石川のものづくり体験おすすめ3選|陶芸・鋳物・チタン加工に挑戦!

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石川県といえば、九谷焼や輪島塗、金箔などの伝統工芸をはじめ、和菓子や食品、繊維や先端技術など幅広い産業が古くから息づいています。長い歴史の中で培われてきた技と、新しい発想から生まれるさまざまな手仕事の魅力を、あなたも自分の手で体感してみませんか?

今回は、石川県の体験予約サイト「ほっと石川旅体験」から3種のものづくりに挑戦!定番の陶芸に加えて、アルミ鋳物やチタン板加工という変わりダネのメニューもあり、石川県が誇るものづくり文化の多様性と奥深さに触れてきました。

石川のものづくり体験おすすめ3選|陶芸・鋳物・チタン加工に挑戦!

「ほっと石川旅体験」での予約方法

気になる体験プランが見つかったら、「ほっと石川旅体験」の予約ページから申し込みできます。

予約したいプランのページで「お手続きへ」を選択し、希望する日付・人数・時間などを入力します。プランごとの注意事項を確認した後、氏名やメールアドレス、電話番号などの申込者情報を入力し、確認画面へ進みましょう。

内容に間違いがないか確認した後、画面の案内に沿って支払い手続きを行えば予約完了です。

※画像は予約方法の一例です。プランによって選択項目や入力内容、画面表示が異なる場合があります。

伝統技術に触れる!アルミ鋳物の刻印体験&迫力の工場見学

金沢駅から車で約15分、加賀藩の時代から300年以上にわたって鋳物の技を受け継ぐ「金森合金」です。「鋳物」とは、溶かした金属を型に流し込んで固め、成型する技法。かつては加賀藩の調度品やお寺の梵鐘などを手がけていましたが、現在はH-IIAロケットに使用される部品素材を供給するなど、産業分野にも技術が生かされています。ライフスタイルブランド「KAMAHACHI」では、アルミや銅合金の特性を生かした、針を使わない剣山や食器など、現代の暮らしに寄り添うアイテムも展開しているんです。

そんな金森合金では、アルミ合金製のテーブルウェアに模様や名前などを刻印するワークショップを開いています。体験できるアイテムや料金はプランによって異なります。今回体験したアイスクリームスプーンについては、現在の取扱いを事前にご確認ください。

金森合金のものづくり体験の中でも、伝統の技や未来へつなぐ思いが込められているのが、動物をモチーフにした菓子切りです。

この菓子切りのデザインは、金森合金と、釜師の十五代宮﨑寒雉氏、金工作家の魚住安信氏とのコラボレーションから生まれました。宮﨑氏は、加賀藩主・前田利常の時代に御用釜師として召し抱えられた初代宮﨑寒雉の名と技を受け継ぐ茶道釜師です。魚住氏は、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された三代魚住為楽氏を父に持ち、銅鑼などの制作技術を受け継いでいます。

菓子切りの「雉(キジ)」は宮﨑寒雉氏が受け継ぐ「雉」を、「魚」は魚住安信氏が受け継ぐ「魚」をモチーフにしたもの。「卯(うさぎ)」には、伝統技術を未来へつないでいくため、柔軟に跳び回る姿が表現されています。

伝統を受け継ぎながら、現代の暮らしの中で楽しめる形へと生まれ変わったデザインにも注目してみてください。

それでは、いよいよオリジナル作品づくり!
好みのアイテムを選んだら、今度はアルファベットや数字、星、ハートなどの刻印機を使って、好きな場所に模様や名前を入れていきます。
刻印したい場所に刻印機をしっかりと当て、ハンマーで上からコンコンと打ちつけます。一見すると簡単そうですが、力加減や刻印機をまっすぐ保つのが意外と難しい!何度か打ちつけると模様が刻まれていくので、位置を確認しながらこの作業を繰り返します。刻印をうまく組み合わせて、オリジナルの柄を生み出すのも楽しいですね♪小さなお子さん向けのハンマーも用意されています。対象は3歳以上で、小さなお子さんは保護者の付き添いが必要です。

集中すること約20分。ついに、オリジナルのアイスクリームスプーンが完成しました!スプーン部分には夏の夜空をイメージして星のウェーブをあしらい、持ち手部分には体験した日付と自身の名前をローマ字で刻印。世界にひとつだけの「マイスプーン」に、筆者の娘も大満足です。

