歴史と自然が調和する志賀町でサンドバギー体験と絶景巡り

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ほっと石川旅ねっと体験ライターのタニシです。


さて、石川県の観光名所といえば、多くの方が「金沢」と「能登」を思い浮かべるのではないでしょうか。

今回は「一味違った石川観光がしたい!」という方におすすめの3カ所を厳選。


石川県志賀町の海の魅力を全身で味わうことのできる8サンドバギーを、身体を張って体験してきました!

能登の潮風を浴びながら砂浜を走り抜ける体験は気分爽快♩


さらに、志賀町の歴史と自然が生み出した絶景スポット「平家庭園」と「ヤセの断崖」についてもご紹介します。

歴史と自然が調和する志賀町でサンドバギー体験と絶景巡り

歴史情緒を感じる「平家庭園」へ

金沢駅から車を走らせること約1時間15分。
のと里山海道を降りて、国道249号線から看板の案内通りに進んでいきます。

歴史を感じる立派な門構えと、大きな松の木が目印!
すぐそばに専用駐車場が用意されています。
「平家庭園」に到着しました。

平家は徳川幕府の天領地13カ村を支配した大庄屋です。
江戸時代中期に建設されたと言われるお屋敷の総面積はなんと6000坪

こちらの庭園は石川県の指定文化財に認定されています。

辺り一面を覆い尽くす苔が、その長い歴史を感じさせます…。
荘厳な雰囲気に、圧倒されっぱなしの我々…
少し緊張しながらも玄関の呼び鈴を鳴らすと、当主の方が出迎えてくださいました。
なお、拝観料に追加料金300円を支払うと
淹れたてのお抹茶(お菓子付き)を頂くことができます。

我々はもちろん頂くことに♩
こちらは「書院の間」
当時、来客をもてなすために使用されていたお部屋です。

平家には庭園が2つあり、書院の間からは前庭を見渡すことができます。
江戸時代中期に作られた庭園が、当時の姿を変えることなく残されています。

350年前の人たちと同じ景色を眺めているのだなぁと思うと、なんだか感慨深いです。
風にそよぐ緑がとても綺麗で、時間を忘れてぼーっと過ごしたくなる空間でした。

ちなみに、写真には写っていませんが、庭園の奥には「六地蔵灯籠」が静かに佇んでいます。
6体のお地蔵様が彫刻された非常に珍しい灯籠で、室町時代の作品だそうです。

少し見えにくい位置にあるのですが、是非ご自身の目で探してみてください!
次に当主の方にご紹介いただいたのはこちらの金屏風と床の間。

皆さん、床の間の棚に見覚えがありませんか…?(写真右側参照)

こちらはなんと、書院造りの違い棚です!

社会の教科書でしか見たことがなかった私は、実物を目の当たりにして大興奮!!

また、手前の金屏風は竹で留めてあり、取り外しができるようになっています。
当時の人たちも、工夫しながら模様替えを楽しんでいたとのこと。

考えることは現代の私たちと変わらないですね♩

絵画のような庭園を見ながらいただくお抹茶

こちらは「茶室」です。

大正中期に改庭された、枯山水の後庭を眺めることができます。

枯山水とは、水を用いずに石や草木で山水の趣を表現した庭園様式のことです。

障子戸を開けると、素晴らしい庭園が一枚の絵画ようにぴったりと枠に収まります。
ほろにがい抹茶に、しっかりと甘い羊羹…たまりません。

この組み合わせを1番最初に考えた人物に敬意を表したいです。

暖かい日差しが注ぎ込むお茶室で、最高の景色を眺めながら抹茶を味わう。

普段の自堕落な生活を忘れてしまうほどの感動体験でした。


今回紹介しきれないのが残念ですが、この他にも当時の人々の生活をうかがい知れる品々や、貴重な文書などが展示されています。


見どころ盛りだくさんの平家庭園で、先人たちの暮らしに思いを馳せてみませんか?

基本情報

平家庭園

【住所】石川県羽咋郡志賀町町30-63

【電話番号】0767-32-1404

【営業時間】8:00~17:00

【定休日】不定休

【駐車場】あり

【拝観料】大人500円、高校生300円、小中学生250円

 ※追加300円にて菓子付抹茶

 ※30名以上の団体の場合50円引き

北陸唯一!絶景8サンドバギー体験へ

続いてご紹介するのは『能登リゾートエリア増穂浦(ますほがうら)』
なんとこちらでは、全国的にも珍しい8サンドバギーの体験ができます!

