【金沢市大野】サイクリングで周遊観光♪発酵⾷で美活旅。

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加賀藩の外港として北前船が寄港し、歴史に名を残す豪商・銭屋五兵衛が活躍した金石・⼤野地区。

藩政時代の歴史を⾊濃く残す特徴的な町並みが今も⼤切に守られています。

特に⼤野は醤油の全国的な産地であり、現在でも複数の蔵元が醤油や味噌を醸造。

それらを使った美容と健康にも良いこだわりの発酵⾷メニューを提供する店が数多く存在します。


そこで、⾷への興味関心が強い方へおすすめしたい、発酵⾷関連のお店巡りコースをご紹介します。


こちらのコースはいしかわ里山里海サイクリングルートいしかわ里海めぐりルートを参考にしています。

【金沢市大野】サイクリングで周遊観光♪発酵⾷で美活旅。

美味しく⾷べてキレイになれる、発酵⾷で美活旅。

まちのり「01金沢駅ポート」

伝統文化が色濃く残る金沢の街並みを散策するなら、自転車がうってつけ。そこでおすすめなのが、金沢市内に設けられた複数のサイクルポートから、どこでも借りられて返せる公共シェアサイクルサービス「まちのり」です。

行きは元気に自転車で、帰りは鉄道やバスでなど、公共交通と自由に組み合わせて利用できます。

 

サイクルポートは観光名所だけでなく、駅やコンビニエンスストア、商業施設、公園など、市内約70カ所に設置されています。

自転車は身長145㎝以上の方であれば誰でも乗れる20インチ車、すべて電動アシスト自転車のため、坂道の多い金沢でも安心です。

 

なお、スマートフォンを所有していて、クレジットカード決済が可能であれば、WEBサイトからお得な1日パスを購入できます。

さらに市内9カ所にある『まちのり事務局・提携窓口』では、現金での購入も可能です。

 

ちなみに、兼六園や東山、近江町市場など、金沢の中心街はすでに観光済みという旅行者の方はもちろん、

地元民にもおすすめのコースが「大野」。

大野の街中は昔ながらの細い路地が多い上、蔵元や古民家を活かした店舗やギャラリーなどの見所も多いため、

自転車と徒歩でゆっくり散策するのがおすすめです。

 

基本情報

金沢シェアサイクルまちのり事務局

住所:〒920-0852 金沢市此花町3-2
電話番号:076-255-1747
FAX番号:076-255-1757
営業時間:9:00~18:00
定休日:年末年始
料金:最初30分165円/回、1回の利用が30分を超過した場合110円/30分(1日上限2,200円)Webサイトやまちのり事務局・提携窓口で申し込める1日パス(1,430円/日、1,650円/日)ほか。

金沢港クルーズターミナル

金沢港に寄港するクルーズ船の玄関口として2020年6月にオープン。
クルーズ船が2隻同時に接岸でき、税関検査・入出国検査・検疫を行うCIQ(シーアイキュー)や、待合エリアが設けられています。

ターミナルの海側は全面ガラス張りとなっており、天候に左右されずに日本海を一望できます。
特に、2階に設けられたレストラン『BAY ARCE(ベイ アルセ)』は、どの席からも海が見えるよう、客席の高さを3段の階段状に設計。
季節や時間の移り変わりと共にガラリと印象を変える日本海の美しい景観を眺めつつ、石川県の食材をふんだんに盛り込んだ洋食メニューやデザートプレートなどが味わえます。

また、海風を肌で感じられる屋根付き展望デッキからは、クルーズ船の見学・見送りが可能。

海側と山側の両方にベンチが置かれており、昼は眺望を、夜はライトアップされた景色を楽しめます。

さらに子供から大人まで楽しみながら金沢港について学べる「金沢港まなび体験ルーム」も人気スポットの一つ。

クルーズ船から見た金沢港がとてもリアルに再現されていて、大きなクルーズ船を接岸させる大迫力の操船シミュレーターを100円で体験できます。

ちなみに、様々な天候や時間帯をセットできるのも楽しいですよ。

基本情報

金沢港クルーズターミナル

住所:〒920-0332金沢市無量寺町リ-65
電話番号: 076-225-7030 
営業時間:9:00〜21:00(金沢港まなび体験ルームは9:00~17:00)
休館日:12月29日~1月3日 
入館料:無料 
交通アクセス(車):JR金沢駅より約15分、北陸自動車道 金沢西IC 約15分、金沢東IC 約15分
交通アクセス(公共):JR金沢駅西口(金沢港口)より北陸鉄道バスにて約20~30分
駐車場台数:一般駐車場【P1】127台 【P2】210台 利用可能な時間/7:00~22:00

