石川県ふれあい昆虫館レポ|オオゴマダラにビオトープ!ランチは親子に人気カフェへ
白山比咩神社や「こびとづかん」の作者の出身地としても知られる白山市鶴来。今回そんな鶴来にある「石川県ふれあい昆虫館」に子どもたちと遊びに行ってきました!
そしてランチは昆虫館近くのカフェ「晴るる。」を訪問。どちらも親子でのおでかけにオススメの場所です。
この記事ではそれぞれの見どころや魅力を紹介させていただきますので、ぜひご覧ください!

石川県ふれあい昆虫館ってどんなところ?
石川県ふれあい昆虫館は日本海側最大規模の昆虫博物館で、日本の昆虫だけではなく世界中の様々な昆虫を観察したり、実際に触れ合うことができます。
昆虫好きな大人はもちろん、子どもでも飽きずに楽しめる工夫がいっぱいなので、ファミリーでのおでかけにもオススメです!
近くには白山比咩神社や獅子吼高原などの観光スポットもありますので、そちらとあわせて楽しむことができますよ!
石川県ふれあい昆虫館の見どころ
石川県ふれあい昆虫館では、ただ昆虫を見るだけではなく、触れて体感しながら学べるのが大きな魅力!
たくさんのチョウが飛び交う「チョウの園」やカブトムシの生体を観察できる「むしむしハウス」など見どころが盛りだくさん。その他のエリアも楽しく回れる工夫がいっぱいで、大人も子どもも一緒になって楽しめます。少しずつではありますが、それぞれのエリアの見どころや注目ポイントを紹介させていただきます!
約1,500種「世界の昆虫」標本
こちらのコーナーには世界中の昆虫の標本が展示されています。代表的なものから珍しいものまで幅広く、全部で約1,500種およそ3,000匹もの昆虫たちが展示されていました!
実際に見ると、図鑑では分からないリアルな質感や大きさを感じることができて面白いです。
標本を見ているだけでも楽しいのですが、ぜひ特集展示にもご注目ください!こちらは世界最大級サイズのカブトムシとクワガタの標本。赤色の線で標準サイズの目安も記されているので比較して大きさを体感してみてください。
こちらは世界三大美チョウの展示。同じ種類の蝶でも、色や模様に微妙な違いがあり、じっくり観察するととても興味深いです。
中でも特に注目してほしいのが「モルフォチョウ」!輝くような美しい色が特徴なのですが、実はこれは色素によるものではありません。「構造色」といって、羽で反射した色の干渉によって生み出されるもののようですよ。見る角度によって少しずつ色の見え方も変わるのでとても面白いです。
一年中蝶が飛び交う「チョウの園」
「チョウの園」では広々とした空間で色とりどりのチョウたちが自由に飛び回っており、それを間近で観察することができます。約10種類、およそ1,000頭もの蝶が飛び交っており、日本国内にある10か所ほどのチョウの観察施設の中でも、ここは1㎡あたりのチョウの数が最も多いそうですよ!
歩いているとぶつかりそうなくらい本当にたくさんのチョウが飛んでいて、まるで南国にいるかのような気分になってきます。
「チョウの園」は特に夏場とても暑くなりますので、こまめな水分補給と暑さ対策をお忘れなく。またチョウは触ると羽が傷つき飛べなくなってしまうのでご注意くださいね。
日本最大級のチョウ「オオゴマダラ」
「オオゴマダラ」は日本で最も大きいチョウの一種。羽を広げると15センチ程になることもあるそうですよ!日本では沖縄などの暖かい場所で見ることができます。
「チョウの園」でもふわふわと飛び交う姿や、ミツ台で食事をとる姿を観察することができます。
また日曜祝日限定にはなりますが、オオゴマダラが集まる帽子をかぶる体験ができます。実はこの帽子に塗られているのはミツではなく「パラベン」と呼ばれるものなんだそう。これはオスがメスにプロポーズするときにつくるフェロモンの材料になります。なので近づいてくるのはオスのオオゴマダラだけなんだそうですよ!
生きたカブトムシの生態について学べる「むしむしハウス」
子どもたちに大人気のカブトムシを間近で観察できる「むしむしハウス」!6月に訪れた際にはまだ幼虫の姿でしたが、7月頃からは立派に成長した成虫の姿を見ることができます。そして夏本番になると、奥にある「カブトの森」もオープン(2025年は7月4日から)。ここでは、実際に生きたカブトムシに触れたり観察したりすることができるので、子どもたちはきっと大喜びですよ!
