行鉢体験や輪島塗で輪島の伝統文化に触れる旅をご紹介♪


1456ビュー 2022.03.29投稿
輪島市は国指定の重要無形文化財である「輪島塗」や、日本の棚田百選・国指定文化財名勝にも指定されている「白米千枚田」などを有する観光地として全国的に有名です。
このコースでは、開創700年以上の歴史を有する『⼤本⼭總持寺祖院』での”応量器(おうりょうき)”と呼ばれる⾷器で修⾏僧の⾷作法を体験する「⾏鉢体験」や、『石川県輪島漆芸美術館』での「沈⾦⾊付体験」を通して、能登の⽂化や⼯芸品に触れられます。
なお、時間に余裕をもって行動できるため、移動にはレンタカーがおすすめです。

輪島旅に参加してくださったお二方をご紹介!

【横山実希さん】
1912年に創業した加賀繍の老舗工房「ぬいの今井」。2011年、創業者の曾孫にあたる今井佐知子が「加賀繍IMAI」を立ち上げる。そのIMAIの副代表で加賀繍の継承者として日々作品づくりに精を出す。2019年度ミス百万石。

【土屋香奈さん】
トラベルフォトライター。フリーランスとして女子旅をメインに、WEBメディアでの執筆・編集、フォトグラファー、ディレクター、講師業など多岐に渡り活動中。 「いしかわ観光特使」も務めており、金沢のホテルやグルメ、カフェ情報にも精通している。

大本山總持寺祖院で行鉢体験!

大本山總持寺祖院からスタートです。總持寺は曹洞宗の大本山で、瑩山紹瑾禅師により1321(元亨元)年に創建されました。2021年に開創700年を迎え、能登半島地震から14年かけて行われた工事が終了して完全復興したのを機に、同年夏より修行僧の食作法「行鉢」の体験を開始しました。「気さくなご僧侶が出迎えてくださるので安心です」と土屋さん。
まずは境内の伽藍を拝観。その後「行鉢体験」が始まります。「行鉢」は命をいただくことを知る、大切な修行の一環です。最初は説明を受け、一通りの流れを学んでから実際に食事となります。
袱紗の結びを解くことから始まり、作法に則って準備を進めると、浄人(じょうにん)さんが、食事を運んでくださいます。
食事を終えると、今度は食べ始めの時と逆の作法で応量器をしまい元の状態に戻します。僧侶の所作の美しさと合理的な作法にただただ感心するばかり。
最後は茶話会で和気藹々と。この時間は人生相談になることも多いとか。悩める人もそうでない人も終わった後は心が浄化するような時間が過ごせますよ。

大本山總持寺祖院

住所:〒927-2156 石川県輪島市門前町門前1-18甲
電話番号:0768-42-0005
公式サイト:https://noto-soin.jp/
拝観時間:8:00〜17:00
休観日:なし(行事によって拝観休止の場合あり) 
拝観料:大人500円、高校生400円、中学生400円、小学生200円(30人以上で団体割引あり)
坐禅体験料金 1,000円、精進料理(行鉢体験)5,500円 ※どちらも拝観料を含む。※要事前予約
交通アクセス(車): 金沢から約1時間45分(のと里山海道「穴水IC」下車)
交通アクセス(公共) :のと里山空港よりふるさとタクシーにて約30分、のと鉄道穴水駅よりバスで約20分
駐車場台数:自家用車 50台大型バス 20台

輪島塗の工房見学!

続いて塗師屋ぬしや大崎庄右ェ門おおさきしょうえもん(大崎漆器店)』へ。塗師屋とは、輪島塗のいわば総合プロデューサー。長屋作りの建物は入り口から見て手前が拭き漆も見事な自宅&ギャラリー、奥が工房の「住前職後」という塗師屋特有の造りです。
4代目当主の大崎さんは「毎日使える堅牢さと上質な光沢が輪島塗の神髄」と言い、国産漆にこだわります。黙々と漆を塗る職人さんを見て「使う人を思い、丁寧に作品と向き合う姿に心打たれますね」と横山さん。使うほどに魅力を増す輪島漆を実際に使ってみたいと目を輝かせていました。

大崎漆器店

住所:〒928-0077 石川県輪島市鳳至町上町28
電話番号:0768-22-0128(8:00~17:00)
公式サイト:https://osakisyoemon.jp/
営業時間:8:00〜17:00(要予約)
休館日:不定休 
入館料:無料 
交通アクセス(車): 金沢から約1時間50分(のと里山海道「穴水IC」下車)
交通アクセス(公共): JR金沢駅から輪島特急バス乗車約2時間20分「輪島塗会館」下車、徒歩約6分
駐車場台数:5台

能登の食材を使った海沿いのパン屋さんでお買い物♪

『ラポール デュ パン』は海のすぐ側にあります。店名のラポールはフランス語で「架け橋」「ご縁」という意味で、「人と人との深いつながりに感謝」との思いが込められています。
厳選された材料と能登の食材を使ったパンはどれも魅惑的。予約できるバゲット、クロワッサン、食パンの他、輪島の景色を表現したパンなどもショーケースに並びます。どのパンもすぐに売り切れてしまう人気ぶり。
2階にはオープンスペースがあり、春から秋にかけては海を眺められるカフェスペースとして利用できるそうですよ。

ラポール デュ パン

住所:〒928-0008 石川県輪島市マリンタウン4-45
電話番号:0768-23-4405 
営業時間:9:00〜18:00
定休日:日曜、月曜 
交通アクセス(車):金沢から約2時間(のと里山海道「のと里山空港IC」下車)
交通アクセス(公共):JR金沢駅から輪島特急バス乗車約2時間15分「輪島マリンタウン」下車、徒歩約6分
駐車場台数:3台

石川県輪島漆芸美術館で輪島塗の沈金体験!

