています。
山中温泉総湯「菊の湯」
山中温泉総湯「菊の湯」
栢野の大杉
山中温泉の奥に位置する大聖寺川の上流、菅原神社の境内にそびえる神木で、樹齢2300年とも言われています。幹周りは11.5メートルあり、大人7人が手を繋いで囲めるほど。高さは50メートルにも及び、国の天然記念物となっています。
栢野の大杉
栢野の大杉

「栢野の大杉」で味わいたい名物だんご

必食!季節限定の「栢野大杉草だんご」

ここにきたらぜひ食べたいのが、「名物 栢野大杉草だんご」。大杉の道路を挟んで前にある「大杉茶屋」で買うことができます。


一口食べるとよもぎの香りが口いっぱいに広がり、1つ1つが大きいのですが、きなこのほんのりとした甘さとシンプルな味わいで、大杉の下の澄んだ空気の中で食べる草だんごはまた格別でした。

必食!季節限定の「栢野大杉草だんご」

ここもおすすめ!加賀市の魅力スポット

 

山代温泉 古総湯
明治時代の総湯を復元した古総湯。外観や内装だけでなく、当時の入浴方法も再現しています。

浴室の床や壁の九谷焼のタイルやステンドグラスの美しい装飾の中、源泉かけ流しの良質な湯に浸かり、昔日の雰囲気をお楽しみいただけます。
山代温泉 古総湯
山代温泉 古総湯
片山津温泉総湯
世界的建築家谷口吉生氏の設計で、外観はそのほとんどがガラス張りの浴場。

柴山潟、空、森など周囲の自然に溶け込み、建物からは雄大な白山連峰を背景とした美しい柴山潟の眺望が楽しめます。
片山津温泉総湯
片山津温泉総湯
柴山潟
「加賀三湖」と称される湖のひとつ柴山潟。片山津温泉のシンボルでもあり、日本有数の巨大噴水は圧巻。夜間はライトアップされ幻想的な雰囲気に包まれます。

まるで湖に浮いているかのような「浮御堂(うきうき弁天)」は「湯の元公園」から歩いて渡ることができます。
柴山潟
柴山潟
  • 山代温泉キャラクター「スパクロくん」

山代温泉の周辺には、イメージキャラクター「スパクロくん」をモチーフにした看板やスポットもあります。山代温泉の開湯伝説に登場する、三本足の八咫烏(ヤタガラス)をモデルにした、愛らしいキャラクターです。


この日は山代温泉総湯前にいた本人を激写!彼のホームだけあって、とても馴染んでいますよね。

まとめ

北陸新幹線が延伸する、期待の新エリア「小松」「加賀」、いかがでしたか?

松任谷由実さんが立ち寄ったところも含め、おすすめスポットはこちら!


・江戸時代から続く歴史と伝統芸能「曳山子供歌舞伎」

・ミシュラン一つ星の見事な景観「那谷寺」

・世界レベルのビッグスケール体験「こまつの杜」

・全国からファンが集まる観光拠点「加賀市観光情報センター KAGA旅・まちネット」

・秘めやかな情緒感あふれる加賀温泉郷「山中温泉・鶴仙渓」

・山中節と山中漆器の粋が圧巻「山中座」


街と文化と自然、そして人が融合した、情緒と洗練が共存する魅力あふれるエリア。とても全ては紹介しきれないので、ぜひ実際に見て触れて、感じてみてください!

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