能登半島地震(じしん)と防災(ぼうさい)・復興(ふっこう)について 石川県外の小学生向け

大きな地震じしんがおきると、たくさんのいえがたおれたり、まったり、まちがこわれて、みんなのくらしは大変たいへんになってしまうね。

地震じしん被害ひがいにあうと、どんなことにこまるんだろう?そして、みんなのくらしをもとどおりにして、まち元気げんきにするにはどうすればいいんだろう?

調べ学習や夏自由じゆう研究けんきゅうで、みんなといっしょに「防災ぼうさい」や「復興ふっこう」についてかんがえてみよう。

地震(じしん)について

地震はどうしておきるのだろう?

地球 ちきゅう 表面 ひょうめん は、「プレート」とよばれるうすい いた のような いわ でおおわれています。 地球 ちきゅう 表面 ひょうめん は、このプレートが 何枚 なんまい わさった、ジグソーパズルのようになっているとえてもいいでしょう。
ところが、このプレートは、それぞれがいろいろな 方向 ほうこう うご いています。 うご いているといっても、1にせいぜい2~20cmくらいしか うご かないのですが、 すこ しではあってもやはり うご つづ けているのは たし かなことです。
地球 ちきゅう 表面 ひょうめん をおおっているプレートがいろんな 方向 ほうこう うご くわけですから、 かなら ずどこかでぶつかり、ひずみがたまっています。このひずみが限界になると、日本列島をのせている陸のプレートの中で強度が弱い場所 「断層」 だんそう が壊れてずれ動きます。これが 内陸型地震 ないりくがたじしん 正体 しょうたい です。この地震は、私たちの住む地面のすぐ下(地下約5~20 kmぐらいの 浅い あさい ところ)で起きるため、 わたしたちの生活に大きな 被害 ひがい をもたらします。
日本真下 ました では、このプレートが 活発 かっぱつ うご いています。 日本地震 じしん おお いのはこのためです。

石川県職員
2024年1月1日に、 石川県の能登半島(のとはんとう)で大きなじしんがあったよ。じしんの震源地(しんげんち)は珠洲市(すずし)の近く。 最大震度(しんど)は7で、じしんのエネルギーの大きさをあらわす「マグニチュード」は7.6と、とても強いものなんだ。
テレビやネットのニュースで見たり、 大人の人の話で聞いたりしたことがある人もいるんじゃないかな。
じしんは、日本中いつどこでおこるかわからないということだね。 大きなじしんがおきたら、 町にどんなひがいがあるんだろう。
石川県職員

地震が町にあたえるえいきょう

地震 じしん でゆれがおきると、 部屋 へや の中にあるたなの もの がたおれたり、  ちたりすることがあるね。もしゆれが おお きいと、 たと えば つぎ のように、もっといろいろな 被害 ひがい がおきるよ。
いえ やたてものがたおれる。
火事 かじ  きる。
道路 どうろ がひびわれて、車がとおれなくなる。
水道管 すいどうかん がこわれて、水が 使 つか えなくなる。
 電線 でんせん がきれて、 電気 でんき 使 つか えなくなる。
・海の近くの 地域 ちいき 津波 つなみ  きる。
土砂崩 どしゃくず れが  きる。


とくに、おく能登のとでは、道路どうろ水道すいどうなど、生活せいかつ必要ひつようなライフラインがこわれてしまったので、そのあと救助きゅうじょ支援しえんがむずかしくなったんだ。そのため、避難ひなん生活せいかつながくつづいたんだよ。

石川県職員
家がこわれたり、電気や水がつかえなくなったら、これまでのように生活できなくなるね。そうしたら、たてものがしっかりしているひなんじょに行って、みんなといっしょに生活することになるかもしれない。
能登のひなんじょでは、小学生の子どもたちが大人といっしょにお手つだいして活躍していたんだ。能登ではどんなことがこまっていたのか、子どもたちはどんなお手つだいをしていたのかのか調べてみよう。そして、家の近くにあるひなんじょのばしょと、そこにあんぜんに行くための道を調べておこうね。
石川県職員

