【奥能登国際芸術祭】今、見に行ける常設作品特集
珠洲市を舞台に過去3回開催されている「奥能登国際芸術祭」。
アーティスト、市民、サポーターが協働してつくられる現代アートと奥能登の風土が響きあう作品が多数あり、芸術祭期間終了後も、常設作品として展示されているものはいつでも見に行くことができます。
珠洲市では能登半島地震、奥能登豪雨により被害を受けましたが、今も楽しめる常設展示も数多く残っています。「今、見に行ける屋外常設作品」としてご紹介します。
今、見に行ける屋外常設展示

風と波(奥村浩之/日本・メキシコ)
作家の石彫を特徴づける「割戻し」という技法でつくられた、うねる波のような造形。白く輝く石 素材のテクスチャーは、陽光の当たり方によって異なる表情を見せ、時に優しく、時に荒々しい、 珠洲の波や風を思わせる。高い空と広い海という大自然に囲まれても、どっしりと安定した石彫は圧倒的な存在感を感じさせる。
家のささやき(ラグジュアリー・ロジコ/台湾)
瓦を通して、「記憶」、「家」、「人口」、「産業」など、素材と地域問題の関連性をとりあげる。作家は、家というものを記憶を集めるエネルギーの 象徴と考え、「集まることは力になる」をコンセプトに、昔の記憶を掘り起こしていく。この地を離れた人々が、ふたたび戻ってくるようにという願いが込められた作品。
なぜここにいるのだろう(N.S.ハーシャ/インド)
作家は、珠洲の海岸にたくさん辿り着く漂着物と、インドの動物園で起きたキリンの交換プログラムの出来事とを重ねた。故郷や地域性が乏しくなってきている現代への問いかけとして、「迷子のキリン」の親子を制作。母親は海を見つめ、赤ん坊はお乳を吸うのに忙しくしている。彼らに帰る家はあるのだろうか?もしあるとすれば、それはどこなのだろうか?
Something Else is Possible/なにか他にできる(トビアス・レーベルガ-/ドイツ)
蛸島駅は、国鉄能登線の終着駅として開業したが、能登線の廃線に伴い廃駅となった。作家は、「 旧鉄道の終着点を地域の再生と未来を望むような場所に」という思いで作品を構想。線路跡に置かれたカラフルなフレームは駅に向かって渦を巻くように広がり、あたかも地域の過去・現在・未来を旅するかのように、劇的な視界の変化を楽しめる。
紹介した作品以外にも、多数の常設展示を楽しむことができます。
詳細は【奥能登国際芸術祭公式HP】、パンフレットをご確認ください。
※地震により通行止め・迂回路など道路状況に支障がある場所もございます。
※鑑賞する際は、事前に道路状況を確認するなど十分に気をつけながらお越しください。
パンフレット・マップはこちら
能登への観光を考えている方や、能登の今を知りたい方は是非デジタルマップをご覧ください。
奥能登国際芸術祭の行き方・回り方
時間を有効に使って回るには、のと里山空港を利用して能登に入るのがおススメです。
羽田―能登便を使えば午前10時に奥能登に入ることができ、午前中からたっぷり観光することができます。
空港から各地へのアクセスは車が便利です。空港でレンタカーを借りることもできます。
のと里山空港から珠洲方面には「珠洲道路」で1時間弱で行くことができます。
別ページではアクセス情報をまとめていますので、リンクからご覧ください。
モデルコースのご紹介
能登空港発着で、作品や観光地を1日で巡るモデルコースを提案します。ぜひアレンジして楽しんでください♪
※道路状況等により所要時間は変動します。実際に行かれる際には必ずご確認ください。
【作品6つと観光地も楽しむモデルコース】
10:20 能登空港発
↓車で約40分
見附島
↓車で約2分
なぜここにいるのだろう(N.S.ハーシャ/インド)
↓車で約2分
うつしみ(ラックス・メディア・コレクティブ/インド)
↓車で約8分
