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私の旅コラム


【著者プロフィル】
元新聞記者。夫と娘の3人家族で、趣味はおいしいものを食べることと、バレエ、それにネイルサロンに通うこと。生まれは石川ではないのですが、よそから来た人の方が興味津々ってことありますよね。そんな私がイチオシする石川の情報をどうぞお楽しみに。

夏のコラムは全7回。今回は、第4回「映画ロケ相次ぐ能登・金沢」です。

夏のコラム 第4回「映画ロケ相次ぐ能登・金沢」


寺家キリコ祭り




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スクリーンで際だつ能登の風光や茶屋街の風情


 平成20年5月、金沢の映画館で石川県民にとって待ちに待った映画の上映が始まりました。『能登の花ヨメ』は、前年3月に起こった「能登半島地震」の復興支援のために製作された映画です。東京の女性が、能登の人や暮らしにふれ、心を通わせていく……。主演には金沢出身の田中美里さん、そして700人を超える地元エキストラに炊き出しや資金援助など、県民参加、県民手作りの映画となりました。


輪島の朝市


 映画では情緒あふれる石川の風景そのものが、物語に大きな役割を果たしています。穴水をメーンロケ地に、珠洲のキリコ祭り、そして輪島では朝市のほか、地震によって被災した人たちを仮設住宅に訪ねるといったシーンも見逃せません。見慣れた場所でも、大きなスクリーンに映し出されると、また新たな感動を覚えます。能登の人って、自然って本当に素晴らしい、心からそう思える作品となりました。


あばれ祭り


 このところ、石川は映画やドラマの舞台として注目されることが増えています。特にメジャーな映画の舞台になることは、絶大なPR効果があることは明らかです。平成18年(2006)夏に公開された『釣りバカ日誌17 あとは能登なれハマとなれ』では、金沢をはじめ、能登半島輪島、珠洲、七尾湾などの風光明媚な観光地や勇壮な祭りシーンなどが盛り込まれ、石川の魅力を全国に発信してくれました。


主計町


 昨年公開された大ヒットコメディー映画といえば、『舞妓Haaaan!!! 』ですよね。映画での舞台設定は京都の花街となっていますが、実は金沢の茶屋街の一つ、主計町も主要なロケ地の一つだったのですよ。城下町金沢が「小京都」と呼ばれることに違和感はありますが、スクリーンに映し出されるしっとりした町並みは、京都より京都らしく見えるのかもしれません。とりわけこの映画が遺作となった植木等が登場するシーンでは、桜に彩られた美しい映像が印象的でした。


ひがし茶屋街


 また映画ではありませんが、東海テレビ系で昼時間帯に放映されているドラマ『花衣夢衣』でも、金沢がしばしば登場します。特にひがし茶屋街近辺は主人公が若き日を過ごした場所として、茶屋の町並みや梅の橋など、重要なモチーフとなる加賀友禅とともに金沢の「和」のイメージがうまく表現されています。


兼六園


 ロケ地としての石川は、いまや日本国内だけでなく、海外からも注目を集めています。韓国ドラマ『夜が来るたび(仮称)』のロケが、金沢市内の兼六園や長町武家屋敷跡、新緑が美しい寺町の辻家庭園などで行われました。私もたまたま武家屋敷近くを通りかかりましたが、ペ・ヨンジュンらに続く次世代のトップスターとして日本でも人気の高いイ・ドンゴン主演とあって、たくさんの人垣ができていました。


長町武家屋敷跡


 ふだん見過ごしがちな日常の風景が、映画によって照らし出され、物語の世界に変わっていきます。映像を通じて石川のすばらしさを知ってもらえることは、本当にうれしく、鼻が高い思いがします。

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