復興(ふっこう)について調しらべよう

地震 じしん 被害 ひがい にあったとき、まずはこれまでの生活ができるように1でもはやく もど したいね。 電気 でんき 水道 すいどう 使 つか えるようになって、インターネットにもつながるようになってほしい。お店にったら、これまでどおり、  もの やいろんな もの  られているといいよね。そして、こわれたも、  めるように 修理 しゅうり したいね。

がもとどおりになれば、 大人の人はお 仕事 しごと ができるし、みんなはこれまでどおり、学校かよ ってだちと 勉強 べんきょう したり、 あそ んだりできるね。 地震 じしん のすぐ は、はなれた 場所 ばしょ  んだり、 べつ 学校かよ っていただちも、 かえ ってきてくれるかもしれないね。そんなふうに、こわれたをもとどおりにするのが、 復興 ふっこう だよ。 


能登半島地震 のとはんとうじしん では、 全国の多くの人に募金ぼきんやボランティアなど支援しえんをいただきました。 

みんなにもできることをかんがえてみよう。たとえば、震災しんさいにあって復興ふっこうちゅう能登のとって現地げんちのものをったり、べたりすることも、おみせひとやそこではたらひとたすけになることだね。それから、応援おうえんメッセージをいておくることも、現地げんちひとをはげますことになるよ。


石川県は「創造的復興(そうぞうてきふっこう)プラン」をていあんしているよ。元どおりにするだけじゃなくて、もっとべんりでたのしい町づくりをするためのプランなんだ。

能登にいってみよう! 見て、聞いて、かんじたこと

この写真は山の土がくずれて通れなくなった道のかわりに、もともと海の中だったところに道を作ったものだよ。いつか正式な道ができたら通れなくなってしまうかもしれない、今しか見られないばしょだ。

しんせきの人や友だちが石川県にいる場合は石川県いしかわけん能登のと半島はんとうって、大きな地震じしん被害ひがいにあったまちいまどうなっているか、実際じっさい現地げんち様子ようすてみよう。

そして、見たこと・いたこと・おもったことは、自由じゆう研究けんきゅうにまとめていこうね。この経験けいけんとおして、これからの「防災ぼうさい」や「復興ふっこう」について いっしょに考えていけるといいね。

石川県職員
のと里山空港をつかえば東京から1時間で能登に行くことができるよ。
このホームページには1泊2日のモデルコースなども書いてあるから、さんこうにしてみてね。
石川県職員

まとめ方

自由研究や調べ学習のまとめでは、まず実際じっさいたこと、いたこと、調しらべたことをノートやワークシートにいていこう。写真しゃしん資料しりょうがあれば、整理せいりしてっておくといいね。

そのなかで、どんなことをかんじたかな。たとえば、こんなことはあったかな?
まちひとはなしいてビックリおどろいたことがあった」「調べてみることでおうちでも防災ぼうさいのじゅんびするようになった」
そして、今回こんかいの学習から、かんがえられることをまとめてみよう。
「これから自分じぶんができること」や、「ともだちにつたえたいこと」はなにかな?

これまでにこった地震じしんからなに大切たいせつかをまなんで、自分じぶんまも方法ほうほうや、地震じしんのあとどんなおつだいができるかなどについて、かんがえられるといいね。そして、これからの「防災ぼうさい」や「復興ふっこう」について、かんがえをまとめてみよう。


石川県職員
みんなが調べてくれたことやまとめてくれたものを、おうちの人や学校の先生からメールや手紙で石川県庁に送ってください。
メール:Noto@pref.ishikawa.Lg.jp(全て小文字にしてください。迷惑メール対策です。)
あて先:〒920-8580 石川県庁8階 空港企画課 能登空港担当係
石川県職員
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