九谷陶芸村の陶芸体験ガイド|初心者でも楽しめる楽しみ方・カフェ・アクセス【地元大学生オススメ】
石川県能美市にある九谷陶芸村は、陶芸初心者でも気軽に楽しめる観光スポットです。敷地内では九谷焼の絵付け体験をはじめ、美術館やショップ巡り、九谷カフェまでまとめて楽しめます。
この記事では、地元大学生が実際に九谷陶芸村を訪れて感じた魅力をもとに、初心者でも安心して楽しめる理由や陶芸体験の内容・難易度・料金、九谷カフェの感想、アクセス時の注意点までをまとめて紹介します。
九谷陶芸村とは?
九谷陶芸村は、360年の歴史を誇る九谷焼のさまざまな情報が集結する場所です。石川の伝統工芸・九谷焼の歴史と魅力に出会える「KAM能美市九谷焼美術館」と、10店舗が軒を連ねる業界唯一の九谷焼ショッピングモールからなる複合施設です。
ちなみに「KAM」は、「The Kutani Porcelain Art Museum」の頭文字なのだとか。九谷の歴史を学べる五彩館、代表的な作家を紹介する浅蔵五十吉記念館、気軽に九谷焼の陶芸体験ができる体験館、新進作家の活動を見学できる職人工房の四館で構成されています。
体験館|初心者でも没頭できる特別な時間
九谷陶芸村で最初に向かったのが、体験館の陶芸絵付け体験です。正直に言うと、大学生の私たちは行く前、「陶芸って高そうだし、難しそう」というイメージがありました。でも実際は、その予想がいい意味で、すべて裏切られます。
料金は作品ごと。学生でも「これは破格」と感じた理由
絵付け体験は、お皿や小物など作品ごとに料金が設定されています。私が体験したお皿の絵付け体験は770円で、しかもお皿そのものがもらえて、自由に絵付けまでできる内容でした。
正直、「お皿代700円+絵の具代700円は本当に破格」というのが率直な感想です。学生でも気軽に参加できるどころか、「やらない理由が見つからないレベル」でした。
子ども向けも充実。キャラクター絵付けが想像以上に多い
サンリオやウルトラマン、カービィなど、人気キャラクターの絵付けコースも用意されていて、家族連れにもぴったりです。館内には見本が本当にたくさん並んでいるので、「何を描けばいいかわからない…」と迷うことはほぼありません。
見本を見ているうちに、「これ可愛い」「この配色好きかも」と、自然にやりたいデザインが決まります。
実際にやってみた正直な感想(初心者目線)
実際に体験して感じたポイントをまとめると、以下の通りです。
・平面(お皿)は初心者でもかなりやりやすい
・立体(茶碗など)は絵の具が手につきやすく、少し難しめ
・色を置く量や順番で、仕上がりの印象が大きく変わるのが面白い
・副施設長さんのサポートがとにかく丁寧で安心感がある
体験中は、副施設長さんがタイミングよく声をかけてくださり、色の重ね方やバランスの取り方を一つひとつとても丁寧に教えてくれました。
「色をたっぷりつけて塗るのではなく、乗せていくイメージで塗るといいですよ」「もう少し厚く塗った方が発色がよくなりますよ」といったアドバイスが具体的で、陶芸初心者でも失敗しないよう見守ってくれている安心感がありました。
陶芸体験の中で特に印象的だったのが、九谷焼ならではの「五彩(黄・緑・紫・赤・青)」の使い方です。どの色を、どれくらい使うかで完成後の印象が大きく変わるため、「完成したらどうなるんだろう」と想像しながら塗る時間が、とても楽しく感じられました。
気づいたら3時間。没頭型の体験に注意
体験時間は目安として1時間ほどと聞いていましたが、気づいたら3時間近く経っていてびっくりしました。館内もとてもきれいで落ち着いており、周りを気にせず集中できる空間だからこそ、時間を忘れて没頭してしまいます。
完成品は後日自宅へ。届いた瞬間がうれしい
絵付けした陶芸品は焼成後、自宅に郵送されます。私の場合は、体験から1〜2週間ほどで届きました。梱包がとても丁寧で、箱を開けた瞬間はちょっと感動。送料は作品2点で約1,200円ほどでした(点数によって変わる可能性があります)。
思っていたより、ずっと気軽。
陶芸体験=高い、難しい、時間がかかる。そんなイメージを持っている人ほど、九谷陶芸村はおすすめです。体験内容や器の種類によって料金は異なりますが、小皿に絵付けをする体験であれば、1000円以下で楽しめるメニューも用意されています。気軽にチャレンジできる価格帯があるのは、初めての陶芸体験にはうれしいポイント。大学生の休日にも取り入れやすい内容でした。
そして、九谷陶芸村の陶芸体験が印象に残った理由は、価格の手軽さだけではありません。丁寧に教えてくれて、初めての人にもきちんと寄り添ってくれるスタッフさんの存在があったこと。それが、初心者でも最後まで安心して楽しめた一番の理由だと思います。
ワンコインでアクセサリー作り体験も
今回は、陶芸品をリメイクしてアクセサリーを作る体験も、少しだけさせてもらいました。所要時間は5〜10分ほどと短く、自分好みの「世界に一つだけ」のアクセサリーが作れる内容です。それでいて料金は500円と驚くほどリーズナブル。時間がない人でも気軽に体験できるので、これはかなりおすすめだと感じました。
基本情報
KAM能美市九谷焼美術館|体験館|
所在地:能美市 泉台町南9
電話番号:0761-58-6300
営業時間:9:00~17:00(体験受付は16:00まで)
休館日:月曜(月曜が祝日の場合は翌平日休館)、年末年始(12月29日から1月3日まで)
入館料:無料 ※体験料(素地代・絵具代)等は別途必要
カフェ九谷|体験後の余韻を楽しむレトロかわいい癒し空間
