【著者プロフィル】元新聞記者。夫と娘の3人家族で、趣味はおいしいものを食べることと、バレエ、それにネイルサロンに通うこと。生まれは石川ではないのですが、よそから来た人の方が興味津々ってことありますよね。そんな私がイチオシする石川の情報をどうぞお楽しみに。 春のコラムは全7回。今回は、第6回「陶器、漆器など伝統工芸品の制作体験」です。 |
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【著者プロフィル】元新聞記者。夫と娘の3人家族で、趣味はおいしいものを食べることと、バレエ、それにネイルサロンに通うこと。生まれは石川ではないのですが、よそから来た人の方が興味津々ってことありますよね。そんな私がイチオシする石川の情報をどうぞお楽しみに。 春のコラムは全7回。今回は、第6回「陶器、漆器など伝統工芸品の制作体験」です。 |
![]() 手作り和菓子体験 関連リンク能登上布会館 太鼓の里資料館 |
職人技にチャレンジして思い出作り何の変哲もないただの土の塊が、くるくると回りながら生き物のように立ち上がり、かざした手の動きによって魔法のように茶碗や湯飲みの形に変化していく……。陶芸の「ろくろ回し」は、だれもが一度はしてみたい体験ではないでしょうか。 ![]() ゆのくにの森 工芸王国石川には、そんな「やってみたい」気持ちをかなえてくれる文化施設がいくつもあります。小松市にある「ゆのくにの森」では13万坪の広大な敷地に茅葺きの古民家が点在し、中では50種類を超えるさまざまな文化体験ができます。そのうちの一つ、「九谷焼の館」では実際にろくろ回しによる陶芸も体験することができ、家族連れにも大好評。作った作品は2週間ほどで家まで送ってくれるので、また旅の思い出がよみがえるのも楽しみですよね。 ![]() 能美市九谷焼陶芸館 九谷焼と関わりが深い地域では絵付け体験ができる施設は多く、能美市にある九谷焼陶芸館でも気軽に絵付け体験ができますし、ここには登り窯があり自由に見学できます。加賀市山代温泉の九谷焼窯跡展示館は吉田屋窯以来の九谷焼窯跡を保存、展示する施設で、絵付けもできます。また金沢市中心部の九谷焼創作陶芸の老舗である長寿堂でも絵付けを楽しむことが出来ます。 ![]() 九谷焼窯跡展示館で保存されている窯跡 石川を代表する伝統工芸といえば、金箔も忘れることはできません。国内生産の99パーセントを占める金沢の金箔は、金閣寺や迎賓館、中尊寺など日本を代表する建造物にも用いられています。 金沢市にある「箔巧館」は、製箔業者のショールームなどを兼ね備えたこの建物で、金箔の製造工程を見学できるほか体験教室もあります。小箱や手鏡に自分で考えたデザインで金箔を貼って、自分だけのオリジナル作品に仕上げたり、金箔を竹枠で正方形に切って、竹箸に挟んで和紙に移す「箔移し」の作業など、本格的な職人の技を体験することもできます。金沢市の東山にある「金銀箔工芸さくだ」でも金箔の製造工程を見学したり、金箔貼り体験ができます。ひがし茶屋街の風情の中で伝統工芸に触れるのも格別の味わいです。わずか1万分の1ミリの薄さしかない金箔は、ほんのわずかな空気の揺らぎにも舞い上がります。息を殺しての作業に、石川の工芸技術の高さを実感することでしょう。 ![]() 箔巧館 また茶の湯の盛んなこの地では、それから派生した菓子文化もまた誇るべきもののひとつです。金沢市の「石川県観光物産館」では毎週土・日曜日と祝日に「手作り和菓子体験」が開かれています。職人さんに習って作った上生和菓子は持ち帰ることができ、旅の記念に、またちょっとしたお土産にも嬉しいものです。兼六園にも隣接しているこの物産館では、菓子作り以外にも毎日「金彩砂彫りガラス体験」も開催されているので、ちょっと立ち寄ってみてはいかがですか。 このほか鹿島郡中能登町にある能登上布会館では機織り体験が、白山市にある太鼓の里資料館では太鼓打ちやミニ太鼓作りが体験できます。いろいろありますね。それと忘れてはならない輪島塗については、輪島市の「漆アミューズメント塗太郎(ぬりたろう)」で漆器の技法である蒔絵や沈金が体験できます。 ![]() かすり模様が素朴な能登上布 その地に息づいてきた文化を体験することは、旅の印象をより深く鮮明にしてくれます。自分ではできたと思っても、プロの仕事とを比べてみれば、その違いは一目瞭然だったりしますよね。でも例え失敗してもそれもまたいい思い出。伝統というものの歴史の重さや文化の奥深さを実感するには、体験に勝る機会はないでしょうから。 文化体験には費用がかかりますし、予約が必要な場合もあります。予め確認してくださいね。 |
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