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活動報告

GWに金沢へ(ラ・フォルジュルネ・金沢と鈴木大拙館)

氏名:松田  章 職業:法律専門職 都道府県:
GWに金沢へ(ラ・フォルジュルネ・金沢と鈴木大拙館)
GWに金沢へ(ラ・フォルジュルネ・金沢と鈴木大拙館)

 今年のゴールデンウィークは、私が所属している東京の混声合唱団のメンバーやその家族5人(皆さん首都圏の出身)を案内して金沢を訪れました。

 今回の金沢訪問の目的は二つありました。

 一つは、今や全国的にも有名になりつつある金沢における春の一大音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ金沢2012」を鑑賞すること、もうひとつは、昨年10月に開館した「鈴木大拙館」を訪れることでした。

 

  「ラ・フォル・ジュルネ・ジャポン」は、東京有楽町の東京国際フォーラムを会場に2005年から始まり、東京では今年が8回目ですが、2008年から始まった金沢では今年が5回目です。

 東京、金沢の両都市ともに、近接するいくつかの会場で、クラシック界の一流アーテイスト(指揮者・ソリスト・楽団等)によるレベルの高い演奏を手ごろな価格で連続鑑賞(複数会場での演奏鑑賞のはしご)ができます。東京ではチケットが入手困難であるのに対し、金沢ではチケット入手が比較的容易なのです。

 近年、ゴールデンウィークには、全国から多くのクラシックファンが金沢を訪れているようです。

 今年のテーマは、東京・金沢共通で、「ル・サクル・リュス」。つまりチャイコフスキー・ストラヴィンスキー・プロコフィエフ・ボロデインなどのロシア作曲家の音楽でした。

 私たちは、ホテル日航金沢でのデュオグレイス(宮谷理香さんと高橋多佳子さん)によるピアノ連弾の無料コンサートを皮切りに、県立音楽堂で、オーケストラ・アンサンブル・金沢(OEK)を2コマ鑑賞した後、地元石川県のアマチュア合唱団数団体によるロシア民謡の合唱メドレーなど、盛りだくさんのプログラムをはしごして鑑賞し、大いにロシア音楽を堪能しました。
 OEKの演奏曲目は、大友直人さん指揮の「中央アジアの草原にて」と「火の鳥」、そして、井上道義さん指揮、小曽根真さんのピアノで「ストラヴィンスキーのピアノ協奏曲」でした。
 

 東京から一緒に来た友人たちは、初めてOEKの演奏を聴き、メンバーの国際性、演奏レベルの高さと重厚かつ繊細な音色に感動していました。

 

 もう一つの訪問目的であった「鈴木大拙館」。実は、世界的な仏教哲学者である鈴木大拙氏は、私の母校(金沢市立新竪町小学校)の大先輩であり、私は、小学生のときから、先輩としての大拙氏の名をよく知っていました。

 「禅とは何か」「無心ということ」などの代表的な著書のタイトルも知ってはいましたが、正直なところ、著書の内容も、氏がどのような人生を送られたのかも知りませんでした。

 今回、私は、「鈴木大拙館」の展示説明によって、大拙氏が著名な哲学者である西田幾太郎氏と同窓であったこと、大拙氏がその創造的人生の大部分をアメリカ合衆国で暮らしていたこと、大拙  氏の夫人はアメリカ人であったこと、大拙氏が東洋と西洋の異同について仏教の教えを基本に哲学的に考察していたことなどを知りました。

 そして、方形の池とその奥の山を眺めながら思索するように設計された「鈴木大拙館」の一室において、私たちも、しばし瞑想のひとときを過ごしました。

 このように、今回の金沢の旅は、一同収穫の多い旅でしたが、友人たちは、「今回行けなかった能登半島や白山山麓など、石川県の他の観光地にも、またの機会を作って是非来たい。」と口々に言ってくれ、私にとっても嬉しい旅となりました。