8サンドバギーとは、その名の通り8輪駆動の超パワフルな乗り物☆
最大5名まで乗車できるのも嬉しいポイントです!

「砂浜を走るなんて気持ちよさそう~♩」という軽い気持ちで申し込んでしまいましたが、
実は私、絶叫系が大の苦手…。
後悔先に立たず
というわけで、身体を張って体験してきました!!

駐車場すぐ側のオシャレなログハウスが管理棟になります。

私たちが訪れたのはハロウィンの時期だったので、バギーがかわいく装飾されていました!
いや、バギーのいかつさとのギャップが激しすぎる。

8サンドバギーは大人気のアクテビティ!
当日の参加ももちろんOKですが、予約優先制のため事前のご予約をオススメします!

予約方法は下記の3つです。
・志賀町観光協会HP しか観光ガイド
・じゃらん遊び・体験予約ページ
・電話で直接

それでは早速中に入って受付を済ませましょう!

受付の手順は以下の通り。
①管理棟の受付で「バギー体験の予約をした〇〇です」と伝える
※予約していない場合も空きがあれば案内可能とのこと
②料金を支払う(1人1,000円)
③体験申込用紙に必要事項を記入する
④ヘルメットを装着する
⑤バギーへ乗り込み出発!!

管理棟が込み合っている場合もあるので、時間に余裕をもって行動しましょう。
受付を済ませたら、ヘルメットを選びます。

サイズはS/M/Lの3種類。
ベルトを調節して、指1本分のゆとりがあるくらいがベスト!

こちらのヘルメットを着用しないとバギーに乗車できません。
必ず着用しましょう。

いざ出発進行!絶景&絶叫体験!

準備が整ったら、管理棟正面に停めてあるバギーに乗り込むのですが…
先述した通り、私は絶叫系アトラクションがかなり苦手です。

私「あの、どのくらい怖いですか…?」

ガイドさん「ジェットコースターより怖いかな!」

とんでもない場所に来てしまったのでは…と今更ながら察する我々。
これが漫画であれば、顔に縦線が入り、「ガーン」という効果音が付くことでしょう…。

ガイドさん「怖いのが苦手なら、優しめにもできるよ!!」

私「えっ!!!!」

なんとお客さんの要望を聞いて、それぞれに合った走行をしてくださるとのこと!
自分好みの走行をしてもらえるなんて…これはもう「オーダーメイド型ジェットコースター」ですね。

ただ砂浜を走ることも出来るそうですが、折角なら少しスリルを味わいたい…。
というわけで、私たちは「優しめ」でお願いしました。

ベルトを締めたら、いよいよ出発です!!
私たちを乗せたバギーは、開始早々ものすごいスピードで管理棟横の坂を駆け抜けていきます。

「こ、これで優しめ…?」と彼氏が呟いたのを、私は聞き逃しませんでした。

てっきり砂浜を走るだけと思っていたのですが、なんとバギー用に高低差のあるコースが用意されています!

パッと見渡しただけでも、ものすごく急な坂がいくつも確認できます。

私たちは再び、恐怖のどん底へと突き落とされたのでした…。

「もし本当に怖かったら、肩を叩いてね!」

ガイドさんはそれだけ告げると、坂道をゆっくりと登っていきます。
ジェットコースターさながらの演出に、冷や汗が止まらない我々。

そして、てっぺんに差し掛かると坂を急加速で坂を下ります!!
このまま振り落とされるんじゃないかと思うほど、ものすごい馬力です…!!!

あれ、絶叫苦手だと思っていたけど……

めちゃくちゃ楽しい〜〜〜〜!!笑いが止まらない!!!!

こうして大絶叫と大爆笑を繰り返す我々を乗せて、バギーは砂浜へと進んでいきます。

白い砂浜、透き通った海、そして最高のお天気…
全身で風を感じながら砂浜を走り抜けていきます。

それにしても増穂浦の海岸ってこんなに透明度が高いんですね…。
さまざまな角度から静かに打ち寄せる波がとっても綺麗!!

石川県内にこんな場所があるなんて知らなかった…。

この感動は言語化しきれません。
ぜひ実際に足を運んで、体験していただきたいです!!
ここで「絶叫系が大好き!もっとスリルを味わいたい!」という方に朗報!!

