金沢21世紀美術館を徹底解説!人気のスイミング・プールや予約情報もチェック!


10441ビュー 2023.08.03投稿
▲レアンドロ・エルリッヒ《スイミング・プール》2004年

金沢21世紀美術館といえば「スイミング・プール」が人気のある作品として有名ですよね。
本記事ではスイミング・プール観覧の予約方法や、無料でも楽しめる見どころ、オシャレなカフェやお土産、インスタ映えする写真の撮り方など、金沢21世紀美術館の魅力を徹底解説いたします!

金沢21世紀美術館って?

「現代アート」と聞くと少し気難しい印象を持つ方もいるかもしれませんが、金沢21世紀美術館はそれを感じさせない明るいイメージが印象的。ガラスで覆われた美しい建築は、外との境界を感じさせない開放的な空間が広がります。

建築の​コンセプトは「街に開かれた公園のような美術館」。屋内外に無料で楽しめる参加型作品が点在しています。公園を散歩する感覚で気軽にアート作品に親しむことができる、金沢観光に欠かせない人気スポットです!

大人気「スイミング・プール」とは?

▲レアンドロ・エルリッヒ《スイミング・プール》2004年

スイミング・プールは金沢21世紀美術館の象徴ともいえる有名な作品です。地上と地下で異なった見えかたが面白いので、記念フォトも構図の工夫しだいで不思議な非日常感を演出できます。
地上から撮ると・・・水面の下に人がいる?!
 
「さぁ!この手につかまれ!」
地上にいるお客さんとのコミュニケーションも楽しいですよ^^

ちなみに手すりに触れるのはOKですが、ぶら下がったり、触れた状態でジャンプするのは作品保護のためNGです。また、地下部への滞在時間は現在5分以内となっています。ルールを守って楽しみましょう!
 

「スイミング・プール」予約方法、料金は?

「スイミング・プールの料金はいくら?」「予約はどうやって取るの?」そんな疑問に答えていきます。やはり大人気のスイミング・プール、、、地下部へは予約がないと入場できません。プールを下から見るには下記の2つがマスト!それぞれ解説していきますね。

①スイミング・プールの事前予約(無料)
②展覧会ゾーンの観覧チケット(有料)

スイミング・プール観覧の事前予約

スイミング・プール、実は予約自体は無料なのです。しかし、後ほど解説する展覧会チケットの購入が観覧の必須条件になっているので覚えておいてくださいね。プールの予約方法は下記の2つ。
 
  1. WEBでの事前予約
 2.当日順番待ち受付

展覧会ゾーンの観覧チケット

展覧会ゾーンのチケットは下記の2種類。ちなみに特別展はコレクション展も観覧できる共通チケット。どちらを買うべきか迷った場合は特別展チケットがおすすめ◎ 後ほど紹介するフォトスポットのなかには、特別展エリアのものも含まれているので、記念撮影込みで観覧を楽しみたい方にぴったりです。
 
 コレクション展  一般 450円
 特別展  一般 1,200円
※注意※
展示替え作業並びにメンテナンスのため、以下の期間は《スイミング・プール》地下部は閉場(入場不可)だそうです。旅行の予定を立てる前に要チェック!
 
▼「スイミング・プール」地下部閉鎖期間
2023年11月6日(月)〜11月17日(金)

楽しむためのポイント

●予約は早めに
スイミング・プールの予約も展覧会チケットも、週末や大型連休などは当日券販売窓口が混雑します。「絶対に見る!」と心に決めているなら、前売り券を買う、WEB予約を利用するなど早めの行動がおすすめです。
 
●コインロッカー
スイミング・プールを含む展覧会ゾーンに入場する際、B4サイズ(257mm×364mm)以上の大きさの荷物を持ち込めません。館内には全4カ所にコインロッカーがあるので、大きな荷物は預けておきましょう。ちなみにお金が返ってくるタイプです◎
 
●小さいバッグ
メインのバッグとは別に、小さいバッグがあると便利! お財布や携帯だけ身につけて、身軽にアートを楽しみましょう♪
 

金沢21世紀美術館の見どころ

インスタグラムで「#21世紀美術館」を検索すると、おしゃれで楽しそうな投稿がいっぱい!
スイミング・プールを観覧するなら併せて楽しみたい「展覧会ゾーン」のほか、無料でアート作品を楽しめる「交流ゾーン」にも、インスタ映えするフォトスポットとして人気の作品が散りばめられています。

無料でも楽しい♡ 交流ゾーンのインスタ映えスポット

▲フロリアン・クラール《アリーナのための クランクフェルト・ ナンバー3》2004年(写真右)
芝生からラッパが?!このラッパたち、美術館を取り囲む芝生に全部で12個点在しています。地面からニョキニョキと生えているような姿がなんとも可愛らしい♡
実は地中に管が通っていて、2つずつペアで繋がっています。このペアは必ずしも隣同士とは限らないようで、聞こえる声の主は思わぬところにいることも・・・?
 
