奥能登国際芸術祭2020+ に行ってみた!


2969ビュー 2021.10.02投稿

奥能登国際芸術祭2020+に行ってみた!


2021年10月2日(土)、珠洲市を舞台に開催されている『奥能登国際芸術祭2020+』に行ってきました!

8時ごろ金沢を出発し、20時ごろに金沢に到着する日帰りの旅です♩

奥能登国際芸術祭では、珠洲市内の廃校になった学校や自然の中など、複数箇所で様々なアーティストの作品を鑑賞できます。

今回は、編集部スタッフが、作品の一部を鑑賞したレポートをお届けします!

「まずはとにかく写真を見たい!!」という方は、 末尾のアルバムをご覧ください♡
 
奥能登芸術祭2020+

奥能登芸術祭2020+

会期 2021年9月4日(土)-11月5日(金)
時間 9:30-17:00
休館 祝日除く木曜日(一部作品を除く) 
   ※ただし11月4日(木)は休館しない
会場 石川県珠洲市全域(247.20km²)
参加アーティスト 16の国と地域から53組
         (うち新作47組)
主催 奥能登国際芸術祭実行委員会

まずはパスポートを購入!


まずは、作品鑑賞パスポート(¥3,000)を購入!

このパスポートがあれば、『奥能登国際芸術祭2020+』の会期中、パスポートの提示ですべての作品(イベント除く)を鑑賞することができます。

パスポートは、各種プレイガイドや、金沢市内などでも購入できるほか、電子版を購入することもできます。
購入場所・方法などの詳細はこちらでご確認ください♩

パスポートで鑑賞できるのは、46箇所!鑑賞済みの作品にはスタンプを押印していきます。
ちなみに、今回の旅では、1日で12箇所を回ることができました。

今回はパスポートを購入しましたが、短い時間で回られる方は、各作品の受付で個別鑑賞券の購入がおすすめです。
 
  • 個別鑑賞券:一般300円
  • スズ・シアター・ミュージアム「光の方舟」個別鑑賞券:一般800円

その他詳細は、奥能登国際芸術祭実行委員会事務局(0768-82-7720 (8:30〜17:00、土日祝は除く)にご確認ください。
 

注意!まずは忘れずに検温スポットへ。


作品を鑑賞するには、検温と問診を行い、リストバンドを受け取る必要があります。

まずは忘れずに検温スポットへ行きましょう!
検温スポットは、以下の4か所です。
  • スズ・シアター・ミュージアム「光の方舟」
  • 道の駅 すずなり
  • さいはてのキャバレー(インフォメーションセンター)
  • 旧鵜飼駅

No2『スズ・シアター・ミュージアム 「光の方舟」』が検温スポットになっていますので、今回はこの作品から鑑賞をスタートします!
 

No2『スズ・シアター・ミュージアム 「光の方舟」』

○大谷エリア|旧西部小学校

珠洲市内の家々に眠っていた生活用具の数々が、かつての珠洲市立西部小学校の体育館〈2016年閉校〉に集められました。

この場所では、様々なアーティストたちの作品を楽しむことができます。

年季の入った生活用品ですが、アーティストたちそれぞれのコンセプトのもと表現され、それらが一同に会すると、生活用品たちからたくさんの声が聞こえてくるような感覚に陥ります。

本当にたくさんの作品があるので、きっと自分のお気に入りの作品に出会えると思います♩

No.1『時を運ぶ船』 塩田千春

○大谷エリア|旧清水保育所

塩田に敷きつめる砂を運ぶのに使われた砂取舟から、空間いっぱいに赤い糸を張り巡らせた作品です。

作品が展示されている部屋に入った瞬間、とにかく圧倒されました。もの凄い迫力の中に、緻密さも感じます。

一体どうやって制作したのだろう?と不思議に思うほど、糸が複雑に絡み合っています。

脈々と受け継がれる塩づくりの歴史を感じる作品です。

No.3『<息づかい:珠洲>2021』 キムスージャ

○大谷エリア|鰐崎海岸

鰐埼ノ岬に、海を映す鏡のパネルが、複数台設置されています!

この作品は、まるで自分が風景画の中に入り込んだような写真が撮影でき、とっても楽しい!

たくさん写真を撮って楽しんでいたら、ちょうど鳥が飛んできて、鳥が写り込んだ素敵な写真が撮れました♩
 

No.4『私のこと考えて』 スボード・グプタ

大谷エリア|笹波海岸

大きなバケツがひっくり返されて、バケツの口からカラフルなものが流れ出しています。

パッと見、とってもキレイなのですが、なんとこのカラフルなものは、全てこの地域に流れ着いた漂流物だそう。

豊かな現代社会の裏で、環境問題が深刻化しているんだ…、とハッとさせられる作品です。

No.7『クジラ伝説遺跡』 トゥ・ウェイチェン[涂維政]