我が子は生きた幼虫を触って大喜びでした!ハウス内には手洗い場があるので、触れ合い後にご利用くださいね。
また、むしむしハウス内ではカブトムシの飼育方法についても詳しく紹介されていて、自宅でカブトムシを育ててみたいなと考えている方にはとても参考になります。興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。
生きた昆虫たちがズラリ「昆虫ウォッチング」
ここでは約20種類の生きた昆虫の姿を観察することができます。昆虫たちをいろんな角度からじっくり観察できるので、虫大好きな我が子にはたまらない空間のようでした。
この日展示されていたユウレイヒレアシナナフシ、サカダチコノハナナフシ、オオコノハムシの3種は植物防疫法という決まりで、国内への持ち込みが制限されているそうです。日本では見られる場所が少ない貴重な昆虫なので、ぜひ注目くださいね!
我が子はヘラクレスオオカブトに釘付け!じっと眺めて観察していました。
職員さんイチオシ「石川県の昆虫」
2階にあるこちらのコーナーでは、石川県内でよく見られる昆虫たちを、生息している場所ごとに紹介しています。自然の中での姿がイメージしやすく、またクイズ形式になっているので、子どもも楽しみながら学ぶことができます。
スタッフさんイチオシの昆虫を紹介するコーナーもありました。こちらは定期的に内容が変わるので何度訪れても楽しめそうでしたよ。
この日の昆虫は「キアシナガバチ」。怖くて近寄りがたいイメージですが、巣作りや子育てのことを知ると、すごいなと感じる部分もありました。
本物のハチの巣に触れる体験もでき、子どもたちは興味津々!私も実際に触ってみましたが、想像していたより軽く驚きでした!
晴れなら外でも探検「野外生態園・ビオトープ」
石川県ふれあい昆虫館は実は中だけでなく外も楽しめます!館内を一通り見て回った後は、ぜひ屋外にある野外生体園にも足を運んでくださいね。ここにある「みどり池」では、これまでに約40種類もの昆虫が見つかっているそうですよ!カブトムシやクワガタに出会えることもあるそうです。
こちらで見つけた昆虫は捕まえることも可能。責任を持って飼育できる方限定ではありますが、自宅への持ち帰りもOKとのことでした!ただやむを得ず逃すことになった場合は、元の場所で離すようにご注意くださいね。
この日は木にぶら下がる「モリアオガエル」の卵をたくさん発見することができました!この卵からはおよそ100匹ものおたまじゃくしが生まれるそうです。
我が子たちはこのビオトープが一番楽しかったようです!目をキラキラさせながら色々な昆虫を観察していて、どれだけ時間があっても足りないくらいでした。
こびとづかんの“カブトヨソオイ”がいるって本当?
みなさん「こびとづかん」はご存知ですか?ちょっとユニークな見た目が可愛いこびとたち!絵本にもなっているので、ファンだという方も多いと思います。
実はこびとづかんの作者「なばたとしたか」さんは、鶴来出身です。そんな繋がりもあり、昆虫館内にはこびとづかんのキャラクター「カブトヨソオイ」が隠れています。ぜひ探し出してくださいね!
所要時間は? チケット料金・アクセス情報まとめ
昆虫館内を見て回るには1時間半〜2時間程あれば満足できるかなと思います。館外のビオトープも楽しむ場合はさらに30分〜1時間程あると良いでしょう。
【入館料】
● 一般 410円
● 小・中・高生 200円
※小学生未満の幼児は無料です。
※ こどもの日(5月5日)には、中学生以下は入館料無料となります。
※ 敬老の日(9月の第3月曜日)には、65歳以上は入館料無料となります。
【アクセス情報】
●電車 石川線鶴来駅から徒歩20分
●自動車 国道157号線の水戸町交差点を左折後、約1.5km(鶴来バイパス沿い)
クチコミ・レビューまとめ
石川県ふれあい昆虫館には下記のようなレビューが寄せられています。これから行こうか迷っている方、ぜひ参考にしてみてください!(出典元:トリップアドバイザー、じゃらん)
- 虫にあまり興味なかったけど、子どもにお願いされて初めて行ってみたら、思いのほか楽しめました!生きた虫がたくさんいて、童心にかえって子どもと一緒にワクワク。入館料もリーズナブルです。
- 夏休みは必ず子どもたちを連れていきます。ヘラクレスオオカブトは子供たちに大人気!記念撮影もできるので喜びますよ。
- 「虫だらけって楽しいの?」と半信半疑で行ったけど、予想以上に楽しめました!蝶が飛ぶ温室では、なかなか近くに来てくれなかったけど、それもまた思い出。虫が苦手でも、子どもは大はしゃぎ!一度は行ってみる価値ありです◎
よくある質問
- Q:雨・雪でも楽しめる?
