【団体視察向け】のと里山空港で「能登半島地震を学ぶ旅」
復興過程の見学と被災地で頑張る「能登人」との対話の機会を提供します。
NOTOMORIを会場に10名様以上でコーヒー付き/昼食付きでの有料プログラムを用意しています。
※現在、受入体制を超える多数のお問い合わせをいただいており、当面はのと里山空港の航空便を利用する団体に限定して受入いたします。お近くからの団体でも、能登視察と併せて羽田便で東京へ向かう視察団体などでしたら受入可能です。
●お問い合わせ先 石川県空港企画課(076-225-1336)
●ご予約受付 NOTOMORI(info@noto-mori.jp)
※石川県観光連盟では受付しておりません。
- 石川県知事 馳 浩
- 令和6年能登半島地震を経験して得られた教訓や、被災地の現状、そして復興の過程を広く知っていただくことが創造的復興の後押しになることから、このたび「能登半島地震を学ぶ旅」を企画しました。この旅を通じて被災地を訪れ、復興に向けて頑張る姿を皆さんの目で是非ご覧ください。

関連資料
地震発災時や復興に大きな役割を果たすのと里山空港
のと里山空港は旅客ターミナル機能だけでなく、全国初の行政庁舎を合築しており、
・奥能登総合事務所、農林、土木、教育事務所
・パスポートセンター、生涯学習センター、市町行政サービスセンター(住民票等の発行)
を担う行政部門で約180人の職員がもともと勤務する施設です。
1月1日の発災時は午後便に搭乗予定者と見送りで約200人が空港内にいましたが、当日全員大きなケガをすることはありませんでした。
その後、避難拠点としてバスや自家用車が次々と押し寄せ、計約600人を受け入れました。
その後は自衛隊や警察、他県応援職員の活動拠点として活用されました。
支援者の宿泊場所の確保・環境改善のため、宿泊拠点をのと里山空港施設内に整備しました。
Column
空港で唯一の選定 防災 道の駅
県では「石川県災害時受援計画」において、のと里山空港を「広域物資輸送拠点」と位置付けています。大規模な災害に見舞われた際にも対応できるよう、ターミナルビルの耐震化や無停電装置、貯水タンクなどを設置するなど整備してきました。
さらに国では、大規模災害時に広域的な防災拠点として「防災道の駅」に空港では唯一のと里山空港を選定し、重点的に支援してきました。
令和3年9月や令和4年6月に発生した地震の際にも、国土交通省や海上保安庁のヘリコプターが派遣され、防災拠点としての機能を発揮してきた経緯があります。
能登半島地震において「防災道の駅」が広域防災拠点として大きな役割を果たしたことを踏まえて、全国で追加選定されました。
仮設飲食店「NOTOMORI」
NOTOMORIを会場に10名様以上でコーヒー付き/昼食付きでの有料プログラムを用意しています。
県が空港敷地内に仮設飲食店<NOTOMORI>を整備し、被災した仮設飲食店が入居しています
①コーヒー
自家焙煎珈琲を提供します。(写真は夏のアイスコーヒー)

②昼食
事前にご要望を伺い、5店の中から調整して1つのメニューを提供します。
バリエーション豊富で、食べたいお店がきっと見つかります
・【香華園】地元で愛される町中華の大衆食堂
・【御食事処 まだら館】能登近海の魚介類や野菜を使った郷土料理と地酒を提供
・【のと里山食堂 然】本格ビーフカレー
・【芽吹食堂】能登の自然の恵みや地元生産者の食材を使用した創作料理
・【てらおか堂】精肉店直仕入れで良質なお肉を使った大衆食堂
語り手紹介
聞きたい内容によって語り手を調整します。
※日程が合わずご希望に添えないこともございます
- 空港管理会社 専務
- 能登半島地震における「のと里山空港」での出来事とその対応の体験談をお話しします。

- 奥能登事務所(県職員)
- 能登半島地震における「のと里山空港」での出来事とその対応の体験談をお話しします。

- 輪島市社会福祉協議会
- 能登半島地震での民生委員活動の体験談をお話しします。

- 復興事務所(国交省)
- 能越自動車道、国道249号(能登半島絶景海道)の復旧過程や工事についてお話しします。

- 道の駅 奥能登塩田村
- 能登の海とともに生き、塩をつくってきた私たちが、揚げ浜式製塩の伝統と震災の記憶を語ります。
(「特集」にあるインタビュー記事もあわせてご参照ください) 
- 県水産総合センター
- 石川県(能登)の水産業についての説明と、震災以降の変化や、藻場や漁港の現状についてもお話しします。