○日置エリア|旧日置小中学校グラウンド

クジラの伝説が残る珠洲で、作家は、クジラの骨が出土する考古遺跡を偽造しました。

遺跡のフェイクニュースも流しており、遠い伝説が現実と関連付けられています。

なんだか、どこまでが現実でどこからがフェイクか分からなくなるような、不思議な感覚に陥ります。
 

No.8 『幻想考』 さわひらき

○日置エリア|旧日置公民館

奥能登の神事「あえのこと」と、作家の生い立ちにも関わる都市郊外の「新興住宅地」に通底する幻想性を表現した空間です。

複数の部屋があり、その部屋ごとに異なる作品を見ることができます。

抽象的な作品が多いように感じたので、人それぞれ様々な感じ方・捉え方ができると思います。
作品を見た後に、他の人と感想を交換してみるのも楽しいかもしれません。

No.10『Autonomo』 『図書室:カールステン・ニコライが推薦する子供の本』 カールステン・ニコライ

○三崎エリア|旧粟津保育所

大きな金属の円盤に、テニスボールが飛ばされ、円盤や壁に跳ね返る音で、自動で偶然に音が生まれます。

また、別の部屋には、作者が推薦する絵本がたくさん置かれています。

遊び心を感じる作品で、自分自身も、子ども心を呼び起こされたような気がしました。
 

No.11『海をのぞむ製材所』 Noto Aemono Project

製材所を、「海の見える製材所」をテーマに改築するプロジェクトが行われています。

海を目の前に、たくさんの木材に囲まれ、自然を目いっぱい感じることができ、とっても気持ちの良い場所です。

10月9日(土)、10日(日)には、こちらでお弁当の販売もあるそうです♩

No.12『記憶への回廊』山本基

○ 三崎エリア|旧小泊保育所

吸い込まれそうな不思議な模様が描かれた廊下を進むと、その奥に、塩で作られたオブジェが。

入口に、作者の過去や思いが書かれたパネルが設置されていますので、ぜひそのパネルを一読してから作品を鑑賞していただきたいです。

自分の子ども時代を懐古しつつも、未来への希望も感じられるような作品です。

No.16『mesocyclone/蛸島 』青木野枝

○蛸島エリア|旧高砂湯

約30年前に営業をやめた銭湯、高砂湯が舞台です。

当時のままに残された内装に、作者の作品が組み合わされ、今でも地元の人々がこの場に集っているかのような暖かみを感じさせます。

初めてだけど懐かしい、そんな気持ちになる作品です。

No.18 『Something Else is Possible/なにか他にできる』 トビアス・レーベルガー

○蛸島エリア|旧蛸島駅周辺

線路跡に設置されたカラフルな作品。
中を歩き、行きついたところから双眼鏡を覗くと、作家からのメッセージが見えます。

SNSなどでも良く見ていたので、ずっと「行ってみたい!」と思っていた作品です。
カラフルな外観を遠くから見て、素敵!とテンションが上がりましたが、双眼鏡を覗いてさらにテンションが上がりました!

生憎の雨でしたが、そんなことも気にならなくなるくらい、明るい気持ちになれる作品です。
ぜひ皆さんも双眼鏡を覗いてみてくださいね♩

No.19『第一波』デイヴィッド・スプリグス

○正院エリア|旧漁具倉庫

かつての漁具倉庫に、作家が珠洲で最も強い印象を受けたという巨大な荒波が表現されています。

作品が目の前に現れた瞬間、その迫力と美しさに息を呑みました。

作品は、絵が施された透明なフィルムを何層にも重ね合わせてつくられたものです。
作品の周りをぐるっと回って鑑賞することができるようになっているので、ぜひ色々な角度から楽しんでみてください。

さいはてのキャバレー


1978年に廃止された定期船の待合室が、「さいはてのキャバレー」として生まれ変わりました。

『奥能登国際芸術祭2020+』会期中は、インフォメーションセンターとなっています。

ここでは、お土産やお弁当などが販売されているほか、なんと石でできた卓球台もあります。
この卓球台は1000年持つといわれているそう。

卓球台は15分150円で利用でき、ラケットとボールが貸し出されます。

景色も素晴らしく、まるで因縁のライバルとの最終決戦のような写真が撮影できました!(笑)
 

旅は終わり!


とっても楽しかった旅もこれで終わりです。

芸術祭全体を通して、ただ鑑賞するだけではなく、作品と触れ合ったり、作品の中に入り込めたりなど、主体的に楽しめるものが多かったという印象があります。

ですので、普段芸術品に触れている方々はもちろん、あまり馴染みのない方まで、幅広く楽しめる芸術祭になっていると感じました。

今回は日帰りで11作品を鑑賞しましたが、今回紹介しているのは一部なので、連泊をしてたくさんの作品を鑑賞するのもおすすめです♩
それぞれの楽しみ方を見つけてみてくださいね!
 

奥能登国際芸術祭2020+で撮影した写真をまとめてご紹介♡



No2『スズ・シアター・ミュージアム 「光の方舟」』
 

No2『スズ・シアター・ミュージアム 「光の方舟」』


No2『スズ・シアター・ミュージアム 「光の方舟」』※屋外に設置してあります。


No.1『時を運ぶ船』 塩田千春


No.3『<息づかい:珠洲>2021』 キムスージャ
※鏡付近にある小さな小屋の中です。


No.3『<息づかい:珠洲>2021』 キムスージャ


No.3『<息づかい:珠洲>2021』 キムスージャ


No.4『私のこと考えて』 スボード・グプタ


No.11『海をのぞむ製材所』 Noto Aemono Project


No.11『海をのぞむ製材所』 Noto Aemono Project


No.12『記憶への回廊』山本基


No.12『記憶への回廊』山本基


No.16『mesocyclone/蛸島 』青木野枝


No.18 『Something Else is Possible/なにか他にできる』 トビアス・レーベルガー


No.19『第一波』デイヴィッド・スプリグス


さいはてのキャバレー
 

さいはてのキャバレー

さいはてのキャバレー


別所岳カイデッキ「能登ゆめてらす」
金沢から珠洲までの道中にあるSAの展望台です!
映える写真が撮影できるので、のと里山海道をご利用になる方はぜひお立ち寄りください♩
※芸術祭の作品ではありません。
 


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