【お土産にもおすすめ!】能登の伝統工芸品特集
世界から注目されている日本の伝統工芸。繊細なデザインや高い機能性など、日本ならではの技術と細かな心遣いから生み出される製品は、年代も国も超えて、多くの人の心を捉えます。
経済産業大臣によって指定されている「伝統的工芸品」は、令和6年10月17日時点で243品目。石川県では10品目が登録されており、この数は全国で6番目です。
経済産業省が認定しているもの以外にも、石川県内に古くから伝わる伝統工芸品や文化は数多く残っています。能登が原産となる伝統工芸品・伝統芸能についてご紹介します!
能登ならではの歴史ある作品は、毎日の暮らしに豊かさをもたらしてくれます。能登に訪れた際のお土産や贈り物にもおすすめですよ。
輪島塗
能登で生まれた漆器「輪島塗」は日本を代表する伝統工芸品です。
その歴史は古く、1524年に製作の「朱塗扉」が最古のものとされています。 江戸時代には堅牢な漆器として全国の農家や商人の家で使われ、明治時代になると料理屋や旅館等でも使われるようになり、だんだんと豪華な沈金や蒔絵が付けられるようになりました。
1975年には国の伝統工芸品に、2年後には重要無形文化財として認定されています。
輪島市内には、工房見学やお土産の購入、輪島塗体験ができる施設が複数あります。能登を訪れた際にはぜひ足を運んでみてくださいね。
◆輪島塗会館:1階SHOPで市内約62の漆器専門店が共同出店しており、椀やカップ、アクセサリーなど品ぞろえ豊富です。 ※2階資料館は休館中
◆輪島塗しおやす漆器工房:安政五年創業の輪島塗の老舗工房。下地から上塗りまでの作業を6人の職人が手がけています。工房見学自由で、輪島塗の販売や修理も行なっています。
◆輪島工房長屋:輪島塗の生地づくりから、漆塗り、輪産物、漆器や体験の各工房が集まった新たな交流施設です。作業見学、輪島塗模様付け体験、地元特産の食や山海珍味も楽しめます。
◆石川県輪島漆芸美術館:常時漆芸品を展示している漆芸専門の美術館です。常設展では輪島塗の技と歴史を、製作道具や映像でわかりやすく紹介しています。
珠洲焼
「珠洲焼(すずやき)」は平安時代の後期から続く伝統工芸品です。
黒い無釉(むゆう)の焼き物で、日本の他の産地では見られない深い黒の輝きや手仕事ならではのあたたかみが広く支持されています。
15世紀の後半から急激に生産が衰退し、その後忽然と姿を消してしまいましたが、珠洲市の支援もあり、昭和51年に復興されました。
◆珠洲市陶芸センター:珠洲焼作陶技術の習得、および陶工の自立を支援する施設です。誰もが参加できる「珠洲焼体験」ができ、手回しろくろを使い、手びねりで形を作ります。
※資料館等は臨時休館中です。
七尾和ろうそく
七尾ろうそくは、和紙と灯芯草で作った芯に植物性油から採ったろうを使い、自然の材料でできたやさしいろうそくです。
丁寧に作られた和ろうそくは、毎日の暮らしに豊かさをプラスするアイテムです。自分用にも贈りものにもおすすめです。
◆高澤ろうそく店:石川県内で唯一和ろうそくを作っています。デザインや色、大きさなどが異なる和ろうそくが販売されているほか、和ろうそく作り体験 / 絵付け体験 も受け付けています。※現在は仮店舗で営業中。
- 高澤ろうそく店 ※令和6年(2024年)能登半島地震の影響により仮店舗にて営業中
- ※ 令和6年(2024年)能登半島地震の影響により仮店舗にて営業中。詳細は備考欄をご確認ください。和ろうそくは、植物性のろうを使用し、…
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