山科の大桑層化石産地と甌穴(国指定天然記念物)
やましなのおおくわそうかせきさんちとおうけつ
伏見川が低山・丘陵から沖積低地に出る山科の丘陵地一帯には、新第3紀鮮新世末〜第4紀更新世前期頃に浅海底で堆積した白色凝灰岩薄層を伴う暗青灰色粗粒砂岩よりなる大桑砂岩層が分布し、その中には厚さ10〜50センチの貝類を主とする化石床があります。
また、両岸の均質な砂岩よりなる岩盤には円礫(えんれき)が河川の急流と相まって穿(うが)った大小さまざまのつぼ状の甌穴(おうけつ)が散在し、峡谷美を演出しています。これは、河川の力による浸食作用の代表的現象といえます。
また、両岸の均質な砂岩よりなる岩盤には円礫(えんれき)が河川の急流と相まって穿(うが)った大小さまざまのつぼ状の甌穴(おうけつ)が散在し、峡谷美を演出しています。これは、河川の力による浸食作用の代表的現象といえます。
住所 | 〒921-8174 石川県金沢市山科町 |
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電話番号 | 076-229-3450(石川県立自然史資料館) |
交通アクセス(車) | 山側環状線、山科1丁目交差点を山側に入る。直進し、途中二股に分かれる道を左手に進む。その先芋堀藤五郎夫婦像のある三叉路から、左手竹藪側に進む。三叉路の先、車での進入は不可。 |