そして、この体験のもう一つの楽しみが、工場の見学です。藩政期から続く鋳物づくりの伝統や、さまざまなアルミ資源を新たな製品として再生する、資源の循環について知ることができます。

例えば、兼六園で回収された使用済みのアルミ缶は、アルミ製の菓子切りに生まれ変わり、一般開放150周年での記念茶会で使われました。ほかにも、使い終わったヘアカラー剤のアルミチューブや、新聞の印刷に使われた刷版なども資源として回収し、別の製品に再生しています。

溶解・鋳込み工程は15:00の回で見学できますが、製造スケジュールにより変更となる場合があります。予約時にご確認ください。

まず目を引くのが、大きな窯から立ち上る迫力満点の炎!アルミや銅合金を800~1200度という高温で溶かしているそうです。その後、ドロドロに溶けた金属を職人が慎重に型へ。真っ赤に輝く金属が流れ込んでいく様子は圧巻で、ものづくりの現場の「熱」を肌で感じられます。
金森合金24代目の高下裕子さんは、『鋳物の歴史、金属に係る資源循環』の分野で『いしかわ文化観光スペシャルガイド』として活動しています。 高下さんのガイドで鋳物の歴史を知り、オリジナル作品づくりを楽しみ、迫力ある制作現場を見ることができる体験は、幅広い年代の方におすすめですよ♪


体験場所
株式会社金森合金
石川県金沢市松村6丁目100番地
アクセス
金沢駅より北鉄バス「観音堂」バス停下車徒歩約10分
設定期間
月曜~金曜、一部土曜も営業
体験プラン詳細
・名入れ刻印体験
・伝統的砂型鋳造の鋳物工場見学 
体験時間
約30分
料  金
2,000円~/1個(税込、工場見学、製品費、ワークショップ体験費含む)
問い合わせ先
株式会社金森合金
電話番号
076-267-3003
体験予約https://ishikawa-activity.tourbooking-japan.com/A/ja-JP/product-detail/1113

基本情報

株式会社金森合金

所在地:金沢市松村6丁目100番地     

電話番号:076-267-3003 

アクセス(車):金沢駅から約16分
アクセス(公共):北鉄バス「観音堂」バス停から徒歩10分
営業時間:8:15~17:00 ※体験の内容によって時間は異なります
定休日:土曜日・日曜日  ※一部土曜日は営業
駐車場:あり
価格帯:体験料:2,000円~(プランにより異なる)

株式会社金森合金

海と空を感じる工房でゆったり陶芸体験

続いてはガラリと趣を変え、海にほど近い工房で心静かに陶芸体験を。のと里山海道・県立看護大ICから車で約2分、かほく市・高松海岸の近くに、白い壁と青い扉が印象的な陶工房・ギャラリー「海ノ空」があります。

ギャラリーに並ぶのは、海や空を思わせる青い器をはじめ、個性豊かな作品の数々。丸みを帯びたやさしいフォルムには、どこか温かみがあり、思わず手に取ってみたくなります。

そんな「海ノ空」を営むのは、富山県出身の石丸暁さんと、北海道出身の絵利子さんご夫妻です。
「工房の窓から見える夕日が、すごく素敵なんです。」と優しく微笑む奥様。お二人は、この場所から見る景色を気に入り、移住して工房を構えたそう。海と空を身近に感じながら、土に触れ、ものをつくる。そんな穏やかな時間を楽しめるのが、海ノ空の陶芸体験です。


海ノ空では、手びねりと電動ろくろの2種類から選んで体験できます。電動ろくろは、すっきりと軽やかな印象の器に。手びねりは、指の跡が残るような、手仕事ならではの重厚感のある仕上がりになるそうです。また、四角形などの自由な形にしたい場合は、手びねりがおすすめとのこと。

今回、カップをつくることにした筆者の娘は、電動ろくろをチョイス。まずはどんな作品を作りたいかを決めて、完成イメージをスケッチします。カップや湯飲み、茶碗など、普段の暮らしで使う器が人気だそう。
スケッチができたら、次は8種類の中から好きな色合いの釉薬を選びます。選ぶ釉薬によって料金が変わるので、そこもチェックしておきましょう♪

電動ろくろの前に座り、いよいよ制作スタート!
まずは先生がお手本を見せてくれます。目の前で土を自在に形づくる様子を見ていると、ひとかたまりの土が、少しずつ器へと変化していく過程がよく分かります。