金沢港いきいき魚市

石川県はまさに漁場の宝庫。
遠浅の砂浜が広がる加賀海域では、海底に生息するカレイやメギス、ハタハタなどの底魚が獲れます。
また、能登半島近海は暖流と寒流が交わる海域に面しており、能登半島の外浦にはアワビやウニなどの根付資源が、
内浦で生まれる渦流にはブリやアジ、真鯛などの回遊魚が豊富に生息しています。
さらに波の穏やかな七尾湾では牡蠣の養殖が盛んです。
金沢周辺だけでなく、能登近海や富山湾で獲れた魚も集まる金沢港。
朝ゼリには県内各地から水揚げされたばかりの定置網の魚がずらりと並びます。
その金沢港に隣接する『金沢港いきいき魚市』では、厳選されたとれたての地物の魚が数多く販売されています。
現在、同市場内では6店舗の魚屋が営業しています。
とれたままの姿で販売されている魚介類は、店員さんに一声かければ、
ワタ取りや三枚おろしなどの下処理から、サク、刺身まで、要望通りに捌いてもらえます。

さらに、併設するイートインスペースで、醤油片手にすぐ味わえるのも醍醐味と言えるでしょう。

季節の魚介をふんだんに散りばめた海鮮丼や、旬の魚の刺身定食なども人気ですよ♪

基本情報

金沢港いきいき魚市

住所:〒920-0332金沢市無量寺町ヲ52
電話番号:076-266-1353 (金沢港産地販売協同組合)
営業時間:9:00~16:00
定休日:水曜
料金:入場無料
交通アクセス(車):JR金沢駅港口より 15分、兼六園より 30分、白山I.Cより 15分、金沢西I.Cより 15分、金沢東I.Cより 20分
駐車場台数:100台

ヤマト糀パーク

米糀を使った味噌づくり、麹を使った醤油づくりを行う『ヤマト醤油味噌』は、大野地区を代表する蔵元の一つ。
様々な施設を通して糀の美味しさや魅力を学べる『ヤマト糀パーク』を運営しています。
初めて来た方は、まず無料のガイドツアーへの参加がおすすめ。
『糀蔵』で同社の歴史や、醤油・味噌について解説を聞いた後、パーク内の各所を案内してもらい、最後は肌がモチモチすべすべになる糀の手湯を体験できます。
また、即席味噌汁が作れる「みそぼーる」作り体験や塩こうじづくり教室や甘酒づくり教室など、各種料理教室も開催しています。
飲食店の『発酵食美人食堂』は、醤油・味噌・甘酒・塩糀などの発酵食品を使った料理と、モチモチ食感の寝かせ玄米を味わえる要予約のランチが人気。
カフェタイムには糀を使ったデザートやドリンクも提供しています。
その隣には、味噌や醤油などの発酵調味料や発酵食品などを販売する『ひしほ蔵』が。

さらに、糀とチーズを使った口当たりまろやかなチーズケーキの専門店『こめトはな』も人気です。

店内飲食の際は、その場で天面を炙ってブリュレ仕上げしてくれるので、パリパリ・トロリとした食感を味わえますよ。

基本情報

ヤマト糀パーク (ヤマト醤油味噌)

住所:〒920-0331金沢市大野町4-イ170 

電話番号:076-268-5289  

営業時間:10:00〜17:00 

定休日:水曜(祝日の場合は営業)、年末年始 料金:入場無料 

交通アクセス(車): 金沢駅から車で15分 

交通アクセス(公共): 金沢駅西口から徒歩3分の「中橋」停留所(中橋高架下)より、北鉄バス「61 大野」行のバスで約30分。終点「大野」バス停より徒歩3分~8分 駐車場台数:30台

大野からくり記念館

江戸時代末期の科学技術者で、稀代のからくり師でもあった大野弁吉にちなんだ、体験型の博物館。
大野弁吉氏は京都で生まれ、20歳の頃には長崎で理化学・医学・天文学・鉱山学・写真術・航海術を修得し、
結婚後は妻の実家がある金沢市大野へと移り住み活躍しました。
当時の最先端の科学知識を駆使した発明品だけでなく、木彫やガラス細工、塗り物、蒔絵などの芸術作品も数多く残しました。
また、弁吉自筆の覚え書き綴り「一東視窮録」も展示されており、
科学機器や写真器、大砲、医薬品などの製法・調合・寸法などの記載内容からも、その博学ぶりの凄さが伺えます。
館内には実際に触れて動かせる木製のからくりや、手に取って遊べるからくりパズルを多数展示。
からくり仕掛けの奥深さに、子供はもちろん、大人も思わず夢中になること請け合いです。

ちなみに、北前船をモチーフした円形状のユニークな建物は、戦後の日本建築史を代表する建築家・内井昭蔵氏のデザインによるもの。

外壁に添って傾斜した二列の柱と、放射線状に配置した梁による立体架構方式を採用しているそうです。

基本情報

大野からくり記念館

住所:〒920-0331金沢市大野町4丁目甲2-29
電話番号:076-266-1311
営業時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
定休日:水曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
入館料:大人300円、小中高校生200円、小学生以下無料(団体[20人以上]:50円引き)(障がい者割引:100円引き)
交通アクセス(車):金沢駅および金沢西ICから20分。
交通アクセス(公共):金沢駅から徒歩5分の「中橋」停留所で「大野」または「大野港」行のバスに乗車。終点「大野」または「大野港」で下車、大野川沿いに徒歩10分~15分。
駐車場台数:25台

