能登のキリコ祭り特集!~巨大な燈篭が乱舞し心ゆさぶられる体験を~

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日本遺産に認定された、熱狂的で、魂をゆさぶる祭りの季節がやってきました


江戸時代から連綿と続く能登の「キリコ祭り」は、能登一円の住民が参加する大イベントです。

7月から10月の間、各地の氏子たちが、能登固有の意匠をもつ、華麗な風流灯籠「キリコ」を担ぎ出し、町内を勇敢に練り回ります。キリコ祭りは、平成27年4月に「灯り舞う半島 能登~熱狂のキリコ祭り~」として、文化庁の「日本遺産」に認定されました。


年に一度の祭りの日に、あらゆるエネルギーが爆発し、地元で働く者、都会に出た者、すべての者が祭りを通じて一体となる、この瞬間を体感してください。 

能登のキリコ祭り特集!~巨大な燈篭が乱舞し心ゆさぶられる体験を~

灯り舞う半島 能登のキリコ大解剖

江戸時代から連綿と続く「能登のキリコ祭り」は、日本で育まれた美意識と純真な祈りの精神を色濃く残す伝統的な祭礼です。

祭りの主役、キリコを図解で解説します。


●いくつあるの?

〇年間200回、700~800基が繰り出す!                       


七尾市と志賀町以北の能登一円で約200回の「キリコ祭り」が行われ、             

およそ700~800基のキリコが担ぎ出されます。

夏に能登を旅すれば、必ず巡り会えると言っても過言ではありません。




●いつから始まった?

〇神代(かみよ)の時代から。史料的には1646年が初見!


言い伝えでは神代の時代にさかのぼるとされていますが、

記録上では1646(正保3)年、輪島の住吉神社の祭りで使われたキリコが

最古とされています。




●どれくらいの大きさなの?

〇大きなものでは4階建てビルに相当!


高さ4~6m、担ぎ手20人程度のものが主流です。

数人の子どもで担ぐ小さなキリコから、大きいものでは高さ15m、

重さ2tを誇り、担がずに押し曳きするものでは4tに及ぶものもあります。




●能登のキリコの特徴は?

〇多種多様に発展した固有の意匠!


地域同士の威勢を競い合う中で独自の進化を遂げた、

個性豊かな意匠が特徴。

総輪島塗で金箔や彫刻を施した豪華なものや、袖型や雲型の形状をもつ

「袖キリコ」など、大きさも華やかさも多種多様です。




●何が書いてあるの?

〇願いを込めた縁起の良い言葉や、神仏・武者の絵


正面には大漁や豊作を願った縁起の良い言葉(吉祥文字)が、

背面には観音菩薩などの神仏や勇壮な武者絵、美人画が描かれています。

近年はキャラクターのキリコ絵もあります。



輪島大祭(輪島市)

晩夏を彩る四つの祭り 輪島の町中が熱く燃える

輪島大祭では、中心部4つの地区のお祭りが、順に4日間にわたって行われ、市内はむせかえるような熱気に包まれます。
総漆塗りの豪華なキリコが巡行するこのお祭りは、漆の里・輪島ならではのものです。
カラフルな腰巻をつけ女装した若者たちが神輿を担ぐ「奥津比咩神社大祭」や、大漁と海上安全を願う鯛の形をした神輿が、キリコをともなって駆け抜ける「輪島前神社大祭」など、地区ごとにユニークなお祭りが行われます。

寺家(じけ)キリコ祭り(珠洲市)

屋根の大きさは畳12枚分 豪華絢爛な巨大キリコ

最大のキリコは県木のアテ(能登ヒバ)でつくられ、高さ16.5m、重さ4t、屋根の大きさは畳約12枚分もあります。また、大きいだけではなく、輪島塗で仕上げられ、屋根や柱は金箔貼りの精巧な龍の彫刻などで飾られており、意匠にも見どころがあります。祭りの夜、神社に4基のキリコが勢ぞろいすると、まさにそびえ立つという風情。雄々しく、絢爛豪華な姿に圧倒されます。
キリコの巡行はゆっくりと翌朝まで続き、朝日が昇り始める頃、海岸沿いに整列したキリコが、朝焼けでオレンジ色に染まる姿は得も言われぬ美しさです。

小木袖ぎりこ祭り(能登町)

急で細い階段を押し上げる迫力満点のキリコ祭り

能登町小木地区は全国有数のイカ漁の基地港。御船神社の秋祭りでは、奴凧を思わせる「袖ギリコ」が地区内を練り歩きます。
祭りの初日、庄崎(港の東側)に集合したキリコは、港をぐるりと練り歩き、海岸沿いに並んだ9基のキリコの灯りが水面に映り、幻想的な光景が浮かび上がります。
初日は、高台にある御船神社を目指しキリコが急坂を上る「宮上げ」が見られます。笛や太鼓が激しく鳴り響く中、キリコを押し上げ、「宮(やしろ)坂」の石段を上る姿は迫力満点。

あばれ祭(能登町)

キリコ祭りのトップバッター キリコも神輿も大暴れ

初日は全町約40基のキリコが林立し、大松明の周りを勇壮に乱舞します。
二日目は神輿を担ぎ手たちが海や川に投げ込んだり、火の中に放り込むなど、思う存分大暴れ。
数あるキリコ祭りの中でも、飛びぬけて豪快なその姿は、必見間違いなしです。

能登島向田の火祭(七尾市)

男神と女神の逢瀬の夜に、巨大松明の炎が燃え盛る

能登半島の七尾湾に浮かぶ能登島。「日本三大火祭り」のひとつにも数えられる能登島向田の火祭は伊夜比咩神社の祭り。越後の国をつくった伊夜比古神(男神)がこの地を訪れ、恋しい伊夜比咩神(女神)と年に一度の逢瀬を楽しむお祭りです。
担ぎ手が、神輿の神燈の火を移した数百の手松明を一斉に柱松明に投げ入れ、能登一の巨大松明が誕生する様は豪快で、見ごたえがあります。

宝立七夕キリコまつり(珠洲市)

巨大キリコが松明をめざし 夜の海を勇壮に乱舞

能登随一の高さ約14mのキリコを、車輪などをつけず、約100人で担いで巡行します。見附(みつけ)海岸に勢ぞろいしたキリコが、打ち上げ花火を合図に、沖合20~30mに設置された松明を目指し、一斉に海に入ります。波に揺らめくキリコと海上から打ち上げられる花火が描く、華麗な光の絵巻をとくとご覧あれ。
※2019年から毎年8月第一土曜日開催に変更になりました。

沖波大漁祭り(穴水町)

青空のもと、海の中で  キリコが豪快に暴れ回る

穴水町沖波地区で開催される沖波大漁祭りは、夜間に最高潮を迎えることが多い能登のキリコ祭りには珍しく、日中が見どころの祭りです。
沖波諏訪神社のご神体が海からの漂着神であるという言い伝えから、キリコを海中に担ぎ込んで禊を行い、大漁と海の安全を祈願したのが祭りの由来となっています。
夏空のもと、海中で勇壮に乱舞する姿とともに、能登の青い海の美しさも堪能できます。

能登のキリコ祭りMAP

  • 輪島大祭(輪島市)
  • 寺家(じけ)キリコ祭り(珠洲市)
  • 小木袖ぎりこ祭り(能登町)
  • あばれ祭(能登町)
  • 能登島向田の火祭(七尾市)
  • 宝立七夕キリコまつり(珠洲市)
  • 沖波大漁祭り(穴水町)

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