次は自分で挑戦!濡らした指先を使って土の中心に穴をあけ、少しずつ広げながら、好みの形へと整えていきます。先生がそばで丁寧にサポートしてくれ、初めてでも安心です。ちなみに、焼き上がると作品は少し縮むので、完成時の大きさをイメージして少し大きめにつくるのがポイントです。

とはいえ、思い通りの形に仕上げるのはなかなか難しいもの。器を薄く均一に整えたり、口元を滑らかにする作業に苦戦したとのこと。

成形が終わったら、仕上げの工程へ。カップの持ち手を付けたり、表面に模様を彫ったりして、自分だけの作品に仕上げていきます。ちなみに、娘の作品には名前に入っている「月」をモチーフにした模様が。朝食の時間に使うことを思い浮かべながら、デザインを考えたそうです。

工房での体験はここまで。
「先生がずっと褒めてくれたから、やる気が出てやっていて楽しかった!」
「全部自分で作れたから達成感があった。使うのが楽しみ!」
と、出来映えに大満足!この後は、先生が乾燥から焼成まで心を込めて仕上げてくれます。
完成した作品が手元に届くのは、4か月ほど先。結婚記念品や両親への贈り物として陶芸体験をする方もいらっしゃるそうなので、特にギフトとして利用する場合は、完成までのスケジュールを考えて訪れるのがおすすめです。 

体験の前後には、周辺の観光スポットにも立ち寄ってみるといいですね♪ 近くの「道の駅 高松」では足湯を楽しめますし、車で15分ほどの距離には、日本で唯一砂浜を車で走行できる「千里浜なぎさドライブウェイ」もあります。陶芸体験とあわせて、石川の海や自然を満喫する旅にしてみてはいかがでしょうか。
※天候や波の状況により通行規制があります。 詳しくは石川みち情報ネットをご覧ください。

実施場所
陶工房・ギャラリー 海ノ空
石川県かほく市二ツ屋ナ11-3
アクセス(車)のと里山海道 県立看護大IC下車約2分
(公共交通)JR七尾線免田駅より徒歩約35分 
 ※免田駅からの送迎を希望の方は駅に到着する時間をお知らせください
設定期間
開催日は予約ページでご確認ください
体験プラン詳細

①受付と制作の流れの説明を聞く。

②紙に作りたい作品の絵を描く。
③「電動ろくろ」または「手びねり」の基本的な扱い方を学ぶ。

電動ろくろでは先生が目の前で見本を作ってくれます。

④制作開始。先生のサポートもあり。
⑤
約8種類ある釉薬(色)の中からお好みの色を選ぶ。

⑥体験終了。約4か月後、完成した作品を郵送/来店にて受け取り。
対象年齢:5歳以上 
体験時間
2時間
料金5,000円~/お一人様
 ※作品1点分(材料代や道具レンタル代を含む)・レッスン代
持ち物エプロン・手拭きタオル ※汚れが気になる方はご持参ください
問い合わせ先
陶工房・ギャラリー 海ノ空
電話番号
090-1726-2553
体験予約https://ishikawa-activity.tourbooking-japan.com/A/ja-JP/product-detail/2264


基本情報

陶工房・ギャラリー 海ノ空

所在地:石川県かほく市二ツ屋ナ11-3    

電話番号:090-1726-2553

アクセス(車):のと里山海道 県立看護大IC下車約2分
アクセス(公共交通):JR七尾線免田駅より徒歩約35分 
※免田駅からの送迎を希望の方は駅に到着する時間をお知らせください
営業時間:10:00~18:00
定休日:不定休
駐車場:あり
価格帯:5,000円~

陶工房・ギャラリー 海ノ空

電気で色を付ける!?チタン板の加工体験

最後にご紹介するのは、まるで理科の実験のような手法できれいなデザインを生み出すものづくり体験です。
野々市市にある「クラフト金澤」は、貴金属製品やチタン製品の加工、オーダージュエリーなどを手がける工房です。店主の山城さんによると、県外からもチタン製の結婚指輪のオーダーがあるそうです。 チタンは軽く丈夫で、医療材料にも用いられている金属です。

そんなチタンを実際に自分の手で加工できるのが、2024年からスタートしたチタン板加工体験です。作るのはチタン板のキーホルダー。見本を見せてもらうと、青や紫、黄色など、色とりどりのグラデーションがとってもきれいでうっとり♪

