能登半島・観光スポット|能登町で星や海の生き物、縄文土器など大人も楽しい”理科”の旅


1948ビュー 2022.12.27投稿
こんにちは♪
ほっと石川旅ねっと体験ライターの岩本由香里です。

今回は能登半島の能登町で目一杯遊んできました。
楽しさはもちろんですが能登の美しさは別格!
なかなかできない貴重な体験もたくさんできました。

今回も私、長女&ちくわちゃん(次女)の女子旅でお届けします♪
 

海に親しみ、海を知る!磯観察 『のと海洋ふれあいセンター』へ

金沢から車を約3時間走らせてやってきたのは、
鳳至郡能登町にある『のと海洋ふれあいセンター』。
 
能登町・九十九湾の磯で生活している貝や魚、海藻を見つけて手に取ることができ、自然の素晴らしさと命の躍動を感じられます。
ここにはタッチプールがあり、
ヒトデやナマコ、魚など磯の生き物と触れ合うことができます。
 
魚は勢いがよく、すばしっこいので捕まえるのは難しい…。
捕まえることが出来るのは弱っている魚だから、そっとしておいてあげてね。
ヒトデや貝は攻撃してこない、と分かっていてもなんとなくびびっちゃって、
おそるおそる手を入れているちくわちゃん。

ナマコは無理、ヤドカリは動いたり暴れるかもしれない…、
ということで一番大人しいと思われるヒトデにチャレンジしていました。
 
 
私はと言うと、内心はびびってますが、
"大人の余裕”を見せつけるため、ここはカッコよくがっつり掴みましたよ!
 
 
…ヒトデを(笑)
そうこうしている内に触れ合える生き物が、
ヒトデ→巻貝にまでレベルアップ!

だんだん慣れてきたのか、ノリノリで生き物を触りだし、
動きや形を観察する余裕が出てきたちくわちゃん。

もし雨でも、ここでじっくり生き物を観察できます。
触れ合わなくても、海辺をイメージした水槽を眺めているだけで楽しいですよ。

飛び出す!マリンシアター 立体映像で見る能登の海

次は能登で暮らす海の生き物たちを立体映像で観られるマリンシアターへ。
3D眼鏡をかけると、まるで海の中にいるような感覚に!

すご~い、この辺の海の中はこんなにきれいでいっぱい魚がいるんだ!
表面からは見えない海の世界のおもしろさに感動です。
「魚来た!あっ!捕まえられそう!!」
と、どんどん前に進んでいって
腕をぶんぶん、なんとか捕まえようと必死なちくわちゃん♪
 
大人の私でも一瞬、海中にいるような不思議な感覚に。
見応え満載のマリンシアターでした。

美味しそうだな~って思ったのは内緒です(笑)

いよいよ海に行くよ♪「九十九湾自然観察路」へ

施設のすぐ裏は海!
九十九湾(つくもわん)海域公園に面し、約0.7kmに及ぶ磯の遊歩道を備えた
能登半島国定公園「九十九湾自然観察路」へ。

今日のメインイベント
海辺を歩いて磯の生き物を探す「磯観察」に出発で~す。

お天気にも恵まれテンションもあがってます♪
澄んだ美しさで知られる能登町・内浦の海。
その透明度は15m下まで見えるのだとか!
雨の後でも約8mはあるそうです。
 
今回は、九十九湾を知り尽くしている『のと海洋ふれあいセンター』の達さんに
お話を伺いながら歩きました。

達さんは、この道40年の大ベテラン。
地形や海、魚、貝、海藻など、海の事はもちろん、ここに遊びに来た子ども達の話や
鳥同士の争い、潮の満ち引き、隠れた見所スポットなどなど、
家族だけではわからなかった事をたくさん教えていただけました。

 
箱メガネなんていらないくらい透明な海ですが、
これを使うとさざ波を遮ることができ、よりクリアに海中を観察できます。

ヤドカリ、シタダメなどの貝を発見。
よ~く目を凝らさないと見えないくらい透明で、
シュっとかっこよく泳ぐとっても小さなエビ!
「わぁ~!かわいい」と喜ぶ私と長女。

「…アレ捕まえれんかな」
さっきのシアターをひきずっているちくわの発言は過激です。
 
達さんに
「いや~、あれはすばしっこいし無理だよ~」
と言われ、あきらめたちくわちゃん。

ふと、顔を上げれば真っ青で雲一つないピカピカの空、遠くに広がるまぁるい水平線!
佇むアオサギに、不思議な鳴き声のウミネコ、くるくる舞いながら飛ぶトンビ。
見渡す限りすべてが非日常でワクワクだらけ。

この瞬間、この海の恵みに感謝!

 
「こんなとこにも貝がいるんだよ」
達さんが指さす先はコンクリートの隙間。
えっ!?こんな所に?

なぜかというと“水が嫌いな貝”なんですって!
「タマキビガイ」と言って、たま~に水しぶきを浴びる程度の水量がお好みだそう。
なんともまぁ、面白い生き物がいたもんだ。
人間で言うと空気が嫌い、みたいな感じなのかな??
 
