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私の旅コラム


【著者プロフィル】
元新聞記者。夫と娘の3人家族で、趣味はおいしいものを食べることと、バレエ、それにネイルサロンに通うこと。生まれは石川ではないのですが、よそから来た人の方が興味津々ってことありますよね。そんな私がイチオシする石川の情報をどうぞお楽しみに。

冬のコラムは全7回。今回は、第2回「都市の近くにスキー場」です。

冬のコラム 第2回「都市の近くにスキー場」


医王山スキー場




関連リンク





白山瀬女高原スキー場

滑った後の温泉も楽しみ


 「雪は天から送られた手紙である」。石川県加賀市出身の世界的な雪の研究者、中谷宇吉郎は、このような言葉を残しました。

 私が小学生の時、雪国石川に転勤してきて誰よりも生き生きしたのは父でした。若い頃から大のスキー好きで、大阪からわざわざ県外までスキーに出かけていたほどですから、石川の冬はまさにスキー三昧。毎週日曜日になると、私たち一家は、今日はここ、来週はあそこと日帰りで県内のスキー場巡りを楽しみました。

スキー選手権の様子


 学校でも体育の時間にはスキーをしました。校庭の隅にちょっと小高くなった場所があり、そこからスルスルと滑り降りるのです。曲がったり、止まったりするほどの距離もなく、ただ滑るだけですが、自然を生かした雪国ならではの授業です。

 しかし、当時、本格的なスキーのセットを持っている生徒はクラスに1、2人しかいませんでした。ほとんどの子は、板に長靴をバネで引っかける「長靴スキー」で、商店街の荒物屋などで売っているものです。一度試しに履かせてもらいましたが、足が板に固定されず、なかなかうまく履きこなせません。30年以上も前の石川の人々にとって、雪はまだ闘う相手であり、レジャーとして楽しんだのはほんの一握りだったのでしょう。

スキー


 今はずいぶん変わりました。スキー、そしてスノーボードは冬のスポーツとして若者に定着し、県内にも設備の整ったスキー場がたくさんあります。アルペン三冠王トニー・ザイラーが設計した「白山瀬女高原スキー場」は標高1100メートルと白山ろく随一で、ファミリーコース以外のいずれも1000メートル以上のロングコースを誇ります。中でもパノラマコースは山頂から3400メートルの滑降で、視界に広がる大パノラマを満喫できます。また安定した雪質と豊富な積雪量で人気の「白山一里野温泉スキー場」は、上級者からビギナーまで楽しめる9つのコースが広がり、キッズゲレンデも好評です。


スノーボード


 白山麓には白山瀬女高原、白山一里野温泉のほか「白山白峰温泉スキー場」、「河内千丈温泉金沢セイモアスキー場」、スノボのメッカとして有名な「スカイ獅子吼」があります。白山麓には帰り道にちょっと立ち寄れる温泉施設があるのも楽しみの一つです。

 このほか金沢市に「医王山スキー場」、小松市に「大倉岳高原スキー場」、そして七尾市には「七尾コロサスキー場」と都市近郊にそれぞれスキー場があり、リーズナブルなリフト料金で、コンパクトな規模ながら家族連れから高い支持を受けています。

 ツールやウエアも年々進化し、より扱いやすくファッショナブルになってきています。私も3年前にカービングスキーに変え、2年前にウエアを新調したばかりなのに、あいにく昨年は暖冬で、一度もスキーに行けませんでした。今年こそはと、「天からの手紙」を楽しみに待っているのです。

冬のコラム 第3回「いで湯につかったら「加能ガニ」」へ


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