- A:館内は主に屋内展示で構成されているので、雨や雪でも安心して楽しめます。ただし、野外生体園は屋外のため、雨天時は観察が難しくなる可能性があります。
- Q:ベビーカー、おむつ替えはOK?
- A:館内ではベビーカーの貸し出しを行っており、スロープやエレベーターでの移動も可能です。また授乳室とおむつ交換台が完備されておりますので、赤ちゃん連れでも安心してご来館ください。
基本情報
石川県ふれあい昆虫館
住所:石川県白山市八幡町戌3
電話番号:076-272-3417
営業時間:【4月〜10月】9:30~17:00(入館は16:30まで) 【11月〜3月】9:30~16:30(入館は16:00まで)
休館日:毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は開館しています。ただし、その日以降の最初の平日が休館となります。また、7月20日~8月31日の夏休み期間とゴールデンウィーク期間中の火曜日も開館いたします。)、年末年始(12/29〜1/1)
駐車場:あり

ランチは鶴来で人気のカフェへ
鶴来には人気の飲食店もたくさんあります。今回は石川県ふれあい昆虫館から車で2分くらいのところにある、子ども連れにもオススメのお店「晴るる。」さんにお邪魔しました!
大人も子どもも大満足のおにぎりランチをご紹介します。
晴るる。GOHAN to ASOBI
鶴来の住宅街の中にひっそりと佇む「晴るる。」さん。白山市の済田工務店が手がけているだけあって、木のぬくもり溢れる心地の良いカフェです。
カフェ内に入ると、木の香りがしてとても癒されます。1階は畳や無垢材のお席で、赤ちゃん連れでも安心。2階は大人向けの落ち着いた雰囲気です。
提供されるお料理は地元の食材を積極的に取り入れており、素材を大切にした優しい味付け。心も体もリフレッシュできます。
今回いただいたのは「晴れる盆」。こちらは平日限定になります。おにぎり2つに豚汁、3種類のおかず、漬け物、さらにデザートまでついた大満足のセットです!
運ばれてきた瞬間どれも美味しそうで、「すごい。豪華ー♪」と心の声が漏れてしまいました。
どれもどこか落ち着くような優しい味付けで、食べているとほっこり幸せな気持ちになりました。
おにぎりの具材もおかずも日によって変わるので、何度も訪れる楽しさがあります。
子ども用には「選べるおにぎりプレート」を注文。15種類の中から好きなおにぎりを選べるので、その時間も楽しいひとときに。
スタッフさんが「豚汁にネギを入れても大丈夫ですか?」とわざわざ確認に来てくださり、子どもへの気遣いがとても嬉しかったです。
そしてもう1つ「晴るる。」さんにはオススメしたいポイントがあります!それは子ども向けの遊び場があること!
遊び場も中にあるおもちゃもほとんどが木でできています。3階建てでまるで秘密基地のよう。子どもはもちろんですが、大人もわくわくする空間でした♪
どちらかというと未就学児さん向けの印象でしたが、年齢制限はなく小学生以上も楽しめそうでしたよ◎
基本情報

そのほか鶴来のおすすめスポット
Column

まとめ|親子で昆虫をもっと身近に感じられる1日
子どもたちの昆虫愛がさらに深まる1日となりました!大人も思わず「ヘぇ〜」と感心するような発見がたくさんあり、親子で大満足の時間に。ぜひ次のお出かけの参考にしてみてくださいね!
今回紹介したスポットをGoogleマップにまとめました。各スポットの位置関係を確認して、お出かけの参考にしてくださいね。
- 石川県ふれあい昆虫館
- 晴るる。GOHAN to ASOBI
- 白山比咩神社
- パーク獅子吼
- 横町うらら館
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