石川県のご当地キャラのモチーフ・幸せを呼ぶ加賀八幡さん巡り|石川県金沢市


529ビュー 2023.04.07投稿
ほっと石川旅ねっと体験ライターのユキミチです。
お子様連れの家族で楽しめる体験スポットをご紹介しています。

今回は、石川県の観光PRマスコット「ひゃくまんさん」のモチーフにもなっている
『加賀八幡起き上がり人形』に注目した金沢の歴史にふれる体験スポットをご紹介します。

地元民の私たちでも、へぇ~知らなかったという情報や楽しみ方が満載です。

ここが発祥の地!「加賀八幡起き上がり」の歴史を知ろう

みなさんは「加賀八幡起き上がり」をご存じでしょうか?
かわいらしい表情をした人形は、地元の方なら目にすることも多いかもしれませんね。

この八幡起き上がりの発祥の神社が、金沢駅から徒歩5分ほどの場所にある『安江八幡宮』です。

平安時代から地元を見守り続ける『安江八幡宮』

『安江八幡宮』は平安時代に金沢市武蔵・高岡町に建てられ、江戸時代の初め・360年程前に現在の此花町へ移転しました。
この地は多くの刀鍛冶(かたなかじ)が住んでいる町であり、今でも「鍛冶八幡さん」としても親しまれています。

江戸時代には加賀百万石の前田家のお殿様にも崇敬され、地元の方から厚い信仰を集めました。
前田家の住んでいた金沢城を囲み結界を張るように建てられた「金沢五社」の1つでもあります。
(金沢五社:宇多須神社、小坂神社、神明宮、椿原天満宮、安江八幡宮)
現在でも強力なパワースポットとして人気です。

また、日本の歴史を大きく変えた「ペリー来航」。
日本が開国を迫られたときに、前田家から黒船退散の祈願を任されたという歴史があるそうですよ。
まずは身と心のお清めとして手水舎(てみずや)で、手と口を清めます。
この日は、北陸の冬らしい天気で雨が降ったりやんだり…
冷たい水に身が引き締まります。

お清めを終えて進むと目を引くのが、拝殿の前にズラリと並ぶ八幡さんたち。
「願いを叶えてくれて、ありがとう」とお返しにきたお守りが並んでいるそうですよ。

ここで「八幡起き上がり」の由来について。

神社に祀(まつ)られている応神天皇(おうじんてんのう)は誕生の際、真紅の産着を着せられたそう。その姿を模して作られ「八幡起き上がり」と名付けられました。
子ども達の成長と多幸を祈るものとして誕生し、今に受け継がれています。
また転んでも起き上がることから、縁起の良いものとされ、商売繁盛のお守りにもされています。

また県内唯一の金沢水天宮(すいてんぐう)として安産の神様も祀られています。
たくさんの絵馬には、これから生まれてくる命や、元気な子ども達への思いが書かれているんでしょうね♪
安産祈願から出産後のお参りや七五三など、子ども達にまつわる参拝が多いのも特徴です。
この日も綺麗な着物をまとった女の子、タキシード姿でビシッと決めた男の子のご家族連れが参拝に来ていました。
私たちも、子ども達の成長と家族の健康、商売繁盛!をお祈りしてきました。
境内には大きな八幡起き上がりの石像があります。
優しい顔つきなので、女の子?と想像されがちですが、実は男の子なんです。
「男性である応神天皇の生まれた時の姿を人形で表しているので」と
神主さんに教えていただきました。

そういえば、八幡さんがモデルとなった
石川県観光PRマスコットキャラクター「ひゃくまんさん」には
ヒゲが生えてますよね♪
ちなみに「ひゃくまんさん」が新しい着ぐるみを新調するときは、必ず安江八幡宮にお参りに来られるそう。
和室に入るときは、横幅が大きいため扉を外さないと入れないみたいですよ(笑)
(ひゃくまんさんは後の写真で出てきます)
八幡起き上がりの5色にはそれぞれの意味があり、
緑は健康と成長、黄は開運と金運、赤は安全と安泰、
白は縁結びと達成、紫は学力と知恵となります。
私たちは、もうすぐ到来する雪シーズンの交通安全祈願として、
赤色のステッカーを購入しました。


縁起のよい加賀八幡起き上がりが見守ってくれる『安江八幡宮』で、
特別な日やお願い事をしたい時は、ぜひ足を運んでみてくださいね♪

安江八幡宮

【住所】石川県金沢市此花町11-27
【電話番号】076-233-3688
【授与所の開所時間】9:00~16:00
【授与所の定休日】無し
【駐車場】約20台
››安江八幡宮の公式サイトはこちら

和菓子好きの心を魅了する「八幡起上もなか」を食べにいこう!

