北前スイーツ誕生!加賀橋立の人気3店(加佐の岬倶楽部・日菓・スイーツ屋ハレルヤ)を紹介
加賀市・橋立地区では、「北前スイーツ運営事務局・加賀橋立北前船ツーリズム実行委員会」が中心となり、北前船主集落・加賀橋立の歴史を活かした観光まちづくりと地域の魅力発信に取り組んでいます。その一環として、2025年6月に新たな名物「北前スイーツ」が誕生しました。このスイーツは、かつて北前船で運ばれた食材や、橋立の歴史・文化をモチーフに生まれた特別なお菓子です。地元の人々はもちろん、観光客からも注目を集めています。ひと口味わえば、この地が歩んできた歴史や物語を感じられる、そんな想いが込められたここでしか出会えないスイーツです。
北前スイーツとは?
2025年6月に誕生した「北前スイーツ」。かつて「日本一の富豪村」と呼ばれた北前船主集落・加賀市橋立で生まれた、ちょっと特別なお菓子です。北前船で運ばれてきた食材などをモチーフに、地元の歴史や文化、そして旬の素材にこだわって作られました。橋立地区にある3つのお店それぞれで販売されており、個性豊かなラインナップがそろいます。ひと口食べれば、この土地の物語がふわっと広がります。旅の思い出に味わうのはもちろん、大切な人への手土産にもぴったりですよ。
加佐ノ岬倶楽部|絶景カフェが生んだ「海と光の琥珀糖と灯台クッキー」
加佐ノ岬のすぐそばにある「加佐ノ岬倶楽部」で出会える北前スイーツのひとつが、「海と光の琥珀糖」。キラキラと輝く橋立の海と陽の光をイメージした、宝石のように透きとおるお菓子です。自然素材と地元の食材にこだわり、ハーブ・柑橘・醤油の3種類の味が楽しめます。どれもさっぱりとした後味で、口に入れるとサクッ、シャリッと溶けていく不思議な食感。旅のひとときを彩る、ここでしか味わえないスイーツです。
もうひとつの北前スイーツは、その名も「灯台クッキー」。加佐ノ岬に立つ灯台をモチーフにした、思わず写真を撮りたくなるかわいらしいクッキーです。ほんのりきいた塩味が甘さを引き立て、あとを引くおいしさです。販売されている北前スイーツは、カフェで提供されるスイーツとしても味わうことができ、気に入ったらそのままお土産に買って帰れるのも魅力です。
加佐ノ岬倶楽部は、オリジナルランチとスイーツが楽しめるお店。自然に包まれた隠れ家のようなロケーションが魅力で、外のテラス席ではさわやかな風を感じられ、店内に入れば木のぬくもりにほっと癒やされます。まるで時間がゆっくり流れているような、心地よい空間です。加賀観光の途中に立ち寄れば、旅の合間にリラックスできるひとときに。温泉街から少し足を伸ばして、自然の中でのんびりと過ごしてみてはいかがでしょうか。
基本情報
加佐の岬倶楽部
【住 所】石川県加賀市橋立町ふ23番地
【電話番号】0761−75−1627
【営業時間】10:30〜17:00
ランチタイムは11:30〜14:00/ラストオーダー 16:30
【定 休 日】毎週木曜・金曜
日菓(にっか)|地元素材を活かしたヘルシー焼菓子
自然派の素材にこだわり、体にやさしいお菓子を届けている「日菓」。北前スイーツとして登場した「塩ピーナッツクッキー」と「みそクラッカー」にも、その思いがぎゅっと詰まっています。なかでも塩ピーナッツクッキーは、カリッとしたピーナッツの食感と香ばしい風味が広がり、ほのかな塩味が甘さを引き立てます。甘いだけじゃない絶妙なバランスに、ついついもう一枚…と手が伸びてしまうおいしさです。
もうひとつの北前スイーツ「みそクラッカー」は、日菓さん自家製のお味噌を使った特製スイーツです。麹をたっぷり使って仕込まれた甘くまろやかなお味噌が、生地にやさしく溶け込んでいます。ひと口食べると、みその香ばしさと自然な甘みがふわっと広がり、素朴でどこか懐かしい味わい。風味豊かな一枚です。
日菓は、卵・バター・牛乳を使わず、米油・きび砂糖・豆乳・ナッツなど植物性の素材だけで作る、体にやさしいお菓子とドリンクのお店です。店内もお菓子と同じように、やわらかく落ち着いた雰囲気で、ほっと一息つける空間。クッキーをはじめ、マフィンやタルトなどラインナップも豊富で、アレルギーをお持ちのお客様からも好評です。そのやさしい味わいを求めて、遠方から訪れる方も多いのだとか。旅のお土産にはもちろん、ご自宅用にもきっと喜ばれます。
スイーツ屋ハレルヤ|昆布や醤油を使ったユニークなお菓子
地元の食材を活かしたスイーツが並ぶ「スイーツ屋ハレルヤ」。北前スイーツとして登場したのが、洋菓子と地元食材を組み合わせた「昆布ほわり」と「醤油ほわり」です。ひと口食べると、ふわっと溶けてなくなる軽やかな食感。そのあとに橋立の昆布や醤油の風味がやさしく残り、余韻まで楽しめます。「昆布や醤油とスイーツ?」と少し意外に思うかもしれませんが、素材の良さが引き出された、ここでしか味わえないおいしさです。
「加賀橋立御三家クッキー」は、地元食材にこだわって作られた北前スイーツ。とくに目を引くのは、パッケージのデザインです。かつて北前船の船主や船頭、船乗りたちが暮らしていた“船主集落”を象徴する赤瓦をモチーフにしており、歴史と文化、そして地元への誇りが込められています。味わう楽しさはもちろん、手に取った瞬間から加賀橋立の物語を感じられる、旅のお土産にぴったりの一品です。
スイーツ屋ハレルヤは、地元の方にも親しまれている洋菓子店。扉を開けると、ショーケースには季節のタルトやケーキがずらりと並び、思わずどれにしようか迷ってしまうほどです。焼き菓子も種類が豊富で、地元の食材を活かしたラインナップが魅力。旅の途中で立ち寄れば、その場で甘いひとときを楽しむのはもちろん、記念日やご褒美のギフトとして持ち帰るのもおすすめです。
まとめ|北前船文化を”甘く”味わう新名物
北前船の歴史が色濃く残る加賀・橋立地区。この地で人気店が手がける「北前スイーツ」を味わうことで、観光の方も地元の方も、北前船の歴史をより身近に感じられるのではないでしょうか。甘いひと口が、当時のにぎわいや文化に思いをはせるきっかけになるかもしれません。
見つける目印は、赤いハチマキを締めた船乗りや、橋立の船主・忠谷家の半纒模様を取り入れたデザイン。歴史を感じさせる、かわいらしいマークです。スイーツを通して、この土地の歴史にふれてみるのも素敵ですよね。加賀観光の途中に、ぜひ橋立へ立ち寄ってみてください。
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