▲妹島和世+西沢立衛/SANAA《球体のパビリオン「まる」》2016年
2014年の開館10周年を記念して、金沢21世紀美術館を設計した日本の建築家ユニット《SANAA》によって作り上げられた作品です。鏡のような半球がいくつも集まって、ひとつの「まる」になるような形。背景に美術館が映るに撮るのがオススメ◎
さらに、「まる」は内部に入ることもできます。鏡面に小さな自分がたくさん写り込んで、SF映画の世界みたい・・・不思議空間にわくわく!
 
▲妹島和世+西沢立衛/SANAA《SANAAチェア》
上記で紹介した《SANNA》によるプロダクト。「うさぎの椅子」「ラビットチェア」の愛称でも親しまれています。うさぎの耳のような背もたれがキュートな椅子ですね♪ インスタではうさぎの耳のポーズや、向かい合って座る構図が人気のようです。
 

スイミング・プールだけじゃない!見応え抜群の展覧会ゾーン

斬新な企画展は見応えたっぷり!恒久展示作品は、まるで作品の一部に迷い込んだような雰囲気のある写真が撮れますよ◎
▲マイケル・リン《市民ギャラリー 2004.10.09 -2005.03.21》2004年
加賀友禅の古典図案から構想された花模様、それが壁いっぱいに広がるこの空間・・・実は休憩コーナーなのです!壁の前に置かれたロッキングチェアは、これまた《SANAA》とのコラボレーション。ひとつひとつ柄の出かたが違うので、ぜひお気に入りの椅子を探してみて下さい^^
 
▲ヤン・ファーブル《雲を測る男》1998年
「市民ギャラリー 2004.10.09 -2005.03.21」を背に立つと、ちょうど向かいに見えるのがこの「雲を測る男」。
無料の「交流ゾーン」からでも見えるのですが、ここからだと正面に近い角度&より近い距離から見ることができます。ロッキングチェアに揺られながら、雲の流れと一緒に眺めると詩的な気分に浸れますよ◎
 
▲パトリック・ブラン《緑の橋》2004年
透明な通路の先には、壁一面の緑!!!なんと植物が壁面に植え付けられているのです!!!
金沢の気候に適した100種類の植物は、季節の移り変わりに合わせて様々な表情を見せてくれるように、絶妙なバランスで配置されているみたいです。
 

必見!主催展覧会

新しい価値観を発見できる斬新な主催展覧会はどのシーズンも見応え抜群です!展覧会はコレクション展と特別展の2種類。わたしたちが行ったときは下記が開催中でした。
▲松田将英《The Big Flat Now》2022年
コレクション展1「それは知っている:形が精神になるとき」
2023年4月8日(土) -2023年11月5日(日)


スイミング・プールの地下部に入る際に通る展示室6では、「泣き笑い」の表情に注目した作品が展示されていました。巨大すぎる「ぴえん」の絵文字・・・!このスケールのデカさ、伝わります??
 

コレクション展1 それは知っている:形が精神になるとき

【会場】金沢21世紀美術館 展示室1〜6
【料金】一般 450円(360円)
    大学生 310円(240円)
    小中高生 無料
    65歳以上の方 360円
※( )内は団体料金(20名以上)
※当日窓口販売は閉場の30分前まで

おしゃれなカフェ&お土産

作品や展覧会以外にもぜひ注目していただきたいのが、カフェレストランとミュージアムショップ。金沢ならではの美味しい食事や、金沢21世紀美術館ならではのお土産選びにオススメです!
●Fusion21
ガラス張りの開放的な空間がおしゃれなカフェレストラン。ランチやディナーはもちろん、ちょっとひと休みのカフェ利用にも良きです◎
ランチビュッフェは、加賀野菜や旬の食材をふんだんに使ったお料理がズラリ! 金沢の老舗ケーキショップ「メープルハウス」が手掛けるスイーツも絶品です♡

カフェレストラン "Fusion21"

【電話番号】076-231-0201
【営業時間】10:00~20:00(19:00 L.O.)
 ・ランチ 11:00~14:00(14:00 L.O.)
(団体、貸切利用のためご利用いただけない場合があります。)
【休業日】月曜日(月曜日が休日の場合はその直後の平日)、年末年始

●ミュージアムショップ
丸くフェンスに囲われた2つのミュージアムショップ。デザイン性に優れたグッズや日本のアート関連書籍の販売がメインの売り場と、開催中の特別展オリジナルグッズがメインの売り場に分かれていました。印象に残った作品をお土産として形に残すのにも良さそうですね!

