七尾豊年太鼓

ななおほうねんだいこ
エリア:
能登
カテゴリ:
歴史・文化
 700年前、能登地方に大干ばつが続いていました。農民は、田んぼの中に大きな櫓(やぐら)を建て、その上で必死に雨乞いの太鼓を打ち続けました。その願いが天に通じ、やがて大粒の慈雨が大地を潤し、豊作に恵まれたと伝えられています。
 以来、雨乞いの太鼓が「豊年太鼓」と呼ばれ、今も打ち鳴らされています。細かく打つ「小ばい」はしとしとと降る小雨の音を表し、大きく打ち鳴らす「大ばい」は豪雨雷鳴を表現しています。鉦(しょう)の甲高い音は、稲妻を表しています。
住所 石川県七尾市