12:00 昼食・お買い物【道の駅すずなり・すずなり食堂】
↓車で約5分
植木鉢(大岩オスカール/ブラジル・アメリカ)
↓車で約25分
休憩・お買い物【道の駅狼煙・禄剛埼灯台】
↓車で約25分
家のささやき(ラグジュアリー・ロジコ/台湾)
↓車で約2分
漂移する風景(リュウ・ジャンファ/中国)
↓車で約5分
Something Else is Possible/なにか他にできる(トビアス・レーベルガ-/ドイツ)
↓車で約50分
16:00 能登空港着
【作品をとことん巡るモデルコース】
10:20 能登空港発
↓車で約40分
なぜここにいるのだろう(N.S.ハーシャ/インド)
↓車で約2分
うつしみ(ラックス・メディア・コレクティブ/インド)
↓車で約10分
11:40 昼食・お買い物【道の駅すずなり・すずなり食堂】
↓車で約5分
植木鉢(大岩オスカール/ブラジル・アメリカ)
↓車で約5分
Something Else is Possible/なにか他にできる(トビアス・レーベルガ-/ドイツ)
↓車で約4分
漂移する風景(リュウ・ジャンファ/中国)
↓車で約2分
家のささやき(ラグジュアリー・ロジコ/台湾)
↓車で約25分
Infinity 41.42.43 (リチャード・ディーコン/イギリス)
↓車で約5分
TENGAI(トビアス・レーベルガ-/ドイツ)
↓車で約10分
風と波(奥村浩之/日本・メキシコ)
↓車で約60分
16:00 能登空港着
また、大きく分けると内浦エリアと外浦エリアに分かれているため、それぞれを楽しむのもおすすめです!
- 見附島 / 軍艦島
- 高さ28メートルの大きな岩がそびえ立ち、軍艦がこちらに向かってくるかのような大迫力!能登のシンボルでもある「見附島」は、弘法大師が…
-
詳細を見る
- 道の駅 すずなり
- 平成22年4月、食べ物と人の交流拠点として、のと鉄道の旧珠洲駅にリニューアルオープンしました。地元珠洲の情報が満載です。店内には珠…
-
詳細を見る
- 道の駅 狼煙 ※週末営業中
- 金土日のみ営業中能登半島さいはてに位置する狼煙には、観光スポットとなる禄剛埼(ろっこうさき)灯台があります。岬からは、「海から昇る…
-
詳細を見る
- 禄剛崎・禄剛埼灯台(通称:狼煙の灯台)
- 明治時代に日本人の設計で造られた白亜の灯台です。禄剛崎は、能登半島の最先端で、ちょうど外浦と内浦との接点にあたるところです。この…
-
詳細を見る
奥能登での宿泊
もちろん、宿泊してたっぷり作品を楽しんでいただくのもおすすめです!奥能登地域の宿泊施設をご紹介します。
- 百楽荘
- 日本百景に選ばれた九十九湾を見下ろす景勝地にあり、全室から九十九湾の美しい景観が楽しめます。エレベーターで地下に降りて、洞窟を抜…
-
詳細を見る
- お宿 たなか
- 輪島の街中に佇む4組限定の大人の隠れ宿。館内は漆をふんだんに使い、壁には珪藻土や地元の土を。地元食材の旬料理を味わい、温泉風呂で…
-
詳細を見る
- 縄文真脇温泉の宿 真脇ポーレポーレ
- 「ポーレ」とは、スワヒリ語で「ゆっくりと」を意味する言葉です。竪穴式住居をイメージした建物は、床部分が少し地中に埋まり、遠くから…
-
詳細を見る
- ホテル ルートイン輪島
- ツインのお部屋からは日本海が一望できます。天然温泉の大浴場も完備しています。東館が2019年11月にオープンしました。
-
詳細を見る
- ラブロ恋路
- 落ち着いた雰囲気の部屋からは、能登の豊かな自然が楽しめます。大浴場では、目の前に雄大な日本海が広がり、景色と温かな湯をゆっくり堪…
-
詳細を見る
- 能登漁火ユースホステル
- 風光明媚な九十九湾に面したユースホステルです。玄関から5、6歩進むと海に落ちてしまいそうになるほど、海が近くにあります。静かな波の…
-
詳細を見る