まずは、チタン板を金槌で叩いて模様をつけていきます。最初は練習用の板で金槌の力加減を試します。チタン板は約1.7cm×2.8cmと小さいので、金槌を振るときは、うっかり指を叩かないように注意が必要です。

先端の形が異なるさまざまな金槌が用意されていて、選ぶ道具によってつく模様も変わります。力加減や金槌の種類を試しながら、「どんな模様にしようかな?」とイメージを膨らませます。

そして、いよいよ本番!イメージした模様に合わせて金槌を打ち付け、チタン板にひとつひとつ跡をつけていきます。金槌で叩く作業は、前にご紹介した金森合金の刻印体験にも少し似ていますね。

次はいよいよ、チタン板の色付けです。用意されたのは、電気を流す装置と水槽。まるで理科の実験に使う器具のようです。

チタンは、表面にできる酸化被膜の厚みによって見える色が変わる性質があります。電気を流してその厚みを調整することで、単色やグラデーションカラーに仕上がるのだそう。

まずはカラーチャートを見ながら、電圧によって色が変化する仕組みを教えてもらいます。娘が選んだのは、夜空をイメージしたブルーからイエローへのグラデーション。

電圧を設定したら水槽に通電し、そこへチタン板をそっと入れて揺らします。すると…シルバーだったチタン板が、一瞬にしてブルーに変化!「わぁ!」と思わず声が出るほどの不思議な現象は、まるでマジックのようです。

グラデーションにするには、電圧を設定し直し、色を変えたい部分まで再びチタン板を水につけます。濃いブルー一色だったチタン板が、半分だけ淡い青に着色されました。この工程を繰り返して色の境目をつくっていくと、きれいなグラデーションが完成します。

目の前で色が変化していく様子は、まさに理科の実験とものづくりが融合したようなワクワク感!自分で電圧を調整しながら着色していくので、どんな仕上がりになるのか最後まで分からないのもこの体験の面白いところです。

完成したチタン板を見た娘は、

「これ、本当に自分で作ったもの?」

と、思わず自分に問いかけるほどの仕上がりに。

「もし金槌で打つ模様がうまくいかなかったとしても、色をつけるとガラッと印象が変わるから、失敗はないと思う」

と、体験を終えた感想も教えてくれました。

店主の山城さんからは
 「模様を入れるのもうまかったし、グラデーションがきれいに出ていて売り物レベルだよ!」
 と、最高の褒め言葉をいただきました♪
チャームを変えればペンダントにもなりますし、カップルや友達同士で体験するなら、2つ合わせると柄がぴたりと完成する「ニコイチ」のデザインにするのも素敵ですね!オプションで、レーザーにより好きな文字やイラストを入れることもできるそうです。
クラフト金澤でのチタン板加工は、実験さながらのワクワク感と、おしゃれなデザインを自分の手で生み出せる、遊び心たっぷりのものづくり体験ですよ!

実施場所
株式会社クラフト金澤/ジュエリー工房 VAN-AILE ヴァン・エール
 石川県野々市市御経塚3丁目494
アクセス(車)北陸自動車道金沢西ICから約7分
(公共交通):IRいしかわ鉄道野々市駅から徒歩約14分
定休日火曜、土曜
体験プラン詳細
対象:小学2年生以上
  • ①金槌でチタン板を叩いて模様をつけていく
  • ②チタン板を水につけながら電気を流して着色
  • ③電圧を調整し好みの色になったら、チャームを付けて完成
体験時間
1.5~2時間
料金5,830円/お一人様
持ち物なし
問い合わせ先
株式会社クラフト金澤
電話番号076-249-8778
080-3041-5500
体験予約公式サイト

基本情報

クラフト金澤

所在地:石川県野々市御経塚3丁目494 

電話番号:076-249-8778

アクセス(車):北陸自動車道金沢西ICから約7分
アクセス(公共交通):IRいしかわ鉄道野々市駅から徒歩約14分
営業時間:10:00~19:00
定休日:火曜、土曜
駐車場:あり
体験料:5,830円

クラフト金澤

まとめ

ここまで、ちょっとユニークな工芸体験を3つご紹介しました。旅行の思い出に、世界に一つだけの作品を。豊かなものづくり文化が息づく石川県で、あなたも「体験する旅」を楽しんでみてはいかがでしょうか?

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