入江を進んでいくと、
まるで窓のようにぽっかり穴が開いた場所を発見!
ここも人気の撮影スポットなんだとか。

楽しそう!
自然の造形ってダイナミックで、想像もつかないおもしろさだね!
近くへ行ってみるとけっこう大きい!
意外と奥行きもあっていろんなポーズが取れますよ。

あれこれポーズを考えるも、まだルートは半分ほど。先に進みましょう。
次はちょっと海が深くなり魚の群れなどが観察できる場所だそうです。
 
打ち上げられた大量の貝殻!
達さんいわく、この宝貝を持っているとお金が貯まるらしいですよ。

だからといって大量に持ち帰るのはやめましょう(笑)
「うぉぉ~いぃ!!」

海に向かって叫ぶのがこんなに気持ちいいのはどうしてなんでしょうね♡
 
小木漁港と九十九湾を見ながらちょっと一休み。
達さんは、イカ釣り漁船の話や、地元の人しか知らない
レアでおもしろいお話をたくさん教えてくれます。
「そうなんだ!」
と何度もうなずく子供たち。
 
この足元の石も変わった形に切り取られていますが
まだコンクリートがなかった時代に資材として使われていた名残なんだとか。

ほほぅ、今日一日で九十九湾博士になれそうですな。
 
約1.5kmの観察路もあと少しでゴール。

心地よい疲れとぽかぽかか陽気でうとうとしてきたちくわちゃん♪
こんな穏やかでほっこりした気持ちになれるのも九十九湾ならではの醍醐味だね。

夏はシュノーケリングができるそうなので、
次こそは念願の魚を捕まえられるといいね!
 

能登の貝殻を使った手作り教室

『のと海洋ふれあいセンター』では磯観察の他に
能登の海岸に打ちあがった、色鮮やかで様々な大きさの貝を使った
貝殻細工の体験ができます。
また、屋内での土鍋を使った塩づくり体験なんかも。

体験は有料のものや予約が必要なものもありますので、
詳しくは公式サイトをチェックしてくださいね♪
 
「能登町と言えばやっぱりイカだよね」と
キャラクターとイカをモチーフにした飾りを作りました。
あとでイカキングと並べて写真撮ろうか♪

大きくて立派な貝殻がいっぱいありました。
新型コロナの感染拡大状況が落ち着いたら、
ランプシェード作りも再開するそうで楽しみです。

のと海洋ふれあいセンター

【住所】石川県鳳珠郡能登町字越坂3-47.
【電話番号】0768-74-1919
【開館時間】9:00〜17:00(入館は16:30まで)
【定休日】月曜(祝日と繁忙期を除く)、12/29〜1/3
【入館料】高校生以上210円 20人以上の団体170円 中学生以下は無料
【駐車場】大型3台、普通車64台

〈貝殻細工手作り体験〉
【時間】9:00〜17:00(16:30まで受付)
【料金】100円~700円程度
››のと海洋ふれあいセンター 公式サイトはこちら

プラネタリウムを貸し切れちゃう!能登町柳田村『満天星』

次はプラネタリウムを貸し切りできるという、
石川県能登町柳田村の星の観察館『満天星』にやってきました。
プライベートプラネタリウムの開催日は公式サイトでご確認くださいね。
各日1組限定のプライベートプラネタリウム。

ほんとに家族だけ!
すっごい贅沢♪

貸し切り時間は30分。
10分ずつ3つのセクションにわけて好きな星空などを選ぶことが出来ます。
例えば、自分が生まれた日の星空を見たり、写真をドームに映し出したり
星空を見ながら音楽を聞くこともできます。

30分をどんな風に使うか、アイデア次第でいろいろなことが出来るので
予約時に電話で相談してみてくださいね。
貸し切りという事は
お喋りしてもいいんです!!

うちのファミリーだけなので
「あそこ見て!」とか「すごくきれいだね!」とか
感想を言い合うことも自由!
ちくわちゃんもいっぱいおしゃべりしてました。
同じものを見て気持ちを共感しあえるってとっても素敵で絆が深まります。

小さいお子さん連れのお父さん・お母さんでも、
ゆっくりリラックスして星空の観察ができそう。
子連れには本当にありがたいサービスですね。
3つのセクションのうち2つは
「子供たちが生まれた日の星空」にしました。

落ち着いたトーンで美しく良い声での説明。
最初は私もうっとり聞いていましたが、
そのうちウトウトしてきて…。

気がつけばすべての上映が終わっていました(汗)

「プラネタリウムは星のお話を聞く場所ですが、リラックスできる場所でもあるので
お疲れの方は眠ってください、星空の中で眠るのは気持ちいいですよ」
とHPに記載があったのを思い出しました。

本当でしたー!