続いて、常時漆芸品を展示している漆芸専門の美術館『石川県輪島漆芸美術館』にお邪魔しました。建物の外観は正倉院の校倉造をイメージしているのだとか。展示だけでなく、漆器の製作工程や漆芸作家の作品世界を紹介するビデオの鑑賞ができます。
館内を見終えた後はいよいよオリジナルマイ箸作り「沈金箸色付け体験」に挑戦。沈金とは漆器に模様を彫り、その中を金粉や金箔で彩る技法です。
それぞれ模様を選ぶとさっそく沈金箸色付け体験スタート。土屋さんは「グラデーションに色付けしてみよう!」と波模様を、横山さんは「彫りの繊細な雰囲気を大切にできたら」と花模様を選びました。あらかじめ文様が彫られたお箸にかぶれない代用漆をすりこみ、はみ出した分を拭き取ります。次に7色の金属粉で色を付けていきます。はみ出した金属粉をきれいに拭き取って、約20分で世界に1つだけのオリジナルマイ箸の完成です。
出来たお箸はもちろん持ち帰ります。「日常に漆器があるって贅沢な感じがしていいですね。とってもよい記念になりました」と2人とても嬉しそうでした。

石川県輪島漆芸美術館

住所:〒928-0063 石川県輪島市水守町四十苅11番地
電話番号:0768-22-9788 
公式サイト:https://www.city.wajima.ishikawa.jp/art/home.html
営業時間:9:00〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:年末年始(12/29~1/3)、そのほか展示替えによる休館あり。 
入館料:一般630円、高大学生320円、小中学生150円(20名以上で団体割引)
身体障がい者手帳又は療育手帳又は精神障がい者保健福祉手帳所持者本人、付添人(1名)無料
※各手帳または、「ミライロID」アプリをご提示ください。
交通アクセス(車): 金沢から約1時間40分(のと里山海道「のと里山空港IC」下車)
交通アクセス(公共):JR金沢駅西口(金沢港口)より北鉄奥能登バスにて約2時間20分、
道の駅・輪島ふらっと訪夢「輪島駅前」下車→乗換え「のらんけバス」海コース 約10分
駐車場台数:42台 

千枚田を眺める絶景カフェ

2021年8月、輪島の観光スポット「白米千枚田」の高台にオープンした千枚田の絶景が楽しめるカフェ。地元の方を通じて紹介された家主の方が「この景色をみんなにも見てもらい、千枚田のアピールになれば」とリノベーションしたお店です。
冬はイルミネーションが煌めき、春には青々とした緑や水をはった様子、夏から秋には夕日に赤く染まる千枚田がそれぞれ美しい景色を見せてくれます。
能登塩を使ったしっかりと焼いたシュークリームや千枚田フィナンシェと銘打ったフィナンシェなどは銀座の名店で8年間修業を積んだオーナーであるパティシエの牧田翔さん作。旅の疲れも吹き飛ぶ優しい甘さが口いっぱいに広がります。

千枚田コーヒー

住所:〒928-0256 石川県輪島市白米町ホ-50
電話番号:080-3749-6008
営業時間:10:00〜20:00
定休日:水曜、木曜
交通アクセス(車): 金沢から約2時間(のと里山海道「のと里山空港IC」下車)
交通アクセス(公共): JR金沢駅から輪島特急バス乗車約2時間15分「輪島マリンタウン」下車、輪島駅前からバスで約18分「白米千枚田」下車→徒歩3分
駐車場台数:約7台

おすすめ海沿いカフェ!

輪島市内の人気イタリアン『AIUTO(アユート)』の姉妹店。日本海に面したカフェは眺望が抜群。能登の旬の食材を使用した和定食ランチやテイクアウトできるパニーニ、ドリンクなどがいただけます。

奥能登の伝統的製塩法の見学・体験

美しい三ツ子浜海岸にある、昔ながらの揚げ浜式製塩を営む『輪島塩』。輪島から珠洲方面へ向かう途中にある最初の塩田です。こちらではマイ塩ブレンド体験や、塩田での塩づくり体験が楽しめます。
Discover NOTOを運営する柿島さんより♪

Discover NOTOを運営する柿島さんより♪

NHKの朝ドラ「まれ」の舞台、輪島市は、伝統文化が色濃く残る地域です。大自然の中で厳しい冬を乗り越える中で、丁寧なわざが育まれてきました。現在、マインドフルネスが世界的に流行していますが、輪島には700年前から禅の文化が根付き、輪島塗ともに全国に広がりました。
脈々と引き継がれている伝統的な文化を五感で感じられるこのコースは、自分と向き合う貴重な時間になるでしょう。