参加者の声
- 某大学 研究室旅行
- 質疑応答が止まらず30分も時間をとってもらい、聞きにくいことも詳しく教えてもらえて良い学びになりました。
震災の経験や防災意識がこの講話を通して全国に広がってほしいと期待しています。 
- 建設業団体 視察
- 地震に対する対応は地域の住民に直接影響する。いかに建設業協会が準備をしていくか、対応できるか参考にしたい。
震災への対応だけでなく、人口減少への課題も知ることができた。 
- 倉庫業団体 旅行
- 突っ込んだ質問にも詳しく答えてもらい、とても参考になる災害の経験談を聞けた。
そのあとは観光も楽しみ、いいバランスの視察旅行になった。 
お申し込み
お申し込みは旅行会社を通じてNOTOMORIまでメールで以下の内容をご連絡ください。
mail:info@noto-mori.jp
- 日時
- 能登空港利用便(●月●日のAM/PM 能登発/着)
- 到着時刻・出発時刻など前後の行程
- どのような分野の話を聞きたいか(特になければ全般的な話)
- 団体概要
- 参加人数
- コーヒー付か昼食付か
クーポンが使えます
旅行会社を通じて事前申請していただくと、能登―羽田便を利用する団体の人数分×2枚の500円クーポンをお渡しします。
震災を学ぶ旅のプログラムの料金に充てる場合は、旅行会社を通じてNOTOMORIにご連絡ください。
クーポンの詳細はキャンペーンページをご確認ください。
震災について学べるプログラムはほかにもあります
【和倉温泉復興ツアー】(七尾市)
ガイドが和倉温泉街をご案内しながら、震度6強を観測した和倉温泉旅館の被害状況、発災当時のスタッフのお客様対応、今後必要な準備など震災の記憶を伝えます。
和倉温泉お祭り会館の見学や商店で使えるお土産・お食事券付で和倉温泉を堪能できます。
参加料の一部は和倉温泉の復興に使わせていただきます。
詳細は【和倉温泉観光協会 公式HP】から
お問い合わせ:和倉温泉観光協会 Tel:0767-62-1555
【のと鉄道 震災語り部観光列車】(七尾市⇔穴水町)

発災時、観光列車「のと里山里海号」は運行中であり、車内アテンダントはお客様を落ち着かせ、安全な場所まで避難誘導を行いました。
「震災語り部観光列車」では、運行中に被災したアテンダントが「語り部」となり、その経験や見聞きしたことを、被災前と変わらぬ穏やかな車窓風景の案内を交えながら、お伝えします。
〇車両:観光列車「のと里山里海号」(定期便に増結) 37席×2両
〇運行区間:のと鉄道穴水駅~和倉温泉駅または七尾駅
〇運行日:令和7年4月6日より運行開始、団体様の場合は水曜を除き受付可能
詳細は【のと鉄道 震災語り部観光列車 公式HP】から
【能登島観光協会 震災視察プログラム】(七尾市)
能登島は、能登半島地震で震度6強の被害を受け、本土との橋が通行不能となり一時孤立しました。
地域の絆が強い能登島における震災体験から地域の防災について学べます。
被災した民宿や沈降した漁港の見学、震災当日の出来事、住民の対応、町内会の活動についてお伝えします。
詳細は【能登島観光協会HP】から
【リブート珠洲 復興支援ツアー】(珠洲市)


珠洲市復興支援ツアーは、能登半島地震の被災地を巡り、地域の復興状況を学びながら支援活動に参加できる特別な体験型ツアーです。被災者でもあるガイドが語り部となり、地震発生時から現在までの状況を丁寧にお伝えします。珠洲市の復興状況を直接感じるだけでなく、防災意識を高める貴重な機会となります。
〇訪問地: 見附島、宝立町、蛸島、飯田などの被災地
〇見学内容: 倒壊した建物、津波の痕跡、崩落現場、避難所での暮らし、復興に向けた地域の様子
※復興状況により行程が変更される場合があります。
【復興支援ツアー】に加え、旅行会社(団体)様や学生向けに調整可能な【復興支援ツアー 旅行会社】【復興支援ツアー 修学旅行】等もご用意しております。
詳細は【リブート珠洲公式HP】から
【震災の日をめぐるプラン(My箸づくり体験セット)】(輪島市)


輪島朝市界隈、豪雨で氾濫した河原田川周辺、火災で奇跡的に残った「まれケーキ」などを、解説を聞きながら見学できます。
その後は漆塗り箸に好きな模様を掘る「My箸づくり沈金体験」を行い、出来上がった箸と輪島サイダーをお持ち帰りいただけます。
詳細は【輪島工房長屋公式HP】から
実際の行程例
のと里山空港に到着から視察、昼食までのと里山空港で行うことができます
のと里山空港以外でも、七尾市の一本杉商店街や和倉温泉で震災学習プログラムを組み入れています
宿泊・夕食は金沢市内がバリエーション豊富です
一方能登で宿泊すれば能登地域で過ごす時間を多く確保できます
- 県空港企画課 担当者
- 昼食、見学、宿泊など空港以降の行程についてもモデルコースとしてご提案いたします。
情報が不足しているなどお困りごとがありましたら、県空港企画課 Tel:076-225-1336 までお気軽にお問い合わせください。 