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能登半島を彩る深紅の花〜のとキリシマツツジ古木群〜
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「能登半島に広がったのとキリシマツツジを愛でる文化」

能登半島は毎年春は、燃えるような深紅の彩りが家々の庭を染めていく。のとキリシマツツジである。能登の気候に馴染み、能登人のやさしさに育まれ、その花はいつしか能登を象徴する花となっていた。寺社や旧家の奥庭を訪ねれば、見事なのとキリシマツツジの古木と出会う。能登人の謙虚な気質が他人に自慢するように振る舞うことを好まず、奥庭でそっとのとキリシマツツジを丹念に育てた。それが今に至って樹齢100年以上にも及ぶ立派な古木となっている。のとキリシマツツジの花の見ごろは短いが、見事な花を咲かせるため、代々大切に手入れされてきた。のとキリシマツツジを継ぎ守る家々には、独自の風情が宿り、藩主上覧をはじめとした歴史や逸話にあふれている。いま能登半島では毎年「のとキリシマツツジ・オープンガーデン」が開催され、旧家の奥庭に咲く選りすぐりの銘木が鑑賞できる。

「のとキリシマツツジのルーツ」

のとキリシマツツジは江戸キリシマツツジ品種群に属する。そのもととなった「本霧島」は、1656年に宮崎県と鹿児島県の県境付近に広がる霧島山から江戸に渡った。他のツツジにはない深紅の花は江戸の人々を魅了して高く評価され、ブームとなった。しかし移り変わる流行の波に飲まれ、現在、江戸キリシマツツジ品種群は、品種、古木ともに非常に少なくなっている。そうした中にあって、能登半島におけるのとキリシマツツジの存在感は際立つ。樹齢100年を超える古木が500株以上も存在する稀有な土地、それが能登である。


【大谷ののとキリシマツツジ(池上家)】

能登を代表する優れた樹形を持つ名木。樹齢300 年を超えると推定される。


【五十里ののとキリシマツツジ(酒井家)】

のとキリシマツツジが連なる景観が素晴らしい。紫色のものでは日本最大とされる古木。


【赤崎ののとキリシマツツジ】

加賀藩第13代藩主前田斉泰が能登を巡視した際、株分けを所望した名木の子孫。


【地福院ののとキリシマツツジ】

中居湾を見下ろす絶景とともに、樹齢300年と推定される古木など複数の、のとキリシマツツジがある。


【円光寺ののとキリシマツツジ】

樹齢200年と推定され、根本から6本の幹に分かれる。県下でも有数の大きさを誇る。

「のとキリシマツツジ・オープンガーデン」

毎年、4月下旬から5月中旬ごろまで開催され、個人のお庭などで特別公開される。案内看板やのぼり旗が目印として設置される。
所有者のご厚意により公開されているので、迷惑にならないようマナーに気をつけて鑑賞しましょう。鑑賞できるかどうかについては下記にお問い合わせください。
●お問い合わせ先/ 奥能登ウェルカムプロジェクト推進協議会事務局(石川県奥能登総合事務所 企画振興課内) 
0768-26-2303

「のとキリシマツツジ・フェスティバル」

毎年5/3から5/5に、のと里山空港芝生広場で開催されるイベント。愛好家自慢の盆栽の展示や苗木の即売会、まいもん市、フリーマーケットなどが催される。
●お問い合わせ先/のと里山空港賑わい創出実行委員会 0768-26-2303