時速50〜60km程度で走行することも可能だそう。
おまけにドリフトまでするというのだから驚きです。

ガイドさんが「ジェットコースターより怖い」と言うのも納得。

ちなみに、我々の走行時最高時速は約25kmでした…。
体験の際の参考にしてみて下さいね。

ちょっと一休み。バギーと撮影もできちゃう!

増穂浦の絶景を堪能した後は、お待ちかねの記念撮影!!

ガイドさんオススメの写真映えスポットに到着しました☆

自分たちで撮影するもよし!ガイドさんにお願いするもよし!
最高の思い出になること間違いなしですね♩

ちなみにバギー乗車中の撮影もOKですが、携帯が外に投げ出されたり、
撮影機材を頭などにぶつけてしまう可能性もあるのでご注意ください。

乗車中に撮影ができなくても、体験の終盤で必ず撮影の時間を設けてくださるので安心してくださいね♩

8サンドバギー体験、最高でした。

思いきってチャレンジして本当によかった〜!!


リピーターの方が多いというのも頷けます。

また、増穂浦海岸では11月〜3月にかけて"幸せを呼ぶ貝"とも呼ばれる「さくら貝」を見つけることができます!

バギー体験の後は、さくら貝探しをするのも素敵ですね♩

基本情報

能登リゾートエリア増穂浦

【住所】石川県羽咋郡志賀町相神イ-3-1

【電話番号】0767-42-2125

【営業時間】9:00~17:00

【定休日】4月中旬~8月:なし、9月~4月中旬:火曜・水曜(バギー体験は基本週末だが、平日も可能日があるため要問合せ)

【駐車場】200台(海水浴場設置期間は有料)


《8サンドバギー体験》

【体験料金】1人1,000円(乗車時間15分)

【乗車人数】1〜5人

【実施時期】4月〜11月上旬(予定)

【受付時間】10:00~15:00


››じゃらん遊び体験・予約はこちら

››志賀町観光協会HPしか観光ガイドはこちら

››能登リゾートエリア増穂浦 公式instagramはこちら

志賀の海が生み出した名勝「ヤセの断崖」を散策

旅のラストを飾るのは、志賀が誇る絶景スポット「ヤセの断崖」です。

サスペンスドラマの終盤、"崖の上まで追い詰められた犯人が急に語り出す"という、
お馴染みのシーンの発祥の地とも言われています。

あのド定番の展開が、この場所で誕生したなんて衝撃ですよね…!!
駐車場に車を停めたら、ヤセの断崖へと続く遊歩道をしばらく歩きます。

この遊歩道は「義経の舟隠し」にも繋がっているので、周辺を散策するのにぴったりです♩
義経の舟隠しとは…
源義経が追手から逃れるために48隻の舟を隠したとの言い伝えがある、断崖絶壁の入り江。

こちらもかなりの絶景なので、ヤセの断崖を訪れる際には是非立ち寄っていただきたいです!
到着しました。
こちらがヤセの断崖です!

断崖の手前には柵が設置されているので、安心して眺めることができます。

ヤセの断崖の由来については、
周辺の土地が痩せていて作物が育たなかったこと
断崖に身を乗り出すと「身が痩せる思いがする」こと
など諸説あります。

高さ35mにも及ぶ断崖絶壁は、この距離から見ても迫力満点です…!!

心洗われる景色。旅の最後はサンセットで。

大迫力の断崖絶壁と、広大な日本海をバックに記念撮影♩

夕陽が沈むにはまだ早い時間帯でしたが、それでも十分すぎるほどの絶景でした!
サンセットの美しさにあてられて、彼氏も自然とオバショットです。
 

日本海の荒波と強風を受けて形作られた、ヤセの断崖。


途方もなく長い歳月を経て、能登の自然が生み出した絶景は一見の価値あり!!

是非訪れてみて下さい♩

基本情報

ヤセの断崖

【住所】石川県羽咋郡志賀町笹波

【電話番号】0767-32-1111(志賀町商工観光課)

【駐車場】14台

志賀町で心洗われる感動体験を…

というわけで、今回は「一味違った石川観光がしたい!」という方におすすめの3カ所を厳選してご紹介しました!

石川県の観光名所として名高い「金沢」と「能登」
その中心に位置する志賀町にも、こんなに素晴らしい観光スポットが存在しています♩

歴史と自然が調和する志賀町で、ここでしか味わえない感動体験を…!
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