金沢21世紀美術館 ミュージアムショップ

【電話番号】076-236-6072
【営業時間】10:00~18:30(金・土曜日は20:30まで)
【休業日】月曜日(月曜日が休日の場合はその直後の平日)、年末年始

周辺の観光スポット

金沢21世紀美術館があるエリアは、金沢旅行の中心地と言ってしまっても過言ではないくらい、観光スポットが密集しています。下記の2つは徒歩3分圏内なので、併せて立ち寄るのに丁度いいですよ◎
●石浦神社
金沢でもとても歴史の長い由緒ある神社です。水玉模様の可愛いお守りが大人気!千本鳥居や花手水のほかにもフォトスポットが充実しています。今年の夏は風鈴の音色が涼やかでした◎
金沢21世紀美術館「本多通り口」から徒歩1分。
石浦神社

石浦神社

【住所】〒920-0964 石川県金沢市本多町3-1-30
【電話番号】076-231-3314
【営業時間/期間】9時~17時

●兼六園(国指定特別名勝)
金沢観光といえばここ!江戸時代に作られた日本三名園の一つ。加賀藩の歴代藩主によって長い年月をかけて作られた大名庭園です。池にかかる「徽軫灯籠(ことじとうろう)」を望む風景が有名ですよね。
金沢21世紀美術館「本多通り口」から「兼六園真弓坂口」まで徒歩3分。
兼六園(国指定特別名勝)

兼六園(国指定特別名勝)

【住所】〒920-0936 石川県金沢市兼六町1
【電話番号】076-234-3800
【営業時間/期間】
 7時00分〜18時00分(3月1日〜10月15日)
 8時00分〜17時00分(10月16日〜2月末日)
【定休日】年中無休
【料金】
 大人320円
 小人(6歳〜18歳未満)100円
 6歳未満及び65歳以上無料(証明書要)

まとめ

上記で紹介した内容をまとめると・・・
 
●スイミング・プール観覧は事前予約&展覧会ゾーンのチケットが必須
●買うべきチケットに迷ったら 特別展がオススメ
●混雑が予想される日は 早めに前売り券・WEB予約の準備を!
●交流ゾーン・展覧会ゾーンともにインスタ映えスポットがいっぱい
●おしゃれなカフェ・ミュージアムショップにも注目
●主要な観光スポットが徒歩圏内
 
今回わたしたちは開館から13時頃までの滞在。写真撮影やカフェも楽しみながら所要時間は約3時間ほどでした。混雑時は待ち時間もあると思うので、余裕をもったスケジュールを組んでおくと安心です◎ 徒歩圏内にも見どころがたくさんあるので、ここを拠点に充実した1日を過ごせますよ^^

金沢21世紀美術館

【住所】〒920-8509 石川県金沢市広坂1丁目2-1
【電話番号】076-220-2800

【営業時間/期間】
・展覧会ゾーン:10時00分〜18時00分(金・土曜日は20時まで)
・交流ゾーン:9時00分〜22時00分
【休館日】
・展覧会ゾーン:毎週月曜日(祝休日の場合は翌平日)、年末年始
・交流ゾーン:年末年始 ※各施設の休室日は展覧会ゾーンに準ずる

【料金】
美術館の建物への入館(交流ゾーン)は無料です。
展覧会ゾーンへの入場は展覧会観覧券(有料)が必要です。
なお、市民ギャラリー等で開催されている一般主催展覧会の観覧券は、各会場入口でお買い求めください。(展覧会の観覧料は内容や時期により異なる)

【交通アクセス(車)】金沢駅から約10分(約2km)
【交通アクセス(公共交通)】JR金沢駅より兼六園口(東口)バスターミナル3,7番バスにて「広坂・21世紀美術館」下車すぐ
8〜10番バスにて「香林坊(アトリオ前)」下車、徒歩5分
【駐車場】有り(有料)

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