直江屋源兵衛 【直源醤油】

江戸時代初期に、商人・直江屋伊兵衛が紀州から醤油の醸造技術を持ち帰ったのが大野醤油の始まり。
その直江屋伊兵衛の流れをくむ『直源醤油』は、文政八年(1825年)の創業以来、代々源兵衛を名乗って醤油造りに取り組んできたそうです。
​そんな『直源醤油』のショップ兼カフェが『直江屋源兵衛』。
醤油造りの工程の要でもある、もろみを熟成させる醸造蔵は、外の影響を受けにくいよう土壁で覆われており、光が入らない構造に。
そんな築100年以上の歴史ある建物を改築した店舗内には、様々な味わいの醤油やドレッシング、持ち運びに便利な粒状の“ソイソルト”、
醤油を使った加工品、創業以来変わらない同社のロゴを使ったアイテムなど、多種多様な商品が販売されています。

喫茶スペースでは醤油を使ったデザートや、コーヒー、煎茶などがいただけます。

また、店舗の隣には明治初期に建てられた町家(旧直源醤油玄関)が現存。

広い土間や太い梁、玄関へと繋がる蔵の扉、囲炉裏など、歴史映画の舞台のような趣あふれる素敵な空間を見学できます。

また、10日前までに予約すれば『直源醤油』の工場見学も可能です。

基本情報

直江屋源兵衛

住所:〒920-0331金沢市大野町4-16
電話番号:076-268-1300(店舗直通)076-268-1113(直源醤油)
営業時間:10:00~17:00
定休日:水曜(祝日の場合は翌日)
料金:入場無料
交通アクセス(車):金沢西ICから金沢港方面へ、約15分
交通アクセス(公共):金沢駅から徒歩5分の「中橋」停留所で「大野」または「大野港」行のバスに乗車。「大野中央」で下車して徒歩1分
駐車場台数:10台

はなくま食堂

細い路地の一角、オープンしている時にだけ、小さな看板を掲げる同店。
70年ほど前に『紺市醤油』の資材倉庫として使われていた場所を改装した店舗は、小さくも大変趣があります。
もともとエスニック料理を提供する飲食店を営んでいた店主。
オープン当初はアジアンランチのみでしたが、現在は地元大野の醤油や味噌を使い、
金沢の郷土料理の車麩や、自家製の糀納豆などが入った日替わり定食「大野ランチ」を提供。
調味料だけでなく、野菜や米などもできるだけ地元・石川県産のものを使用しています。
 
なお、訪れるお客様には「なるべく地元の食材を使用した料理を提供したい」、
「美味しくて、体に良いものを食べていただきたい」との思いから、
できるだけ農薬や化学肥料を使わずに育てた旬の野菜を使用しているそう。

味噌や醤油、麹などの発酵調味料を活用した品数豊富なこの定食。

手間を厭わずに丁寧につくられた品々をいただくと、懐かしくて温かい気持ちにさせられます。

味はもちろん、心まで、ほっこりと満たされる一軒です。

基本情報

はなくま食堂

住所:〒920-0331 金沢市大野町4-カ85-1
電話番号:090-4687-2745
営業時間:11:30~14:30、土日11:00~15:00
定休日:火曜、水曜
駐車場台数:共用(『もろみ蔵』P)

大野お台場公園

金沢港や周辺に停泊する船を一望できる、景観の良さが魅力の公園。
緑地中央部には大きな池が設けられており、
そこには江戸時代にこの地で活躍した「北前船(きたまえぶね)」を模したユニークなステージが設置されています。
この地はもともと江戸時代末期に黒船の襲来に備えて砲台が置かれていた小高い丘だったそう。
そのため、お台場公園という名前が付きました。園内には復元された大砲も設置されています。
 
また平成16年度には、夕日の見える丘の芝生公園を増設し、その築山の頂上にはあずまやを設けました。
港を訪れる人々や近所住民が気軽に立ち寄って楽しめる憩いの場として整備されたそうです。
トイレやすべり台・ブランコ等の遊具もあるため、近隣の子供達が遠足に訪れることもあるとか。
 

北前船のモニュメントを囲む様に、階段状の野外スタンド(観覧席)が設置されており、思い思いの場所に座ってくつろぐことも可能です。

また、池の中には魚がおり、時折、水面へと跳ねる様子も伺えます。

天気の良い夕暮れ時には、港の見えるテラス席から、海へと沈む美しい夕日を一望できます。

基本情報

大野お台場公園

住所:〒920-0331 石川県金沢市大野町4地内
電話番号:076-268-1201(石川県土木部金沢港湾事務所)
定休日:なし
駐車場台数:49台

この後近くのサイクルポートに自転車を返却して終了です。

今回自転車で周遊したことで、車では通れないような入り込んだ小道も巡ることができ新しい発見がたくさんありました。

周りは自然が多く、自転車で風を切りながら走るのが本当に気持ちよかったです。

今回は大野エリアに限って周遊しましたが、この後自転車で約30分ほど走ると内灘駅に到着!

いしかわ里山里海サイクリングルート「のと里浜ルートのスタート地点にも繋がります。

是非参考にしてみてください。

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