お家時間も充実!石川の地酒を飲み比べてみた!


8043ビュー 2021.09.13投稿

地酒を楽しむお家時間


今日は編集部スタッフが石川の地酒を飲み比べてみました!

飲み比べたのは金沢駅百番街「あんと」内にある
地酒専門店「地酒蔵」で販売されている飲み比べセット。

写真左から
・加賀鶴(やちや酒造)
・能登路(久世酒造店)
・中村屋(中村酒造)
・金澤 御所泉(武内酒造)
・加賀鳶(福光屋)
の5本です。


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その他、酒の肴もいくつかご用意したのでお酒とも合わせながらいただいてみます。

※飲んでみた感想はあくまで個人的な意見です。

 
 

加賀鶴(やちや酒造)


まずは【純米吟醸 加賀鶴】
製造元は金沢市大樋町にある「やちや酒造」さんです。

200年以上も前の江戸後期に建てられた酒造は文化庁登録有形文化財に指定されており、
前田利家公の愛した酒!とも言われている酒造メーカーです。

早速いただいてみると、
サッパリとした吟醸香とお米の芳醇な風味があり、冷酒で飲むとキリっと辛口、常温(冷や)になるにつれて旨味や甘みを感じるようになりました。


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肴と合わせてみたところ、、ほたるいかの生造りとの相性が良いなと感じました!

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能登路(久世酒造店)

続いて【本仕込み冷酒 能登路】
製造元は河北郡津幡町にある「久世酒造店」さんです。

代表的な銘柄として、長生舞も有名です。

天明6年の創業以来、「良い酒を造るのは良い酒米から」と考え、
自社の田んぼで独自の酒米(長生米)を作り、そのお米で酒作りを行っているそうです。
長正米は大粒で心白があり、まさに酒造りに適しているお米の特徴でもあります。

香りは熟れたバナナのような甘い吟醸香を感じましたが、味わいは爽やかでキレが良く、香りと旨みのバランスを楽しめました。

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和食や塩気のあるおつまみはもちろん、手羽先の甘辛煮など少し甘みのあるおかずにもよく合いました。
食中酒としてもおススメです♪

 
 

中村屋(中村酒造)

次に【金澤 中村屋】
日本でも希少な有機醸造認証を取得している中村酒造さんです。

その土地で生産された「米」をその土地の「人」「水」「気候」「風土」で醸すことにこだわり、
日本の食文化と農業の特徴を具現化する日本酒作りをされている酒蔵です。

飲んでみると口いっぱいにお酒の香りが広がりお米の旨味を感じます。
今回飲み比べをしている5本の中でも、この中村屋はやや色味がある印象だったので
こってりとした後味なのかな?と思いましたが飲み込んだ後はキレが良く、食事と共に長く楽しめるお酒でした。

瓶の上部には疫病退散と書かれたアマビエ様のシールが...!
新型コロナウィルス感染症の早期収束を願い貼付しているそうです。


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そして中村酒造さんが製造しているこちらの「酒蔵のビーフジャーキー」。
酒粕と純米酒を漬け込んで作られているそうです。
ビーフジャーキーは固いというイメージがありましたが、こちらの商品はしっとりと柔らかく、ジューシーで旨味たっぷりです♪

お酒好きな方へのお土産にも喜ばれると思います。
 

御所泉(武内酒造)

お次は【金澤  御所泉】
製造元は「武内酒造」さん。
小さな蔵元が醸しているので流通量が少なく、瓶にも書いてある通り「幻の酒」と言われている地酒です。

香り高く、古酒のような熟成香を感じました。
日本酒らしいクセのある香りです。まろやかな味わいで香り豊かに楽しめました。

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個人的には河内屋さんの揚げチーズかまぼこと一緒にいただくと、より味わいの変化を楽しむことができました!
河内屋さんのかまぼこは、他にも粗びき黒こしょうや唐辛子味など種類豊富なのでおすすめです♪

 
 

加賀鳶(福光屋)

最後に【辛口 加賀鳶】です。
醸造元は福光屋さんです。
日本酒だけでなく、発酵食品や化粧品など幅広い商品展開をされています。

今日いただいた加賀鳶は“極寒純米”とのこと。
極寒純米とは、酒造りに最も適した厳冬の時期に、低温発酵でじっくりと仕上げた純米酒だそうです。
まず香りはふくよかなお米の香り。
口に含むと一気にお米の旨味が広がり、まろやかさも感じました。
香りのイメージと味わいが一致している感覚です。
飲み口は軽快でキレが良いので口に含むたびに味わいを楽しむことができました。

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個人的には肴の匠さんで購入したピリ辛つぶ貝との相性が良く感じました!
 

いかがでしたか?

今日は金沢エリアの酒蔵を中心にご紹介しましたが、石川県には現在36の酒蔵が点在し、地域の文化や歴史、気候風土に合わせて作られたこだわりの地酒があります。
県内の酒蔵はこちらでもご紹介しておりますので是非ご覧ください。

最近ではSDGsの取り組みとして持続可能なものづくりを推進している酒造もあります。
それぞれの酒蔵のストーリーや歴史を知ることで、より一層味わいの違いを楽しめると感じました。

県内のお土産処や酒蔵のほか、アンテナショップやオンラインショップでもお買い求めいただけますので是非ご自宅でも石川の味を楽しんでみてください♪