陶芸村内にある九谷カフェは、陶芸体験のあとに立ち寄るのにちょうどいい、学生にもおすすめの休憩スポットです。体験で集中したあとにここで一息つくと、九谷陶芸村で過ごす時間がより印象に残るものになります。
ママさんの人柄があたたかくて、居心地がいい
九谷カフェを切り盛りしているのは、柔らかい雰囲気が印象的なママさん。初めてでも自然に話しかけてくださり、メニューのことも一つひとつ丁寧に説明してくれます。お話もとても上手で、「少し休憩するつもりだったのに、気づいたらゆっくりしていた」と感じてしまうほど。人柄のあたたかさが、そのまま居心地の良さにつながっているカフェです。
九谷焼の器で味わう、見た目も楽しいメニュー
震災の影響で、現在はすべての食器が揃っているわけではないそうですが、看板メニューの九谷ソーダなど、九谷焼の器で提供されるメニューも楽しめます。
私が注文したのは九谷ソーダとアイス。九谷ソーダはほんのりとゆずが香る爽やかな味わいで、アイスは九谷焼の転写技術による模様が入っていて、とにかく見た目が可愛いのが印象的でした。
トッピングの五彩麩も、エモい見た目だけでなく食感のアクセントになっていて、想像以上の満足感。「器ごと楽しむカフェ」だと感じられる、九谷らしさが詰まったメニューです。
大きな窓から見える景色が、思い出に残る
店内の大きな窓からは、陶芸村の建物特有の赤い壁が見えます。私が訪れた日はちょうど晴天で、青空と赤い壁のコントラストがとてもきれいでした。
陶芸体験の余韻に浸りながら、ぼーっと外を眺める時間も含めて、九谷カフェの魅力だと思います。
休憩ではなく目的地になるカフェ
価格もとてもリーズナブルで、ママさんの人柄、器の可愛さ、空間の心地よさがそろった九谷カフェ。観光の合間の休憩というより、「ここに来るために立ち寄りたいカフェ」という印象でした。陶芸体験とセットで、ぜひ時間を取って訪れてほしい場所です。
KAM能美市九谷焼美術館|立ち寄る価値は十分
九谷陶芸村内には美術館も併設されていますが、今回は陶芸体験に思った以上に時間を使ってしまい、スケジュールの都合で実際に入館することができませんでした。ただ、体験中のお話の流れで、副施設長の最上さんのお計らいにより、館内の写真をいくつか見せていただく機会がありました。
写真から伝わってきたのは、九谷焼の歴史や技法を丁寧に紹介する、落ち着いた展示空間であるということ。体験を通して「作る楽しさ」を知ったあとに見ると、作品の見え方もきっと変わるだろうなと感じました。今回は時間の関係で断念しましたが、陶芸体験と美術館をセットで回れば、九谷焼をより深く知れる一日になると思います。次に訪れる機会があれば、今度は時間に余裕を持って、美術館までしっかり見て回りたい場所です。
※この記事内に掲載している美術館の写真は、副施設長である最上さんのご厚意によりご提供いただいたものです。
基本情報
KAM能美市九谷焼美術館|五彩館|
所在地:石川県能美市泉台町南56
電話番号:0761-58-6100
営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:
○毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日休館)
○年末年始(12月29日〜翌年1月3日)
○臨時休館(展示替え等のため)
入館料:一般430円、75歳以上320円
基本情報
KAM能美市九谷焼美術館|浅蔵五十吉記念館|
所在地:能美市 泉台町南1
電話番号:0761-58-6789
営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日:
○毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日休館)
○年末年始(12月29日〜翌年1月3日)
○臨時休館(展示替え等のため)
入館料:一般430円、75歳以上320円
アクセス|地図と注意点
正直に言うと、九谷陶芸村へのアクセスは少しだけ分かりにくいです。初めて向かう場合、「この道で合ってる?」と不安になる瞬間があるかもしれません。ただ、道自体はナビ通りに進めば問題なく、注意したいのは現地の標識がやや小さめな点。曲がり角付近では、ナビ画面をこまめに確認しながら進むのがおすすめです。
その分、到着してからはとても安心。陶芸村内の駐車場はどこに停めてもOKで、しかも無料です。駐車場を探して焦る必要がなく、到着した瞬間から気持ちに余裕を持って過ごせます。
アクセスは少しだけ注意が必要ですが、一度着いてしまえば、あとはゆっくり楽しめる場所。「少し分かりにくい」以上に、「来てよかった」と感じられる体験が待っているので、ナビを信じて向かってみてください。
基本情報
九谷陶芸村
所在地:石川県能美市泉台南22番地
電話番号:0761-58-6102
アクセス(車):北陸自動車道能美根上スマートICより約15分
アクセス(公共):JR小松駅より辰口方面(いしかわ動物園)行きバスで泉台バス停下車、徒歩7分
駐車場:100台(無料)
- 九谷陶芸村
Google Mapの読み込みが1日の上限回数を超えた場合、正しく表示されない場合がございますので、ご了承ください
まとめ|九谷陶芸村で過ごす特別な一日
九谷陶芸村は、「陶芸って難しそう」「高そう」というイメージを、いい意味で裏切ってくれる場所でした。
・ものづくりに集中したい日
・いつもと違うデートをしたい日
・観光地を「見る」だけじゃなく「体験」したい日
…そんな日に、九谷陶芸村はぴったりです。「ちょっと気になるな」と思ったなら、ぜひ一度、実際に足を運んでみてください。きっと、行ってよかったと思える時間になります‼