石川県立歴史博物館 令和7年度春季特別展「歴史をつなぐ―石川を語るれきはくコレクション―」
令和6年能登半島地震、そして奥能登豪雨は文化財にも甚大な被害をもたらしました。大災害によって図らずも浮かび上がったのは、積極的に保存しなければ文化財は失われるということでした。
一方で、全国の博物館では収蔵スペースの不足が指摘されており、なかには資料の廃棄問題に発展するケースもみられます。博物館は、今まさにその活動存続の岐路に立っているといえるでしょう。こうした状況から、博物館は資料をどのように未来に継承し、使命を果たしていくのかを発信する必要があると考えます。
本展では、近年、新たに確認された資料を核に、関連する館蔵資料を結び付け、それらを多彩なテーマで紹介します。
博物館が保存する資料は、一つひとつが歴史を雄弁に語るモノであり、それらをつなぎ合わせることで石川の歴史をより深く知り、豊かな地域像を描くことができます。
文化財を未来に継承することは、「歴史をつなぐ」ことにほかなりません。
本展を通じて、石川の歴史を語る資料の魅力、また文化財を保存・継承し、そこから得られた知見を地域に還元するという、歴史博物館の大切な役割を広く発信します。
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