次は八幡起き上がりがモチーフになっている和菓子を求めて金沢駅へ。

金沢の和菓子は、京都、松江(島根県)に並ぶ日本三大菓子処の一つとして有名です。
駅内の百番街「あんと」には、和菓子、郷土料理など石川県のおいしいが大集合!
その中から創業80周年を迎えた老舗『金沢うら田』へ。
数ある和菓子の中でも人気なのが、「加賀八幡起上もなか」です。
まさに“起き上がり”の名にふさわしい姿で箱詰めされています。

 
真紅のおくるみに包まれたその愛らしさが、神社でみた八幡さんにそっくりで感動!
包みを開けると、中から手のひらサイズのもなかが顔を出します。
可愛いお顔と目が合い…つい食べるのをためらってしまいます(笑)

薄いもなかの中には、北海道産の小豆の餡がたっぷり。
もなかの香ばしさと餡のしっとりとした甘さがベストマッチ♪
温かいお茶やコーヒーにもピッタリの美味しさです。

縁起のよい贈り物やお土産として、おすすめの一品です。

金沢うら田(金沢百番街店)

【住所】石川県金沢市木ノ新保町1-1 金沢駅百番街あんと内
【電話番号】076-260-3774
【営業時間】8:30~20:00
【定休日】なし
【駐車場】金沢百番街提携駐車場3カ所あり
     ①タイムズ百番駅西パーキング(319台)
     ②タイムズ金沢駅屋上駐車場(393台)
     ③金沢駅西口時計駐車場(1500台)
     いずれも24時間営業
››金沢うら田の公式サイトはこちら

気分は職人さん!創館45年の『石川観光物産館』で伝統工芸に挑む

次に向かったのは、日本三名園の1つとして知られる「兼六園」のすぐ隣にある『石川県観光物産館』です。
石川の伝統工芸品や和菓子、地酒などがたくさん揃っており、金沢のお土産探しにもピッタリな場所です。

また、いくつもの伝統工芸体験ができるスポットであり、その一つに「加賀八幡起き上がり手描き体験」があります。
八幡起き上がりは加賀郷土玩具の一つで、金沢の伝統工芸品です。
松竹梅の絵柄と「起き上がって転ばない」ということで縁起が良い人形とされ、出産祝いとしても人気ですよ。

試しにコロ~ン…おぉ!!ちゃんと起き上がってきました!
まずは、5色の人形から好きな色の物を1つ選びます。
体験に使う人形は、江戸時代から続く郷土玩具の老舗『中島めんや』の職人さんが、一つ一つ手作りしています。
そんな思いのこもった人形に絵が描けるなんて、贅沢な体験です!

子ども達は「どれにしよう?赤色がだるまっぽいけど、好きな色は緑色…でもピンクもかわいい!」と、
さんざん迷いながらも人形を決定。

ちなみに、子ども達も感じたように丸くて愛らしいその姿から「だるまさん」と呼ばれることもあるそうです。
いよいよ好きな絵を描いていきます。
「お洋服に付けないように気を付けて下さい、特殊な絵具でなかなか落ちませんので…」と、担当者の谷内さん。
小さなお子さまも一緒の時は、汚れてもよい洋服やタオルを準備しておくと安心できますね。

うまく描くポイントは「筆にしっかりと水分を含ませてから絵具をつけて描くこと」だとアドバイスをもらった
長男は、もうすぐクリスマスだから!とツリーの絵を描きはじめました。
次男(5歳)も挑戦!
とにかく自由にペイント中です(笑)

人形の底に棒を差し込める穴が開いているので、写真のよう手に持って描くことができます。
汚れも軽減できて嬉しい配慮ですね。
次男の人形は予想通り、お顔はベタ塗りになっちゃいました(笑)
そこで親の手を少し借りてお顔を付け足しすると、ずいぶん可愛い姿に変身しました♪
作業の途中に、急に黙り込む長男。
どうしたのかと思ったら、「ひゃくまんさん」の写真を撮ってきて参考にしていました。

最近では、スマホで好きな絵柄を参考にして上手に描く人も増えているそうです。
最後はドライヤーで乾かして、それぞれ個性あふれる八幡さんの完成です!
体験時間は40分ほどと意外と早く仕上がり、兼六園や金沢城を散策する際にも気軽に立ち寄ることができます。

もちろん絵柄に凝り、じっくり時間をかけて描くのも面白そうです♪
この手描き体験は、「好きな八幡起き上がりを選んで、描く」というシンプルな工程で、
小さい子から年配の方まで、皆さんに職人さん気分を味わってほしいという思いから始まりました。

私たちのように自由な発想で描くと、その人らしさを感じる面白い作品に仕上がります。
写真の職人さんの手作りのように、好きなキャラクターを模写してそっくりに近づけるも楽しそうですね。
(左上には「ひゃくまんさん」がいます☆)

七転び八起き!の八幡人形。
世界で一つだけのオリジナル人形を描いてみてはいかがでしょうか♪

石川県観光物産館

【住所】石川県金沢市兼六町2-20
【電話番号】076-222-7788
【営業時間】9:50~17:50(季節、曜日、天候により変更あり)
【定休日】冬季火曜定休
     その他臨時休業あり
【駐車場】提携駐車場あり
     県営兼六駐車場(480台)24時間営業

《加賀八幡起上り手描き体験》
【体験料】1,200円(材料費込み)
【体験時間】11:00〜16:00の間で約30分(15:00受付終了)
 ※12〜2月は火曜休館、他 臨時休館あり 要問い合わせ
››石川県観光物産館の公式サイトはこちら

今回、ご紹介の体験スポットは、金沢中心エリアの金沢駅、兼六園からアクセスしやすく、
観光名所と組み合わせても素敵な体験ができると思います。

「加賀八幡起き上がり」という一つの伝統工芸で
学んで食べて遊べるなんて、さすが歴史と伝統に色づく町、金沢!

お子さま連れのご家族をはじめ、皆さまのお出かけの参考になると嬉しいです♪