満天の星空で記念撮影

最後のセクションは、写真撮影!
指定した日付の星空をバックに記念写真を撮ってくれます。

実際の空で撮るのは難しいですが『満天星』なら可能なんです!
すごくいい写真が撮れましたよ♪

15秒間動いてはいけないのですが、ちくわはこの顔をずっとしてたのかしら(笑)

大切な1枚になりました、ありがとうございました。

石川県柳田星の観察館『満天星』

【住所】石川県鳳珠郡能登町上町ロ1-1(やなぎだ植物公園内)
【電話番号】0768-76-0101
【開館時間】9:30〜17:00
【定休日】当面の間は水曜、木曜
【体験料金】高校生以上 550円、小中学生 330円、幼児無料
【駐車場】300台

〈プライベートプラネタリウム〉
【料金】大人 550円 小中学生 330円 幼児 無料
【予約方法】希望日の前日までに満天星に電話
※開催日はHPでご確認ください
››石川県柳田星の観察館 『満天星』 公式サイトはこちら

ここはまるで縄文時代!真脇遺跡へ

最後は古代文化に触れることができる『真脇遺跡縄文館』へ。

真脇遺跡の謎に迫ってみましょう!
気になっていたのは少しミステリアスなこの遺跡。
「これなぁに??」
「ほんと、何だろうね?古代のアートなのかな?」

ここで集まって獲物を分けたり、井戸端会議とかしてたのか?
それとも宇宙と交信の場?
膨らむ妄想。

考えても分かるはずもないので、高田館長に尋ねてみると意外な答えが!

「あれは環状木柱列という遺跡なんですが、実は何かはまだ解明されていないんです。」

ええ!?まさに悠久の時を超えた超自然的存在だったんだ!!

縄文時代のお家でまったり

広場には「環状木柱列」の他に、縄文時代の竪穴式住居であった「縄文小屋」が再現されています。
真脇遺跡で発見された木柱跡のデータを基に、当時の文化やそれに近い材料を調達し
3年の月日をかけやっと完成したんですって。

今から約6,000年前、縄文人は海で狩りをし土器を作り、この美しい土地で文化を築いて暮らしていました。
縄文人はどんな毎日を送ってきたんでしょうね。
入ってみると、中は驚くほど広い!
そして焚火のようなにおいが立ち込めていて、
ついさっきまで誰かいたんじゃない?と縄文時代にタイムスリップしたかのような感覚に。
 
「ここに座って暖を取りつつ、語らっていたんだろうね」
「ここでみんなで寝たのかな?」
「住みやすくて快適な暮らしだったのかな?」
「冬は寒くなかったのかな?」

疑問を持つのはすごくいいこと!
二人にはとてもいい勉強になりました。

梯子のような物もあり、なんと2階のような場所も。
無駄のない生活空間設計、縄文人ってすごい!

 
館内には重要文化財に指定された出土遺跡が展示されています。

教科書でみたあの土器が実際に見られるなんて!
歴史の勉強にもってこいの場所です。

※館内は撮影禁止ですが、許可をいただき特別に撮影しています。
 
真脇の縄文人はイルカ漁をしていたんですって!

網で追い込むのではなく、槍で突き獲っていたのだとか。
能登町では縄文時代から漁が盛んだったんですね。
 
「え!これ本物なの?」
そうなんです、真脇遺跡で発掘された、約4000前に縄文人が使っていた土器なんですって!

「よ、4000年前っていつよぉ??」

目をまんまるにして眺めるちくわちゃん。
このロマンがわかるのはもうちょい大人になってからかな?

出来るかな?土器復元パズル

ここでは縄文人と同じ方法で土器や石のレリーフ・仮面を作る体験学習もありますが、子ども達が一番喜んでいたのがこの土器がドキドキ♡土器復元ゲーム!(勝手にネーミング)

バラバラになってしまった、見たこともない土器をくっつけて復元するという、
気が遠くなるパズルです。
相当難易度が高いので、なかなか進まない2人。
「全然、合わない」
「どれがどれだか見当もつかない…」
やる気をなくしかけていた二人を見かねて高田館長がアドバイス。

「ポイントは色だ!」

なるほど、確かに微妙に色が違う。このグラデーションを見極めれば完成するはず!
「あきらめたくないっ!」
姉妹の目が輝きだしました!
パーツは磁石になっていて
合ってると気持ちよくくっつきます。

「半分できた!」

すぐにケンカする2人が力を合わせている姿に
母はちょっと感動♡

全部は完成しませんでしたが2人は満足し、何かを得たようです。

思いがけない達成感を味わえ、遺跡や土器を間近で見ることができ、とても面白かったです。
 

真脇遺跡縄文館

【住所】石川県鳳珠郡能登町字真脇48-100
【電話番号】0768-62-4800
【開館時間】9:00〜17:00
【定休日】月曜、火曜
【入館料】大人330円 小中高生160円
【駐車場】50台
››真脇遺跡縄文館 公式サイトはこちら

この美しさを守りたい

金沢からほんの少し足を延ばせば、こんなに素晴らしい大自然に包まれることができる。
「能登は優しや土までも」
その理由をまたひとつ、感じることができた能登の旅でした。

見るものすべてに風情と美がある能登。
帰路の海岸線も私の幼少期から変わらぬ美しさ。
いつ来ても、私を優しい気持ちでいっぱいにしてくれます。

また来るからね、ありがとう、能登!